11月18日(土)J1 第31節 川崎F vs 福岡(14:00KICK OFF/等々力)
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心配された心理的影響は表面上はそれほどなさそうである。
「いい準備ができているので問題ないです。FC東京戦は終わったことなので、次に向かっていかないと。可能性がある限りなにが起きるかわからない」と黒津勝。
先週末、あり得ない形で逆転負けを喫した川崎Fだが、選手たちは通常と変わらない雰囲気で練習をこなしていた。コメントの黒津以外の選手も残された可能性に向けて切り替えを強調している。しかし、その一方で、やはりどこか「吹っ切れた」雰囲気は否めない。張りつめていたというよりも、明るさをたたえていた練習場の空気は、やっぱり緩んでいるように感じる。そうした状況に気が付いているのか、選手たちは自分たちを鼓舞するために「可能性」を口にするが、それは数字上の可能性であり、ライバルチームとの激しいマッチレースの中での可能性とは同義ではない。ただ、そういう意味では、吹っ切れたことによってプレッシャーから解放された戦いができるという考え方もできる。いずれにしても「うちらはある意味負けるのは恐くない。前に進むだけだし頑張るだけ」という森勇介の言葉は今の川崎Fの状況を正確に言い表しているように思う。
ちなみにこの試合、川崎Fはブラジル人の3選手に箕輪義信を加えた4選手が出場停止。さらに谷口博之は火曜日に韓国でU-21日本代表の日韓戦を戦って帰国。我那覇和樹、中村憲剛は水曜日に札幌で行われたフル代表のサウジアラビア戦を戦っており、この3選手は体力的な難しさを抱えての試合となる。それほど選手層は厚くない川崎Fにとってこの試合は非常に難しいものとなるのは間違いない。しかし、そうした苦しい局面についても森が「この試合では4人が出れないけど、不安はない。むしろ代わりに出る選手はモチベーション高いと思う」と言うように、プラスに考えることも可能である。
これほど表裏一体という言葉が当てはまる状況も珍しい。マイナス要素に思えることは、プラスにもとらえられる。ちなみに表裏一体といえば、対戦相手の福岡は降格圏の16位に位置しているとはいえ、残留をかけて死闘を続けているという意味で川崎Fよりも勝利へのモチベーションは強烈だ。
「相手は死にものぐるいでやってくる。そこで受けてしまったらダメだと思う」という黒津の言葉は川崎Fの選手全員に浸透している。たとえば優勝を逃したとして、それでチームが解体的な変化をすることはない。その一方でチームが降格した場合、チーム編成に対して大なたが振るわれる可能性は高くなる。つまり残留争いは、選手生命をかけた戦いだとも言えるだろうし、だからこそ死にものぐるいで来るのは間違いない。福岡はアウェイには滅法弱かったが、29節に行われた新潟戦を1-0で勝利し、アウェイでの初勝利を手にしている。立たされた状況が、悪い流れを断ち切った形だ。とはいえ、前節はホームゲームを落としており、連敗だけは避けたい状況にあるのは間違いない。
優勝と残留が交錯する試合だが、川崎Fはマルコン不在の穴を埋めるプレーヤーが福岡のサイド攻撃をどこまで抑えられるのかがポイントとなりそう。ちなみに森は、もし右サイドで先発すれば、マッチアップする古賀誠史の特徴を逆手に取ったサイドアタックを見せたいと意気込んでいた。試合が動くのは左右どちらのサイドになるのか。それとも中央突破か。両チームはどうした組み立てを見せてくるのか、楽しみなところである。
以上
2006.11.17 Reported by 江藤 高志
J’s GOALニュース
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