第86回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
湘南 4-1 関西大(1,167人/平塚)
得点者:38' 安藤 淳(関西大)、42' 村山祐介(湘南)、49' 永里源気(湘南)、68' アジエル(湘南)、78' アジエル(湘南)
----------
●菅野将晃監督(湘南):
「どうもありがとうございました。まずは関西大学の積極的な、攻撃的な姿勢に対して、我々も学ばなければいけないと思いますし、非常にいいチームだったと思います。今日は厳しい展開になることもある程度予想しながら、『内容はともかく結果を出せ』と言って送り出しました。その意味では結果は出たのでよかったと思うが、今日のような内容ではとても次のステージで戦える要素はなかったので、しっかりと見つめ直して次のリーグ戦、天皇杯に結び付けたいと思います」
Q.ハーフタイムにはどんな話をしましたか?
試合前のミーティングでも積極的なディフェンスをしようと伝えたが、それができなかったので、2トップの追い込み、あるいはモビリティのあるポゼッションを関西大学がしてくるので、しっかりと捉まえようと。あるいは相手のボランチ、とくに10番の安藤君などは高いポテン「シャルを持っているので、そこに対しての我々のボランチのディフェンスの確認。加えてDFラインの深さがどうだったのか。たとえば相手のゴールキックのときに、ヘディングの競り合いで必ず遅れていた。そこで自分たちのラインの深さが解るだろうと。ラインの部分と、相手の引いたトップに対してのプレッシャーがまったくできてなかった。つまり全体が、相手にプレッシャーをかけられなかった。それが前半の苦戦の原因。それを徹底的にやるように言いました。それがハーフタイムの一番大きな指示だった」
Q.後半に2トップを代えた意図は?
「源気が素晴らしい点を入れてくれて、それは大きな一点だったが、言ってみれば今日の2トップの動きには満足してないということを交代で伝えたかった。まずそれがひとつ。あとフラビオの高さを生かした裏への狙い。昨日のトレーニングでうまく出ていたので、生かそうと思いました。けれどもアクシデントがあり、そういった場面を作れず残念」
Q.今日の2トップに期待していたところは?
「攻守にわたる動きの部分。そこが彼らのストロングポイントだし、私も期待しているところだが、後半になってもあまりよくはなっていないと感じた。彼らに限らず、からだのコンディションと気持ちのコンディションはどうだったのか、それを自分でしっかりと客観的に見つめなおす必要があると、試合後のミーティングで選手全員に伝えました」
Q.カテゴリーの違うチームとの対戦の難しさを感じましたか?
「天皇杯自体がそういう要素を多分に含んでいるので、当然予想していました。まず関西大学がしっかりしたチームだということ、プラス我々を食ってやろうという思い切った気持ちをもって来るので、他会場も含めて似たような展開はあったと思います。ただそのなかでも結果を出さなければいけないので、今日は内容よりも結果を求めろと言いました」
以上













