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【日本代表 vs クロアチア代表】前日練習後のジーコ監督(日本代表)コメント(06.06.18)

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■日本代表 2006 FIFAワールドカップTM グループF

2006年6月18日15:00(日本時間 同日22:00)/ドイツ・ニュルンベルク
日本代表 vs クロアチア代表
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●ジーコ監督(日本代表):

・記者会見にて

「第1戦のああいう結果は誰も想像していなかったので、選手たちのショックも大きかったと思う。内容としては80分間いいサッカーを出来たし、自分たちの戦い方ができたが、8分間で3失点をしてしまった。ワールドカップ初戦ということで気合も入っていただけに厳しいものがあった。ほとんど今まで経験したことがない負け方だった。その中で学んだこともたくさんあった。

クロアチアは強いチームだが、選手たちは実際、気持ち的に吹っ切れている。残されたのは3つの結果のうち2つしかない。勝つか引き分けるということだ。そうでなければグループリーグ敗退という結果になってしまう。選手たちとも確認しあったが、ここまできたら相手が誰であれ自分たちのサッカーをするしかないということで、意気込みはかなり感じられるし、4年間苦労してきたのだからそれを自分たちの気持ちがついていかなかったことで悲惨な結果になってW杯を終わるのかどうか。

この前のアンゴラのように人数が少なくなりながらも最後の最後まであきらめず、引き分けて3戦目に望みをつなぐということも実際に出来る。まず、自分たちがしっかりと勝つサッカーをやる。確かに強い相手だが、自分たちのサッカーをやっていきたい」

Q:今日の戦術トレーニングで三都主がボランチの位置まで上がっていたようだが、どのような指示を与えたのか?
「ボールがサイドにあった場合、逆サイドは1人フリーにしてもいい。ボールサイドに関してはしっかりマークについておくということから、逆サイドにボールがあるときに三都主はしっかり絞ってこなければいけない。絞った位置で人につくというとあの位置になるということ。別に今までと変わらないのだが、そういう位置で確認した」

Q:得点を狙いながら失点を防ぐための具体的プランがあれば?
「基本的な戦術は変わらない。たまたま負けたとはいえ、オーストラリア戦でも自分たちが全く違ったサッカーをして負けたか。そういう意味では負けたと思ってない。ただし、チャンスを作ったときにはしっかり決める、ボールを失ったときには全員で守るということをしっかりやって、無駄な失点をせずに得点を取れると思っている。クロアチア戦でもそれを繰り返すということだ」

Q:オーストラリア戦の後、トレーニング中に大きな声で指示をしていたが、選手たちに自分の伝えたいことを伝える時間は十分あったか。選手に伝えたいことを全部伝えられたのか? それと中村は大丈夫なのか?
「まず、それほどサッカーのやり方や戦術を変えようとおもってもすぐ変えられるものではないし、自分たちのサッカーを間違っているとも思わないので、どちらかというとこの6日間は精神的な部分に時間を費やした。声が多少大きくなったのはそのへん。強い気持ちでやれば。みんなの気持ちが萎えていれば全く勝負にはならないので、そう感じられたのかもしれない。基本的にやっていることはかわらないが、それができなかったときに相手がそのミスに乗じて得点をしてしまうということが起きる。その部分を確認し直した。時間が足りなくもなかったし、いまさら新しいことをやろうとは思わない。やるべきことは全部やってきた。

中村はオーストラリア戦の間にももかんが2回入って、相手から足を踏まれたこともあり、その痛みから1〜2日休養を取って治療した。その後、今度は発熱があった。昨日、おとといあたり発熱したが、今日は下がっているので心配ない。

加地は4年間やってきてケガの少ない選手だったが、親善試合でドイツの悪質な後ろからのタックルでああいった大ケガをした。自分から見てももうダメだろうと思うほどの症状だったが、驚異的な回復を見せた。1日4回のケガを克服するための治療とリハビリを、びっくりするほどの情熱を持って行った。そして復帰した。あの情熱が、気持ちが大切。最高の舞台でプレーするのだという強いものがあればどんなものでも跳ね返せる。中村の場合もそのような気持ちをくれていると思う。ここでダメだと思ったらダメ」

Q:第1戦のあのような敗戦から選手のモチベーションを上げるためにどうしたか?
「自分も40年近くサッカーで生きてきた中で、このようなことも何度かあった。ポイントとなるのは第1戦に関しては80分間は自分たちのサッカーが出来ていた。その後、起こってはいけないことがいくつか重なってあのような結果になった。実際に同じミスは2度と繰り返さないようにといった。それだけの時間帯、自分たちにサッカーが出来たということは自分たちのチームの力があるということなので、自信を持つことだ。次の試合を含めて勝ち点6が自分たちの手の中にあるということ選手たちに伝える。自分たちの戦い方によって勝ち点を6まで取れる状況だということを精神的に自分たちから説明する。自分たちのやり方は間違ってないし、やるべきことを確実にやれば怖い相手でも対等以上に戦えるという経験、自信もある。そのあたりを選手たちに伝えた」

