●A3チャンピオンズカップ2006
8月8日(火)/国立
17:00 大連実徳 vs 蔚山現代
19:30 G大阪 vs 千葉
-G大阪 vs 千葉のスコアボード速報はこちら-
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8月2日に開幕したA3チャンピオンズカップも、明日8日の試合が最終戦。前回0-6と蔚山現代相手に歴史的惨敗を喫した3位・ガンバ大阪は、1勝1分で首位を走るジェフ千葉と対戦する。
2位・蔚山現代とは勝ち点では並びながらも、得失点差で大きな開き(蔚山現代は+5、G大阪は−5)があることを考えれば、G大阪の勝利を大前提とした上で、現実的に、蔚山現代が大連実徳に引き分けるか敗れなければ『タイトル』は手に入らない状況(※)だが、「優勝の望みが絶たれた訳ではないので、最後までしっかりと戦う」とMF遠藤。そのMF遠藤とダブルボランチでコンビを組むMF橋本は蔚山現代戦での左肩負傷により離脱となるが、大会前から西野監督が「A3は、チーム全員での『総力戦』になる」と明言していたことを考えれば不安はない。また、その言葉通り『全員サッカー』がこの千葉戦でしっかり示されることこそが、イコール、DF山口が大会前に話していた「Jリーグに繋がる戦いを」ということにもなることだろう。だからこそ、前回の蔚山現代戦の悪夢をしっかりと払拭し、Jリーグチャンピオンらしく、A3最後の国立の舞台を戦い抜いて欲しいものだ。
この試合、G大阪がまずもって考えるべきは、『自分たちのサッカー』を取り戻すこと。すなわち、蔚山現代戦で崩壊した守備をしっかりと建て直した上で、G大阪らしい縦に速く繋いでゴールを陥れる『攻撃サッカー』を実現すること、だといえる。
蔚山現代戦では前半のリズムを得た時間帯でゴールを奪えず。かつ失点を食らうごとに、個々のミスが増え、役割を怠り、集中を欠いた攻守が目立った結果、0-6という大敗に繋がったが、攻守に規律がなくなり、連動性がなくなれば、チャンピオンチームといえども大敗は当然のこと。その反省をもとに、まず組織の中での『役割』を個々がしっかりと認識し、全うした上で、らしい攻撃サッカーを取り戻すことを期待したい。
そして、欲しいのは『ゴール』。記憶に新しい7月19日。Jリーグ第13節で千葉戦を戦った際は、先制される嫌なムードの中、FW中山のゴールで同点。更に途中出場のFW播戸のゴールで逆転と「決めるべきところで決められたことでリズムを掴めた(DF山口)」結果、勝利を収めたG大阪だが、それまでの『03年7月以来、昨年のナビスコ決勝も含め7戦連続白星がなかった』という嫌な歴史を考えても、安定した堅守を前提とした上で「決めるべきところで決める」ことの重要性は、ピッチに立つ全員が痛感しているはず。実際、そのJリーグ対戦時も、特に前半は千葉のFW巻やFWハース、MFクルプニコビッチ、MF羽生といった前線の選手に高い位置でのプレスをかけられ、思うように攻撃を仕掛けきれなかったが、粘り強く人もボールも動くムービングサッカーを実現。それを『ゴール』で締めくくったことで、勝ちを引き寄せた印象も強い。だからこそ、安定した守備から『ゴール』まで直結する攻撃力を、今回の千葉戦でもしっかりと示して欲しい。
蔚山現代戦における、近年では見られなかった大敗は大きなダメージとして選手に残ったが、一度の大敗で崩れ去るほど、G大阪の『攻撃サッカー』の歴史はもろいものではないはず。いや、そのことを証明するためにも、格好の相手、千葉の前で今一度『G大阪らしい』姿を示し、A3最終戦を勝利で飾って欲しい。
以上
2006.08.07 Reported by 高村 美砂
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※《A3総合順位の決定》
全日程が終了した時点で、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。但し、勝点が同じ場合は、以下の順によって順位を決定する。
1.得失点差
2.総得点数
3.当該チーム間の対戦成績
※それでも決定しない場合は同一順とする。
詳細は→こちら
J’s GOALニュース
一覧へ【A3チャンピオンズカップ2006:G大阪 vs 千葉:G大阪プレビュー】守備を建て直し、G大阪が『らしい』攻撃サッカーで締めくくる。(06.08.08)
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