●ワールドチャレンジマッチ セビリアFC JAPAN TOUR 2006
8/4(金)/19:30/新潟陸/12,544人
アルビレックス新潟 0−6 セビリアFC(スペイン)
得点者:6'ケパ(セビリア)、27'ケパ(セビリア)、43'フレデリク・カヌーテ(セビリア)、79'ブルーノ(セビリア)、86'アルファロ(セビリア)87'マククラ(セビリア)
----------
新潟は欧州の強豪に力の差をみせつけられた。セビリアに0対6で完敗。新戦力の投入、システムのチェックなどリーグ戦を想定していたが、結果は得られなかった。
ストレートな表現だった。「何もできませんでした」。両チーム共同で行われた会見の席。鈴木淳監督は、セビリアのラモス監督、主将のハビ・ナバッロを横に、率直に胸の内を明かした。
完敗だった。前半6分、FWケパに先制点を許すと、前・後半ともに3失点ずつ。セビリアは新潟のバックラインがボールを持つと、しつこくプレッシャーをかけた。焦り気味に入れたロングボールを奪うと、少ないタッチで展開し、一気に攻め込んだ。新潟の攻撃も淡々とさばかれた。鈴木慎吾、松下年宏がサイド攻撃から形を作るが、ゴール前にはナバッロら堅守のDF陣が立ちふさがった。クロスやスルーパスはことごとくクリアされる。「動き出しがいまひとつ。これだというシーンはほとんどなかった」。FW中原貴之はため息をついた。
親善試合とはいえ、気の抜けない一戦だった。現在リーグ戦は3連敗中。しかもすべて無得点。セビリア戦を浮上の足がかりにしたかった。6月に新加入した松下、内田潤がサテライト以外では初スタメン。そして故障で戦線を離脱していた本間勲も4カ月ぶりに復帰した。後半途中からはシステムを4−4−2から3−5−2へ。今季初めて3バックを採用した。後半戦の武器として期待する材料は投じた。それでも1点すらものにできなかった。「質の違いが出た」(鈴木監督)と、実力差を思い知らされる結果になった。
そんな中、収穫の1つが松下だった。右中盤からサイド、中央へ走り込んでチャンスメーク。2本のシュートはゴールを捕らえることはできなかったが、チームが求めている2列目からの飛び出しも見せた。「試合に負けたので、個人的な出来については・・・」と戸惑いながらも、「新潟に来て、いちばん動けた」と手ごたえはつかんだ。
セビリアは貫禄を見せた。前線からのプレッシャー、攻守の切り替えの速さ、少ないタッチでの展開と、新潟に手本を示すような内容。2日に来日し、3日に新潟入り。トータルの移動時間は約20時間。時差もあり、体調は万全ではない。それでも疲労は微塵も感じさせなかった。「我々にとってはリーグ戦前の大切な準備」(ラモス監督)と、プレーの確認をきっちりとこなした。
屈辱を味わう羽目になった新潟。ただ、失ったものは何もない。むしろバネするべき要素を多く手にした。再開初戦、第17節は千葉と対戦。ここで勝点を挙げることが、親善試合が有意義だった証明になる。
以上
2006.08.05 Reported by 斎藤 慎一郎
J’s GOALニュース
一覧へ【プレシーズンマッチ:新潟 vs セビリアFC レポート 】UEFA杯王者・セビリアのハイパフォーマンスの前に、新潟は無念の6失点。(06.08.05)
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













