6月10日(土)J2 第21節 札幌 vs 徳島(14:00KICK OFF/札幌ド)
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札幌はなかなか調子を取り戻せない。およそ2ヶ月も勝利がなく、第1クールで快勝し3連勝のきっかけをもらった草津と対戦した前節もドロー。前々節の山形戦後にドレッシングルームで監督とイレブンが話し合い、「いいサッカーができている、という自信を持ち直した」(関)はずだった。ここで草津に快勝できれば調子を取り戻せるのでは、との期待もかかる場面だったが結局は「落ち着いたプレーができなかった」(柳下監督)という内容で勝ち点1を得るにとどまった。
対する徳島もなかなか成績を安定させられない。ポゼッションで優位に立ちながらも決めきれずに敗れたり、かと思うと突如として上位チームに快勝してみたり、あるいは大敗してみたり。札幌と同様に、何かをきっかけにゲームパフォーマンスを安定させたいところだ。
この背景には、プレースタイルの部分が関わっている。札幌は狙いを持ったパスを蹴って自分たちのアクションから相手の守備を崩そうというサッカーを目指しているし、今季の徳島もポゼッションを意識してのゲームが増えている。ただ、J1チームほど個々の技術レベルが安定していないため、パスをつなぐ場面でイージーなミスが生まれてしまい、そこでボールを奪われて守備のバランスを崩すケースが目立つというのが双方の現状だ。いいリズムで攻めていても、ひとつのミスから一気に流れを悪くしてしまい、そして結果も安定してくれない。そうした運びで低い順位にとどまっている。「目指しているサッカーはできてきているのだが」というコメントも柳下監督と田中監督に共通している。
もちろん、後方からパスをつながず、ローリスクなパスを早めにスペースへと蹴っていれば危険なエリアでのミスは激減し、札幌にしても徳島にしても現状よりももっと勝ち点を拾えているはず。だが、そうはしないところに価値観を持っているのが両監督だ。徳島は昨季の序盤こそリトリートした守備とロングキックで戦っていたが、シーズン中頃からはしっかりとパスをつなぐサッカーに取り組み、それを今季につなげている。札幌にいたっては一昨年から取り組んでいること。
自分たちの目指しているスタイルと、置かれている現実に対してどういった折り合いをつけてゆくのか。両チームのマネジメントには注目が集まるところだ。
サポーターも心苦しい時期なはず。チームには理想を追い求めて欲しいと思う反面、勝利も欲しい。また、人によっては勝利こそがすべてという見方もあるだろう。だが、そうした苦しみや心の揺れを経験してこそチームもサポーターも強くなってゆくのだと思う。色々な喜怒哀楽を生み出してくれるからこそサッカーは面白い。
以上
2006.06.09 Reported by 斉藤 宏則
J’s GOALニュース
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