10月7日(土)J1 第26節 福岡 vs 鹿島(15:00KICK OFF/博多球)
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「メンタルな部分も、球際も、全てに弱かった。無駄な試合をしてしまった感じです」。試合後のミックスゾーンで、重たい口をようやく開いた薮田光教の言葉が全てを物語っていた。第25節のアウェーの清水戦。福岡はC大阪戦で取り戻したかに見えた自分たちのスタイルを再び見失って完敗。川勝良一監督も「自分が来てから最悪の試合。プロとしての姿勢が崩れてしまった。ああいう試合は2度と出来ない」と厳しい表情を見せる。
そんな福岡にとって、ホームで迎える鹿島戦は、戦う姿勢を取り戻して臨まなければいけない一戦。「相手に関係なく、自分たちが勝つためにどうやって準備するか、誰も手を抜かずに全員で戦えるか、それに尽きる」とは川勝監督。ピッチの内外でチームを引っ張る布部陽功も「1人、1人の責任感、1人、1人の覚悟。自分自身が100%を出していくこと」と話す。同じことを繰り返せばJ1残留は望めない。まさに正念場を迎えることになる。
次節はアレックス、佐伯直哉らの出場停止に加え、千代反田充は左足首捻挫で欠場が濃厚。コンディションが整わずに戦列から離れている金古聖司の復帰も微妙だ。しかし、多くの主力を欠いて戦わなければいけない苦しい状況だからこそ、チームとしての総力が問われることになる。川島眞也、山形辰徳、吉村光示、城後寿らに出場機会が回ってきそうだが、「個の力」を「組織力」で補ってきた本来の姿を取り戻せるか。全てはそこにかかっている。
一方、博多の森に乗り込んでくる鹿島もまたギリギリの戦いを続けている。現在、14勝4分7敗の勝点46で5位。9試合を残して首位の浦和との間には勝点で9の差があり、5年ぶりのリーグ優勝を果たすためには、ひとつの勝点も落とせない状況にある。前節は苦手・C大阪に2点のリードを守りきれずに引き分けているだけに、福岡との対戦での取りこぼしは許されない。いつも以上に強い気持ちで、この1戦に臨む。
布陣は鹿島伝統の4−4−2。2トップは、巧みなポジショニングとポストプレーで起点を作る柳沢と、前後左右に自由に動くアレックス・ミネイロの2人。野沢拓也とフェルナンドが左右の高い位置に陣取り、ファビオ・サントス、増田誓志を加えた4人がポジションを入れ替えながらゴール前へと飛び出してくる。そして内田篤人、新井場徹の思い切りのいいオーバーラップは攻撃にさらなる厚みを加え、ゴール前では岩政大樹と青木剛が壁を作り、守護神曽ヶ端準がゴールを守る。一時ほどの力強さはないとは言え、リーグ屈指の強豪であることに変わりはない。
試合の鍵は先制点。早い時間帯に鹿島にゴールが生まれるようだと試合は一方的な展開になる可能性が高い。福岡にしてみれば、ぶ厚い鹿島の攻撃を、どこまで我慢できるかがポイント。無失点で凌いで少ないチャンスをものにしたい。自分たちのスタイルである組織的な守備が蘇れば勝機はある。流れるような鹿島の攻撃がゴールネットを揺らすか。それとも福岡が粘り強い守備をみせるのか。ホームの福岡はサポーターの力も借りて、我慢比べの展開に持ち込みたいところだ。
以上
2006.10.06 Reported by 中倉一志
J’s GOALニュース
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