5月19日(土)J1 第12節 甲府 vs 清水(19:00KICK OFF/小瀬)
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「(富士山)ダービーなんだから、1回くらい勝たないと盛り上がらないからね(笑)」
オレンジをチームカラーとするチームが何故か苦手な甲府。冗談めかして大木監督はこう話すが、今節、小瀬陸上競技場に迎える清水もその一つで、昨シーズンは勝つことが出来なかった。その清水は一時期の低迷期を完全に抜けて、今は完全に上昇期に入っており、昨年以上に手強い相手になっている。
勝ち点20で4位タイの清水は、首位G大阪と勝ち点差2で優勝争いレースの主役の座を争っている。一方、甲府は4月に快進撃を見せたがゴールデンウィークを境に、内容と結果が結びつかなくなっている。現在、勝ち点13の13位。背中を掴まれそうな気分になるリーグ戦3連敗は避けたい。ただ、前節の川崎F戦(第11節)、新潟戦(第10節)ともに立ち上がりの内容では十分にゲームを支配できていた。先制点も挙げている。しかし、強力な個を持ったチーム相手に勝ちきることの難しさ、甲府のサッカーを90分間やりきることの難しさを感じさせる逆転負けだった。清水にもチョ・ジェジン、というフェルナンジーニョという強力なFWがおり、90分間仕事をさせないことは容易ではない。
清水は外国籍選手頼みのチームでもない。日本代表の藤本淳吾をはじめ、日本人選手のレベルも高い。また、ベテランの伊藤輝悦が中盤の底で絶妙なバランスを保っており、若手とベテランのバランスもいい。外国籍FWに気をとられていると、両ウィングハーフ(藤本、兵働昭弘)がゴール前に上がってきて決定的な仕事をする。
清水を迎え撃つ上で、ポイントになりそうなのはチョにボールを持たせないことだろう。チョがボールを持てないと清水の攻撃はタメが作れず、2列目からの上がりを生かせなくなる。甲府のCB、秋本倫孝、増嶋竜也とチョの戦いが激しくなることは必至だ。また、サイドでは藤本、兵働に自由に仕事をさせないために、甲府の両サイドバックのオーバーラップと運動量は欠かせない。前節ベンチ入りをした杉山新がそろそろ先発に復帰することが予想されるが、そうなれば兵働のサイドでスピードに乗ったオーバーラップを見せてくれるだろう。お互いに右サイドが攻撃の中心になりそうだが、藤本と兵働のポジションチェンジもあるので、選手の対応能力の高さも大きく影響するだろう。
今年の甲府で気になるのは、結果的に先発メンバーがほぼ固定されたようになっていること。「そのとき調子のいい選手を使う」という方向性は同じでも、割って入ってくる選手がいない。サブメンバー、ベンチ外メンバーの成長(育成)が不十分ということが言えるのではないだろうか。つまり、先発組みとの力の差が開いているということだ。現に、先発メンバーでの内容は良くても、3枚選手を代えたときの内容には不満が残る。ゲームの流れやスコアも影響しているだろうが、「いまひとつ」という印象を消すことは出来ない。新陳代謝をしながらチームとして成長するのが、甲府が勝ち点を重ねるための唯一の方法。この点は大きな課題になるのではないだろうか。
甲府は清水に勝ったことがないが、清水が苦手とする柏(今季1分2敗)に甲府は負けたことがない。この3チームはジャンケンのような関係だ。今節はパー(甲府)とチョキ(清水) の対戦。しかし、いいパーを出せば、チョキに勝てるところを見せたい。そのためには、ポゼッションで優位に立っている時間帯に、チャンスに見合った数のゴールを決めることだろう。そのためには、何度も書いているがFW・鈴木健太が失敗を恐れないで積極的にゴールに向かうプレーをすることが重要な要素になるはずだ。
以上
2007.05.18 Reported by 松尾潤
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■注目プレイヤー: 鈴木 健太選手(甲府)
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