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【ジェフユナイテッド市原・千葉 アマル・オシム監督の就任会見コメント】(06.07.17)

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本日、フクダ電子アリーナでジェフユナイテッド市原・千葉 アマル・オシム監督の就任会見が行われました。
席上のコメントは以下のとおりです。

●淀川隆博 代表取締役社長
「ご承知のとおりイビチャ・オシム氏が日本代表監督という大役を受け、ご本人もやりたいという意向です。
これを受けまして、私どもジェフユナイテッド市原・千葉はその後、アマル・オシム氏と監督就任に向けて細部にわたる確認を進めてまいりました。その結果、合意にいたりまして、来たる7月19日のJ1リーグ戦から公式試合をアマル体制の下で進めることになりました。今まで以上の熱いご支援・ご声援をいただけますようよろしくお願いいたします」

●祖母井秀隆 チーム統括本部長
「今日は到着が少し遅れてしまいました。アマルも、日本人的に早くこちらのほうに向かったのですが渋滞で…。
アマル監督ですけど3年前に千葉のアシスタントコーチということでやってきました。
今回、監督に就任して7月19日のG大阪戦から戦うわけですが、千葉は若いチームでもありますし、若いエネルギーで突っ走っていってほしいと思います。アマル監督も若い(7月18日で39歳)ですから、いろいろと悩むこともあるかもしれませんが、全員でサポートして頑張ってやりたいと思います。よろしくお願いします」

●アマル・オシム監督
「まずは皆さんにご挨拶します。それから、2つ目は皆さんにお詫びをしたいと思います。日本は常に交通渋滞という問題を抱えていますが、今日はそれにはまりました。私は日本語が読めません。たぶん高速道路の案内板には渋滞の様子が書かれていたんだと思いますが、それの意味がわかりませんでした。

父は大変すばらしい仕事をしたと思っています。そして、メディアに対してもすごく正しい接し方をしてきたと思います。私も彼と同じような仕事が出来ればいいと思っています」

Q:今回、オシム監督が代表監督になるに当たって、アマル監督に相談などはあったのか? また、オシム監督からアマル監督に何かアドバイスはあったのか?
「特別なアドバイスはありませんでした。ただ私たちは親子で一緒に暮らしているので、逆に言うと日々そういう会話をしています。それは私にとって、とても運のよかったことだと思っています」

Q:選手と年齢が近くなるのは有利なことか、不利なことか。
「とにかく結果次第だと思います。たとえば父が率いたときも、もし結果が出ていなければ『あの監督は歳がいき過ぎている』と言われていたかもしれません。逆に結果が出たときは『やはり歳をとって経験がある』と言われていたかもしれません。私も同じでしょう。結果が出れば選手と年が近いからといい部分をあげられるでしょうし、出なかったら若すぎるからとたたかれるでしょう」

Q:先ほど「父はすばらしい仕事をした」と言ったが、監督を引き継ぐプレッシャーを感じるか?
「私でなかったとしても、今このような状態ですばらしい監督がすばらしい仕事をしているチームをシーズン途中で引き継ぐことになれば、その監督はプレッシャーを受けて当然だと思います。特に私は家族ですから、そういう意味でのプレッシャーはあります」

Q:シーズン終わるまでのチーム方針と、お父上と比べてサッカー観の違いはありますか。
「2つ目の質問ですが、オシムが監督になって、コーチとしてアマルを連れてきたわけですよね。そして今、コーチだったアマルが監督をやるわけです。それが一つの違いではないですか」

Q:新しくアマル監督になって、進化させたいところ、積み重ねていきたいところは?
「今の段階では、父は3年間このチームを率いたわけです。3年で積み上げたものを、キャンプが始まって15日や20日で私が何か変えるということはありません。ただ、これから長く指導していくにあたって、何か新しいものを取り入れるということはあるかもしれません。それがいい結果を生み出すのか、悪い結果を生み出すのかはわかりません」

Q:千葉、市原の地元ファンに一言お願いします。
「今回、監督は変わったわけですが、選手たちは変わっていません。今日まで選手たちが頑張ってある程度まで結果を出して、サポーターと一緒に喜んだり戦ったりしてきたわけで、それはこれからも変わることはありません。これからも、サポーターの皆さんには一緒に応援していってほしいと思います」

Q:リーグ戦は5位、ヤマザキナビスコカップもベスト4で準決勝を控えています(9/2、9/20)。今後の目標は?
「リーグ戦もヤマザキナビスコカップも、確かにいいポジションと言えばいいポジションですが、逆に言えば何試合か負ければすぐに落ちていくわけです。だからいいポジションだとも言えるし、いいポジションではないとも言えます。ヤマザキナビスコカップはもちろん9月に準決勝を戦うわけですが、リーグ戦に関しては実際この2、3試合がとても大切です。この2、3試合をものにすればかなり順位を上げていけると思うし、そこで戦っていけると思います。2、3試合を落とせば、すぐに中間順位に落ちてしまいます。だからこそ、この試合が大切だと思っています」

Q:この2、3試合大事だということですが、自信はどの程度ありますか?
「私の自信とチームとは関係ないと思っています。私自身は、それなりの自信を持っています」

Q:これまでコーチとして、そして、これからは監督として、距離感を変えていこうと思っていますか。
「コーチで指導していた時、選手たちがコーチとしての言葉をどれだけ理解していたかということになります。今回私が監督に就任して、監督として選手に何かを伝える時には、監督の言葉ですからしっかり受け止めて実践していかなければいけないと思うでしょう。そういう意味では、私も監督として、言葉を発するほうとして、少し注意深く選手に伝えていかなければならないと思っています」

Q:以前に監督をしていた時には、リーグ優勝やUEFAチャンピオンズリーグに出場していますが、その経験をここで生かすことは難しいと思いますか?
「自国で出せた結果をここで出せればいいことだけれど、実際にこの3、4年、千葉は優勝争いをしていましたよね。Jリーグでも4、5本の指には毎回入っていたと思います。ただ、そこで優勝はできなかった。去年も勝点1あれば、優勝できていたのかもしれない。その1が足りなかった。それがもしかしたら限界なのか、もしくはさらに伸びる要素があるのか。それを今、私が言うことはできません。ただ、そこをこれから見ていこうということです」

Q:(淀川社長に)アマル監督には長期で任せるつもりと考えてよいのですか?
(淀川社長)「はい。結構です。契約内容のことですから、詳細は控えさせていただきます」

Q:(淀川社長に)当初の契約は、来シーズンまでということですね?
(淀川社長)「そうですね」

Q:これまででお父上から声をかけられて、自分の指導に影響や感銘を与えた言葉はありますか。
「具体的に何かの言葉だとか、何かということはありません。私はもちろん彼の息子として長い間一緒にいて、そこで毎日毎日、何らかの言葉をかけられて、もちろん何かを学んでいたと思います。だから、それが私の肥やしになっていることは確かです。何かの具体的な言葉としてはありません。
私が実際にクラブの監督として何かのものを見るときに、私が気づかなかったことを彼が気がついていて、そのことについて何か話をしたり、私が何かを学んだということは大いにあります」

以上

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●アマル・オシム監督のプロフィールなどは↓
アマル・オシム監督 就任のお知らせ [ 千葉 ]
/jsgoal_archive/club/chiba/00035367.html
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