Q:クロアチアもできるだけ点を取って勝たなければいけないという日本と同じような状況にいる。その状況でクロアチアの怖いところ、日本のチームの置かれている状況での問題は?
「クロアチアは技術もあるし、特に自分が思うにはサイドからの攻撃、プラス中の2人の大きい選手はうまさもある。両サイドの攻撃がいいということ。この前のブラジル戦よりも日本戦では上がって攻撃を仕掛けてくると思う。いずれにせよ、両サイドともいいものを持っているので、あるサイドから攻撃を仕掛けたときに逆サイドで2人くらいフリーの選手を作るという状況を作ってくると思う。そのへんをしっかり抑えるということ。(日本代表で)60数試合戦ってきたが、得点のチャンスが作れなかった試合はほとんどない。自分たちがしっかりとした技術を持っていて気持ちも入っていれば、パスをつないだり個人技などでも決定的なチャンスを作ってきた。しかし、負けるパターンというのはそこでフィニッシュに結びつかない。明らかな決定機を作っているのにフィニッシュが悪い。それが解消されれば全く怖いものはない。1試合でどのチームに対しても決定機を作ってきた。それをいくつか決めれば試合はだいぶ楽になる。その辺のポイント。勝たなくても引き分けでもブラジルと一騎打ちというチャンスは残っているのだ。そういった状況をお伝えしたい」

Q:ドイツ戦でも2点先制しながら最後に2点を取られた。オーストラリア戦も同様なことがおきて勝ちきれなかった。これはどのような問題からか? 体力的なものかメンタルか?
「まずフィジカル的なコンディションなどといったことが原因であのような状況が起こったとは自分は全く考えていない。ドイツ戦でも2点を取って、2点を取り返されて同点に追いつかれたあとでも決定的な、GKと1対1になるようなチャンスが2度ほどあった。それを決められるか決められないかという技術的な問題。それも含めて決定的なチャンスを作り出すというのは、走れない、ガス切れというフィジカル的な問題があれば、あそこでそういったチャンスを作り出すことはできないと思う。そういうことを考えればフィジカル的な問題ではない。

オーストラリア戦は80分間自分たちがリードしていて、彼らが高いクロスをどんどん放り込んでくる中で、多少身長差はあるにせよ防いできた。いろいろな他の要因、こぼれに対する反応などによって入れられてしまう。そういった部分はサッカーでは仕方ないものもあるが、息切れが原因ではない。オーストラリアもそのあと駒野が右サイドから持ち込んできたプレーでPKを取ってもらえなかった。その後、福西が持っていったボールもあれが決まっていれば違った。しかし、あそこまでボランチが上がっていき、あの時間帯にチャンスを作り出してシュートまで行くというのは、スタミナ切れでは絶対ない。いろいろな要因が挙げられるとは思うが、コンディションによってあのような形になっているとは自分は絶対思わない。ではなぜオーストラリア戦であのようになったかというと、やはり決定力というか、シュートを打つときの落ち着き、運もあると思う。あの場面で入るかは入らないかというのは。それがサッカーというスポーツだと思う」

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・囲み取材にて

「実際に敗戦はあのような形で起こってしまったことだが、実際、前持ってこの状況だったらこうやってくる、こうやってくるということは全部わかっていた。それでも、それから点を取られてしまった。自分たちはシミュレーションもやってわかっていたが、それでもそこから点を取られてしまった。前に当てて落としたところを拾って攻めてくるというのをわかっていたにもかかわらず、それで点を取られてしまったことが自分としてはとても残念でショックだ。負けるのは勝負事なので仕方がないが。大きな誤算だ。あそこであれだけやってきたのに、いきなり新しい人間が入ってどれだけ耐えられるか、何が起こるかということを全部前もGKも含めてやっていたが、ああいう形になってしまうのは厳しい。自分のオプションもいくつもあったが、あれだけよかった坪井が代わらなければいけなかったのは誤算だった。あれだけ相手の技術を消していたし。

敗れはしたが、自分が『あ〜』とかいってても仕方ないし。選手を引っ張っていかなければならない。楽しくても楽しくなくても明日は来る。勝ってるときは誰でも元気、負けてるときにいかに切り替えるか。そのときに人間の大きさがわかる。アンゴラの例を使ったが、あの時は誰も信じてなかった・・・。

加地が直ったこと? 絶対大丈夫と思えば間に合う、気持ちの問題。やらなければいけないという気持ちは誰でもあるが、それを実際直してしまった、その気持ちだ」

以上
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