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【Jユースサハラカップ2006 決勝トーナメント準々決勝 プレビュー(2)】フクアリで行われる準々決勝は横浜FM・FC東京の関東勢2チームと広島・仙台の両ユースが激突!!(06.12.10)

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●Jユースサハラカップ2006 決勝トーナメント準々決勝
12月10日(日)
横浜FM vs 広島(11:00/フクアリ)
F東京 vs 仙台(14:00/フクアリ)

-スコアボード速報は【こちら】-
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 Jユースサハラカップの準々決勝が10日に開催される。フクダ電子アリーナ(フクアリ)では、2試合を実施。関東勢2チームと広島・仙台の両ユースが激突する。

横浜FM vs 広島

 第1試合は横浜FMと広島の優勝候補同士が対峙する。共にどちらかというと守備より攻撃を重視したチームであり、エンターテインメント性の高い試合が期待できそうだ。大会全体を通じて屈指の好カードとなる。

 今年の横浜FMは夏のクラブユース選手権、秋の高円宮杯では、続発した負傷者にも祟られ、いずれもトーナメント初戦で敗退。U-16日本代表を率いる城福浩監督が「正直、責任を感じています」と語っていたとおり(もちろん、冗談だが)、U-16日本代表に選手を大量に取られ、しかもそこで負傷者が出るといった不運に見舞われたのも大きかった。

 ただ、この冬のタイトルで負傷者たちも戻ってきた。1回戦では長期離脱していたMF長谷川アーリアジャスール(昇格内定・U-19日本代表候補)も交代出場ながら、元気な姿を披露。さすがにまだ本調子ではないとのことだが、今大会のジョーカーとなり得る選手だろう。夏の大会を負傷で棒に振り、秋の大会で何とか復帰したFW斉藤陽介(昇格内定)もいよいよエンジンがかかってきた。U-16代表で負傷して高円宮杯へ出場できなかった斉藤学も元気に戻ってきている。おそらくスーパーサブ的な起用になるだろうが、個性的なドリブルは疲れた相手にとってキツ過ぎる。攻撃陣は彼ら以外にもU-16代表の水沼宏太、端戸仁、無類の勝負強さを見せるセンターFWの木村勝太と組み合わせも豊富。彼らの後方に控える森谷賢太郎も1発のキックで勝負を左右できるタレントだ。

 後背の陣容も固まった。攻守万能型の幸田一亮とハードワーカーの山岸純平が中盤の底に位置し、左は強烈なキックとダッシュ力が持ち味の武田英二郎、右に攻守のバランスに優れるU-16代表の金井貢史が入る。センターバックには最終ラインのリーダー格である田代真一(昇格内定・U-18代表)とU-16代表の1年生・甲斐公博を配置。最後尾にGK当銘裕樹が控える。

 対する広島も今年は各大会で不本意な戦果しか挙げられておらず、今大会への意気込みは格別だ。広島が4-3-3で行くなら、ほぼ同じシステムの横浜FMとはキレイなマッチアップが成立する。この試合、「個」と「個」の戦いという視点で見ても面白い。

 広島の要となるのは、やはりU-19代表候補のFW平繁龍一だ。パワフルな突破と強烈な右足シュートは攻撃の核。ゴール前の急所を突く資質と身体能力を兼ね備えるU-17代表のセンターFW中野裕太、右からの突破とクロス、そしてシュート力を持つU-17代表の右FW横竹翔と、横浜FMの4バックを脅かすに足る選手は揃っている。

 中盤以下で「核」となるのはU-18代表の遊佐克美。攻守両面でハードワークできる選手で、「かゆいところに手が届く」プレーヤーだ。攻撃的な選手が揃っているため守備重視のスタイルだが、ドリブルで局面を打開する力も備える。サイドバックから前線に近い位置に至るまで複数ポジションをこなすマルチプレーヤーでもある。彼以外にも、長短のパスがさばけて空中戦にも強いU-16代表の岡本知剛、視野が広くバランスを取れる保手濱直樹、多彩なテクニックが光る藤澤典隆、キックの質・持久性に優れる右サイドバックの野田明弘など多士済々。横浜FMとの真っ向からの打ち合いは今から楽しみだ。

F東京 vs 仙台

 第2試合は、優勝候補の一角を担うF東京と初のベスト8進出を果たした仙台の一戦となる。

 F東京の最後尾には守護神が戻ってきている。昇格内定のGK権田修一だ。この決勝トーナメントからチームへ合流し、2回戦でゴールマウスを預かった。連係面や実戦の勘といった面で不安もあるが、GKとしての技術は折り紙つき。大会の最注目選手の一人だろう。4バックの中央にはU-19代表候補のCB吉本一謙(昇格内定)が、やはりこの決勝トーナメントから戻ってきている。スピードとパワーを兼備する図抜けた身体能力が最大の武器だが、強いリーダーシップでもチームに寄与する。コンビを組む櫻井誠也は今年急成長を見せた選手で、高さと粘り強さが光る。両サイドバックも安定しており、連係面の不備さえ克服すれば、大会最強の守備陣と言えるだろう。

 中盤は10番を背負うU-18代表の中野遼太郎がキーマンとなる。元々持っていた技術の高さに、最近は激しさも加わった。相棒の井澤惇も攻守に気が利く好プレーヤーで、奔放で個性豊かなルーキーたちが「暴れまわる」中盤をこの二人がオーガナイズしていく。最前線にはU-18代表のレフティー森村昂太(昇格内定)。周囲の機動力を生かす巧みなポストプレーと左足の威力は天下一品だ。

 対する仙台は戦力的に見劣りするのは否めないところだが、サッカーはタレントでするものではない。決勝トーナメント2回戦の福岡戦でも2度リードを奪われながら、最後は逆転勝利。しかもDF岩田大和が退場して10人に減りながらの勝利だから、その価値はなお大きい。岩田の出場停止は確かに痛手だが、トーナメントでこういう勝ち方をしたチームには自然と勢いが出る。F東京はその勢いに食われないようにしたいところだ。

 仙台がF東京を「食う」ためには、やはりまずディフェンスが肝心だ。主将であり、タフプレーヤーのDF村中雄治を中心にF東京の起点となる森村の動きを徹底的に潰したい。この「森村封じ」は勝利のための大前提だ。1年生が多いF東京の中盤はフィジカル面で仙台の上を行くということもなく、中盤でどれだけハードワークを続けられるかがカギとなる。
 攻撃では、昇格内定の「突貫系」FW鈴木弾の出来がキーとなる。ボール奪取から鈴木を走らせる攻めでF東京バックラインの裏を狙っていきたい。「もう一人の鈴木」FW鈴木勇希も、高い得点力を持った選手。山崎航太らMF陣の押し上げも重要だ。非凡な攻撃センスを持つMF奥埜博亮が福岡戦で負傷してしまったのは気がかりだが、仙台は4強の快挙へ向けて虎視眈々と番狂わせを狙っている。

以上

2006.12.09 Reported by Reported by 川端 暁彦(サッカー新聞エルゴラッソ編集部
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