●第86回 天皇杯全日本サッカー選手権大会
神戸 vs YKK AP
10月8日(日)13:00KICK OFF/富山
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J1より一足早く、J2クラブが天皇杯に登場する。他の対戦カードを見ての通り、本来J2リーグのホームで開催されるはずだが、神戸は現在開催中の兵庫国体のために、会場が使用できず。富山に足を運んでの一戦に。YKKにとってはいわばホームゲームだが、逆に神戸は初めて足を踏み入れる場所で、公式戦では初めて対戦するチームとの一戦ということで、それが試合にどう影響するかが心配される。とはいえ、相手は格下のJFLのチーム。神戸にとっては是が非でも負けられない試合にであることは間違いないが。
だが「J1チームがJ2チームと戦う時にやりにくいのと同じで、僕らJ2のチームがその下のJFLのチームと戦うやりにくさは、間違いなくある。厳しい試合になると思いますよ」と神戸のFW平瀬が言うように、過去の天皇杯の歴史を見ての通り、いくら格下だからといって、J2リーグのチームがJFLのチームに簡単に勝たせてもらえるようなことは、まずないだろう。それだけに「相手がうちに対してどういった戦術でくるのかは分からないが、いずれにせよ試合の入り方が大事になる。どれだけ集中して試合を迎え、先に主導権を握れれるかが大事になる(平瀬)」。
リーグ戦とは大幅にメンバーを入れ替えて挑む事も予測される神戸だが、その中でリーグ戦でも示してきたチームとしての戦い方を全うし、チャンスをもらった選手たちが個々の持ち味を存分に発揮できるか。またゲームの主導権を握る中で、いかに『先制』し神戸のプランで試合を進められるかも明暗を分ける大きなカギとなるはずだ。
注目は、先発のチャンスをもらうであろう選手たち。
「相手を気にせず、自分たちのやり方をしっかり徹底する。普段通りやれば必ず結果はついてくる(DF柳川)」「攻撃の部分でいかに自分の持ち味を出せるか。背の低さを運動量でカバーして存在感を示したい。僕の場合、気負うとあまりいい結果が出ないので、チャンスをもらったらいつも通りやることを心掛けます(MF中村)」「誰が出ようとやっていることが変わる訳じゃないので心配していない。相手は格下といえども、むちゃくちゃ差があるわけでもないので、うまいことやろうとせず、自分たちらしく戦うことを意識したい(DF小林)」「毎年天皇杯は波乱があるし、実際、やりづらさもあるが、『負けて当たり前』で体当たりでくる格下の相手に対して、受け身にならないことが大事(DF有村)」と話す彼らのうち、誰がメンバーに選ばれるかは現時点で定かでないが、出場となれば、そのチャンスを活かしてどんな存在感を発揮するのか。それによってリーグ終盤にかけてJ1昇格を目指すチームのポジション争いにいかに加わってくるかも楽しみにしたい。
対するYKKは2回戦の八戸大学(青森県)とホームで対戦し1-0で勝利。前後半で20本のシュートを放ちながら決めきれず。延長戦の末になんとかゴールを奪うという苦戦の中で3回戦へと駒を進めてきた。とはいえ現在、JFL2位に位置していることからも分かるように、JFLの中でも実力は屈指。チームを率いて3年目、Jリーグでの監督経験もある楚輪監督のもとでチームとしても熟成されているのが伺える。中でも特筆すべきは、リーグ2位の得点力。うち、現在JFL得点ランク3位であり、チーム一の得点数を誇るFW岸田裕樹の存在は要注意。しかも、04年まで神戸に在籍していた彼だけに尚更だ。彼が在籍した当時と今と、神戸がやっているサッカーは違うとはいえ、メンバーの個人的な特徴を知っていることはアドバンテージになるはず。それをいかに活かして神戸のゴールに詰め寄るかも見どころになるだろう。
以上
2006.10.07 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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