7月22日(土)J2 第29節 徳島 vs 神戸(19:00KICK OFF/鳴門)
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-スターティングメンバーは、試合開始約2時間前に各試合のスコアボード「試合詳細」に掲載されます-
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『海峡ダービー』と聞けば、徳島サポーターならその第1ラウンド(5節)での快勝が今も脳裏に焼き付いていることだろう。立ち上がりから果敢に神戸を攻め立て、前半のうちに電光石火の3ゴール。そして守備でも集中を切らさず神戸を完封し、見事な完勝をホームで飾った。その戦いぶりには、サポーターたちもきっと『これが我らの徳島ヴォルティス』と誇りを感じ、そこから始まるであろうチームの快進撃を頭に思い描いて歓喜したに違いない。
しかし・・・その直後から徳島は厳しいシーズンを過ごすこととなってしまった。17節の『海峡ダービー』第2ラウンドでは逆にアウェイで0-3と借りを返される完敗。そして現在に至っては前節まで4連敗と泥沼にはまり、悔しくも順位は最下位に甘んじている。チームコンディションはお世辞にもいいとは言えない状況だ。
ただ、そのような苦しいチーム状態ながら、今節3度目の「海峡ダービー」を迎える徳島に勝機がないわけではない。2つの大きなポイントをチームが一丸となってクリアしさえすれば、勝利への道も見えてくるであろう。
そのポイントのまずひとつ目は「カウンターに対する守りの準備」。
前節、前々節と2試合続けて4失点を喫した徳島だが、その多くは相手のカウンターアタックによって奪われた。そして、それを招いた要因としては、ディフェンスラインを押し上げ攻め込んでいる時の守備におけるリスクマネジメントが十分でなかったことが挙げられる。特に前節の東京V戦ではそれがハッキリと見て取れた。ボールを失ってからゴールを決められるまで、なす術もなかった徳島の姿がそれを物語っていると言えよう。
となれば、ディフェンス陣はもちろんボランチの3人も含め、前がかりになっている時こそ守備への準備を万全にしなくてはならない。周囲へ十分気を配り、互いにコーチングし合いながら常に組織を整えておくことこそが必要となる。
さらにもうひとつのポイントは、今節に限ったことではないが、やはり「先制点」だ。おそらくそれを奪わない限り望む結果を得るのは難しくなるであろう。
徳島が今季勝利を挙げた5試合には、1試合を除き先制点という共通項がある。しかもそれらの試合では全て相手を完封。先制点によって、90分間充実したパフォーマンスを維持できた成果に他ならない。言い換えれば、体力と集中力の両面において、先制点がもたらしてくれる好影響は徳島にとって計りしれないということになる。
だからこそ、それを奪って神戸の焦りを誘い、その後はスキを突いて追加点を狙う。まさに『海峡ダービー』第1ラウンドの戦い方こそが今節も徳島には求められる。
とは言え、対する神戸も徳島の術中に易々とはまるわけにはいかない。ようやく上位に浮上し、J1昇格順位を射程圏にとらえた今、前節の柏戦に続く連敗は許されないだろう。ここ2試合はやや守備に不安定さを見せているが、今節の『海峡ダービー』ではそれを立て直し、何としても17節の第2ラウンドのような試合展開と結果を得るべく強い気持ちで臨んでくるはずだ。
この「海峡ダービー」第3ラウンド、苦しいチーム状態にある徳島にとって厳しい一戦となるのは言うまでもない。しかし、チームを信じて応援し続けるサポーターのためにも、選手たちには必死の戦いで第1ラウンドの再現を果たし、再びスタジアムに歓喜の渦を巻き起こしてもらいたい。
以上
2006.07.21 Reported by 松下 英樹
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第29節 徳島 vs 神戸 プレビュー】『海峡ダービー』はこれまで1勝1敗。先制点を奪って第1ラウンドの再現を狙いたいホーム徳島。(06.07.22)
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