●トレーニングマッチ(45分×2本)
2007年2月9日(金) 10:30 場所/J-STEP
山形 1−2 Honda FC
1本目:1−0、2本目:0−2
得点:1本目 26' 渡辺 匠(山形)、2本目 28' 吉村和紘(Honda FC)、42' 川島大樹(Honda FC)
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静岡産業大、東海大、そしてこの日のHonda FC戦。2週間に及ぶ清水J−STEPキャンプを締めくくる3連戦の最終日。山形はここまで高めてきた「高い位置でボールを奪う守備」と「アクションを連動させた攻撃」の現時点での成果を、いい形で証明するべく試合に臨んだ。
1本目は、45分以上動ける選手のなかで、現時点のベストメンバーと言える布陣。ゲームをコントロールし勝ちにこだわろうという緊迫感がみなぎり、この3連戦でもっとも一体感が感じられる立ち上がりとなった。まだ連携が万全でないため、この一体感を保つにはかなりの集中力が必要だが、突発的にミスも発生する。15分過ぎ、流れがHonda FCに傾きかける。CB園田拓也が「悪い時間帯だよ、ここしっかり!」と声を掛けたが、直後、バイタルエリアを経由したシュートを3本立て続けに打たれたときには、一時、重い空気が流れた。
しかし、ボランチの渡辺匠が前線に顔を出し始め、両SHの財前宣之と宮沢克行がポジションチェンジをした直後の26分、右SB木村誠の縦パスで裏を突いた財前がグラウンダーのクロス。ファーサイドで渡辺が合わせて先制した。
29分には、パスを受けた財前がルックアップするや否や、ゴール前にカープするクロスを北村知隆に向けて放つ。35分、財前の右クロスの場面では、まっすぐゴールに向かって走っていた北村が、財前が蹴る直前にニアに方向転換した。いま、山形がもっとも頭を痛めている問題のひとつは、新加入FWと周囲の連携。FWそれぞれが違う特徴を持つだけに、互いの長所を生かす着地点を求めさらに実戦を重ねる必要はあるが、どうやら北村は「裏へ飛び込む動き」をメンバーに理解させ、いち早くフィットしつつあるようだ。
2本目は、2トップにこちらも新加入、3日の甲府戦以来となる豊田陽平、横山拓也コンビが登場。キックオフ前、中盤からのボールを引き出すため縦の関係を保つ ように、という樋口監督からの指示を意識してプレーしたが、ここで問題になったのは決定力。幾度となく訪れたシュートチャンスで枠を外し、GK清水谷にも阻まれた。
残り30分で、山形は一気に5人を交代。ここからミスが多くなりだすとHonda FCにボールを支配される。途中、何度か得点のチャンスもあったが、28分と42分、DFラインの決定的ミスを得点に結びつけられ、1−2と逆転を許した。
試合を終えた樋口監督は、「決めるべきところを決めて、我慢すべきところを我慢するという昨年の課題がまだ解消できないのが非常に不満」と悔しさをにじませたが、ようやく試合運び云々を問題にできる段階まで漕ぎ着けた、との見方もできる。「開幕までの3週間でもう一度チーム戦術の浸透を図り、ゲーム運びのところを徹底したい」。
12日〜17日の御殿場遠征で、湘南、新潟、大宮との試合が予定されている。
以上
2007.02.09 Reported by 佐藤 円
J’s GOALニュース
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