●A3チャンピオンズカップ2006
8月8日(火)/国立
17:00 大連実徳 vs 蔚山現代
19:30 G大阪 vs 千葉
-G大阪 vs 千葉のスコアボード速報はこちら-
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ここに面白いデータがある。千葉のG大阪とのJリーグ公式戦の対戦成績は、リーグ戦では16勝3分14敗、カップ戦では2勝1分4敗。2003年7月16日のナビスコカップで2-1と勝って以来、千葉は昨シーズンまでの7試合はG大阪に負けなしで、3点以上取られた試合はなかった。言い換えれば、3点以上失点しなければ負けなかったのだ。
ところが、今シーズンのG大阪との初対戦となった、ワールドカップによる中断明けのリーグ戦第13節。千葉はG大阪に1-2(得点者は千葉がFWハース、G大阪がFW中山悟志とFW播戸竜二)で敗れた。前述の対G大阪の勝利の条件は無効となったわけだ。そして、この試合以来、千葉は5日の大連実徳戦までの6試合中5試合で、2点以上失点(リーグ戦第16節名古屋戦は3失点で、残る4試合は2失点)している。リーグ戦第15節京都戦は2-1で勝ったが、3点以上取らないと勝てないといえるような状況だ。
5日の蔚山現代戦は0-6と大敗したG大阪だが、本来は高い攻撃力を持つチーム。そんなG大阪を相手に打ち合いを演じるのは、敗戦の危機を大いにはらむかもしれない。だが、選手を入れ替えつつ戦っていても、中2日の今大会での3試合目となれば疲労の蓄積は相当なものだ。失点しないに越したことはないが、千葉はもともとゴール前を固めて守り『1点』を奪って勝つサッカーのチームではない。疲労による運動量と集中力の欠如で無失点守備が難しくなるのであれば、G大阪に攻め勝つ覚悟で挑んでもらいたい。
そのポイントとなるのが、攻撃時に積極的にペナルティエリアへ仕掛ける動きだ。頭も体も疲れている状態では、スピーディーなダイレクトプレーはきつい。だが、千葉が5日の大連実徳戦のように、攻撃の仕掛けにスピードと工夫を欠いてしまっては、G大阪の守備は崩せないだろう。G大阪戦のスタメンは未定だが、大連実徳戦では出場がなかったMF佐藤勇人、そして大連実徳戦で後半からの出場だったMF羽生直剛とFW巻誠一郎はスタメンではないだろうか。彼らのゴールに向かう積極果敢な姿勢に期待したい。
G大阪は、千葉との前回対戦時は負傷欠場したFWマグノ アウベスが好調な動きを見せている。負傷欠場が続く千葉のDFストヤノフは順調に回復しているようだが、現時点でG大阪戦の出場は未定。また、DF斎藤大輔は今大会ではまだ出場がないが、実はリーグ戦第17節(8/12)は累積警告で出場停止。そのため、負傷明けのDF結城耕造を出場させて、試合勘に磨きをかけることもあるかもしれない。G大阪戦のディフェンスラインのメンバー構成はわからないが、幅広く動き回るマグノ アウベスを抑えることが必要不可欠だ。
現在勝点4の千葉に対して、G大阪と、8日の第1試合で大連実徳(勝点1)と戦う蔚山現代は勝点3。第1試合の結果次第では、千葉は引き分けでも優勝となる。だが、攻めて勝つことを意識して戦い、実際に勝たなければ、千葉には優勝という単なる結果だけしか残らないだろう。G大阪に勝って優勝してこそ、千葉には多くの収穫があるに違いない。
以上
2006.08.06 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
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