●第86回天皇杯4回戦
11/8(水)19:00キックオフ/フクアリ
千葉 vs 札幌
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11月3日のヤマザキナビスコカップ決勝戦で見事な攻撃サッカーを展開し、連覇を果たした千葉。6日には、5日の練習を免除された主力選手も練習に参加し、「ヤマザキナビスコカップの優勝はもう終わったこと」と、天皇杯初戦へと気持ちを切り替えた。
だが、千葉にとって天皇杯初戦はある意味、鬼門といえる。Jリーグ開幕以降、千葉(市原時代を含む)は天皇杯初戦敗退が5回。その時のスコアを記せば、第75回大会はブランメル仙台(現仙台)に1−2、第76回大会は富士通川崎(現川崎F)に0−0からのPK戦4−5、第78回大会は本田技研(現Honda FC)に0−2、第79回大会は川崎Fに2−3、そして第84回大会は札幌に1−2(延長戦)だ。近年は減ったが1点差の辛勝もあり、今回の対戦相手の札幌と初戦で対戦して勝った第77回大会は1−0だった。
今年と同様にヤマザキナビスコカップを制したあとに初戦を迎えた昨年は、甲府を相手に2−3の延長戦勝ちだった。昨年のヤマザキナビスコカップ決勝ではPK戦の末に初タイトルをつかんだため、選手には疲労の蓄積もあって苦しんだ。今年のヤマザキナビスコカップ決勝戦は90分間で勝利を獲得したが、10月29日にJ2リーグ戦第47節を終えて以来公式戦がなく、休養十分といえる札幌に比べるとコンディションにはハンディがある。
札幌は3−5−2システムで、右ウイングバックを務めるのは昨シーズンまで千葉に在籍したMF芳賀博信。また、古くからの千葉サポーターにとっては懐かしい存在のMF大塚真司はダブルボランチの一角を担い、豊富な経験を生かしてチームを引っ張っている。
そして、千葉にとって最も要注意なのがFWフッキだ。J2リーグ戦の第45節横浜FC戦(0−3)、第46節神戸戦(1−4)で連敗し、札幌のJ2昇格の可能性が消滅したあとの第47節草津戦(2−0)では2得点で、4試合ぶりの勝利に貢献。1点目は自らのドリブル突破で得たPK、2点目はドリブルで草津DFをかわし、GKとの1対1の場面で決めたゴールだった。フッキは第42節以降の5試合(札幌は第43節では試合開催なしのため)で5得点のうえ、第41節湘南戦(6−1)では4得点の大爆発。一度リズムに乗せてしまったら、手がつけられない可能性がある。
千葉は、リーグ戦第29節の退場処分の影響でDFストヤノフが出場停止。ヤマザキナビスコカップ決勝戦同様に、MF中島浩司がリベロを務めることが予想される。札幌は積極果敢にボールを奪い、パスをつないでアグレッシブに攻める攻撃的なサッカーを目指している。千葉としては中盤でしっかりと主導権を握り、ディフェンスラインの背後のスペースを狙う意識が高い札幌に、ラストパスを出せるような隙を与えないことが必要だ。
気の緩みは十分警戒しているはずの千葉だが、一発勝負のトーナメントは「絶対に負けられない」気持ちで臨む格上チームには難しい戦いだ。先制点がなかなか奪えなくても、そして相手に先制点を許したとしても焦ってはいけない。苦境を乗り越えてヤマザキナビスコカップ連覇を果たした千葉には、強い精神力が備わっていることを信じている。
以上
2006.11.07 Reported by 赤沼圭子
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