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【J2:第49節 水戸 vs 札幌 プレビュー】水戸、3年ぶりの3連勝、そして過去最多タイの15勝なるか。磨きのかかった「堅守速攻」で笠松に歓喜を取り戻せ!(06.11.18)

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11月18日(土)J2 第49節 水戸 vs 札幌(14:00KICK OFF/笠松)
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「ひどい内容だった」。前田監督は前節の徳島戦をそう振り返る。序盤から徳島の速いパスワークに翻弄され続けた水戸。「3バックのサイドを狙われ」(前田監督)、再三ピンチを招いてしまった。そして、ボールを奪ってもミスを連発し、パスをつなげず。徳島の圧倒的なボール支配のまま、試合は進んでいった。

だが、そんな状況だからこそ、「ある意味水戸らしい戦いができた」(西野)のも確か。サイドを崩され、ゴール前にボールを運ばれても、最後まで体を張りゴールを許さず。40分にジョルジーニョの個人技でゴールを奪われたものの、しっかり守備を固めてリズムをつかむという水戸の得意のパターンに持ち込んでいった。

第3クール以降「ポゼッションサッカー」へと切り替えた水戸だったが、機能せずに第39節から7連敗を喫するなどチーム状況は悪化していき、選手たちは自信を失いかけていった。だが、第46節仙台戦から3バックに変更し、再び守備的なサッカーに原点回帰するとチームは調子を取り戻し、第47節東京V戦ではカウンターが炸裂、4対1で勝利。そして、前節も相手に支配されながらも集中した守備で防ぎ、セットプレーから2点をもぎとり逆転勝利をおさめたのだ。『守備に徹した時の水戸は強い』ということを再確認させるには充分な内容での2連勝であった。

堅守速攻サッカーへの原点回帰で調子を取り戻した水戸だが、第2クールまでに見せていたサッカーとは明らかに質が異なる。「前はアンデルソン中心の真ん中だけのカウンターだったが、今はみんなでカウンターを仕掛けられるようになっている」と西野が話すように、守備に重心を置きながらも、1人1人の攻撃における判断や意識が向上しており、以前よりもカウンターが鋭くなっているのである。

特に東京V戦での2点目は、中盤でボールを受けた椎原が左サイドのスペースを見つけ、そこへ突進。そしてクロスを上げるとゴール前には3人が走り込み、ファーサイドの西野が完全にフリーとなり、ゴールを決めたのだ。「今までゴール前に3人が入るなんてあり得なかった」(西野)。ポゼッションサッカーを目指し、攻撃で散々苦悩した糧が生かされたゴールと言っていいだろう。徳島戦でもボールこそ支配されたものの、水戸のカウンターは鋭く、決定機は徳島とほぼ同数。攻撃時の切れ味は鋭さを増しており、「堅守速攻」は確実にパワーアップしているのである。

今節対戦する相手は7位札幌。前節はホームで愛媛相手に引き分けたものの、先週水曜に行われた天皇杯4回戦ではヤマザキナビスコカップ王者の千葉を破っており、チームのポテンシャルの高さを見せつけた。しかし、今季は水戸が2勝1敗で勝ち越しており、「相性がいい」(前田監督)相手である。「調子が良ければ手をつけられない」(前田監督)フッキをケアしたいのは当然だが、「それ以外の日本人もいい選手がいる」と前田監督は話しており、特別なフッキ対策を施すということはなさそう。しかし、前田監督は「3−5−2では向こうが1枚上」とも言っており、システムやメンバーの変更で対抗することとなりそうだ。

ポイントはサイドの攻防。水戸にとっては前節、倉本が戦列に復帰したのは大きい。7連敗を喫したのも彼が故障をして戦列を離れてから。彼の不在によりサイドで起点が作れなくなり、攻撃が縦一辺倒になってしまったことが響いてしまった。木曜日の紅白戦では鈴木と絶妙なコンビで右サイドを駆け上がるシーンを連発しており、調子は上向き。「まだ試合勘はないけど、これまでチームが勝てない中でも力になれずモヤモヤがあった。その借りを返すために残り全部勝てるように頑張りたい」と力強い言葉を吐いており、今節は前節以上にハツラツした動きを見せてくれることだろう。対面は札幌の攻撃のキーマン・西谷。「裏を取られると危ないので、自分の前でプレーをさせたい。積極的に攻撃を仕掛け、相手を下げさせたい」と先手を取ることで相手を封じたいと話す。サイドを制したチームが試合を制す。その鍵を倉本が握っている。

「あれ?今季ってまだ3連勝ってしたことないんだっけ?」。前田監督はおどけてみせた。今節は03年以降、3年ぶりの3連勝がかかっている試合であり、勝てば過去最多タイとなる15勝という水戸にとって非常に重要な一戦なのである。ここ2戦で6ゴールを挙げ、連勝をしてきた水戸だけにその期待度は高い。だが、ホームでは4試合も勝利から遠ざかっており、笠松は「歓喜」に飢えている状態。どんなに状況が悪くてもこれまで温かく見守ってくれたホームのサポーターに「勝利」を見せないという不義理は許されるわけはない。
どんなに泥臭くても、どんなにカッコ悪くても、サポーターの気持ちを潤す勝ち点3を奪いに行かなくてはならない。磨きのかかった「堅守速攻」を武器に笠松に「歓喜」を取り戻すことが、今節の義務である。
 
以上

2006.11.17 Reported by 佐藤拓也
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