●A3チャンピオンズカップ2006
8月8日（水）19：30／国立
G大阪 2−0 千葉

■得点者：66' 遠藤保仁（G大阪）、81' 播戸竜二（G大阪）
----------

●阿部勇樹選手（千葉）：

「（ＰＫの場面は）いつもよりもちょっと長くボールを見すぎました。グラウンダーで蹴るつもりだったんだけど、ボールが浮いてしまいました。決めなければいけないところで決めなきゃ、どうしようもないです。今日はみんなに本当に迷惑をかけてしまって申し訳ないです。今日は何を言っても言い訳になってしまいますが、今日、迷惑をかけた分、リーグ戦でしっかりやることが大事だと思います」

Ｑ：ＰＫを外したのはいつ以来になるのか？
「たぶん小学校の時にあったと思うけれど、プロになってからは初めてです」

●巻誠一郎選手（千葉）：

「ある程度、相手の陣内で攻めることはできていたけれど、決定機はそれほど作れていなかった。前半はＧ大阪の体力もあってしっかりマークについてきていたけど、後半は相手も疲れてきたのか中盤が間延びしてきた。そのせいで、後半はむしろ前半よりもアグレッシブに攻めることができたと思うけれど、１点が取れなかった。Ｇ大阪は韓国や中国のチームに比べ、お互いに知っているので、そういう意味でのやりにくさは多少あった。結果を求める大会で結果を出せなかったわけだから、韓国のチームに勝ったり、中国のチームに引き分けたとしても、それだけのことでしかない。この経験を次に生かさなければならない」

●立石智紀選手（千葉）：

「点が取れませんでしたね。でも、そういう日もある。前半からうちのペースだったし、前半は点が入らないといっても負けていたわけではない。とにかくＧ大阪よりも先に点が取りたかった。そうすれば状況もまた違っていたと思う。守備面では今日はイリアン（・ストヤノフ）と斎藤が出たけど、水本とも一緒にやっているし、局面ごとに確認しながら守れたと思う。（遠藤選手のＦＫとＰＫの場面は）ＦＫについては、相手が決めたコースに蹴ってくるかもしれないという予想はあったけど、あんまりゴールポストに寄ってしまうと、（千葉の選手が作った）壁越えで蹴られるかもしれないと思った。あそこでしか決まらないというコースに蹴られた。ＰＫは僕は相手が蹴るまで待つし、相手も僕を見ていて、我慢しあう感じだったけど、向こうのほうがじれてしまったのかなと思う」

●坂本將貴選手（千葉）：

「今日は自分がどのポジションで出るか、試合直前までわからなかったが、サイドだったので突破を意識してプレーしました。羽生や（佐藤）勇人もよく動いてくれたので、攻撃のバリエーションという点では大連実徳戦よりも増やせたと思います。優勝はできなかったけれど、うちの選手もボールも動くサッカーが韓国や、体の大きい中国にも通じることがわかりました。ただ、フィニッシュの場面の精度に課題が残ったと思います。韓国の選手はここぞというところでしっかりとシュートを決めてきましたからね。サイド攻撃にしても、ただクロスボールを上げるだけでは、巻だって得点できない。そのあたりに工夫をもっとやっていきます」

●水本裕貴選手（千葉）：

「前半はうちの選手が結構走れていたし、いいペースだったと思います。ただ、後半、ああいう場面で遠藤選手がしっかりとＦＫを決めてきた。さすが代表クラスの選手だと思いました。失点の可能性があったとしても、うちは勝たないといけなかったから、後ろで相手の選手と同数になるのは仕方がない。前から積極的に行くことは意思統一できていたし、自分が上がればチャンスになって相手の守備を崩せる可能性もあったので、上がれるところでは前に上がりました」

●羽生直剛選手（千葉）：
「もう少しフィニッシュの場面での精度を上げていかないといけないと痛感しました。ただ、Ｊリーグで長くやってきたシステムでも試合をやったし、状況ごとにやるべきことというのはやれたかなと思います。Ｇ大阪は失うものがなかったし、うちは勝つしかなかった。後半の立ち上がりは、立ち上がりに悪くなるという点が出てしまったかなと思います。個人的にもチームとしても、調子の悪い時には悪い時なりにしっかりプレーして、得点できるようにしたいと思います」

Ｑ：後半９分ごろ、ゴール前でシュートが打てそうだったけど、打たなかったが？
「いい感じでリズムに乗っちゃってボールを回せていたので。でも、交代してベンチに下がってからは、あそこでシュートを打たなかったことをちょっと後悔しました」

Ｑ：スタメンで水野選手とあのポジションでやるのは初めてでは？
「晃樹はボールを散らせるので、それを意識してプレーしました。ただ、やっぱりゴール前で少しきれいにやろうとしすぎてしまったところがあったかもしれません」

以上