5月20日(日)J2 第16節 C大阪 vs 愛媛(16:00KICK OFF/長居2)
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今週月曜日(14日)に来日したレヴィー・クルピ監督が、この愛媛戦で初めて指揮を執る。就任記者会見では、これまでの試合をビデオで見た感想として、「選手たちが自分のプレー、パフォーマンスに疑問を抱いているように見えた。大事なことは、自分たちのプレーを信じ、それを継続していくこと」と語り、戦術面の印象については、「DFからFWにかけてのところにプレーがないように思えた。もう少しそこにスタイルを築いてプレーできるようにしたい」と、中盤を省略したサッカーを指摘した。翌15日から早速ピッチでの指導をスタートした新監督は試合までわずか5日間という短期間で、どんなトレーニング行ったのか。
目指すサッカーを問われると、「私は攻撃的なチームを作りたいと思います。ボール回しがしっかりできるサッカーが目標です」とクルピ監督。実際、15日に初めて行ったゲーム形式の練習では、4-4-2のシステムながら、両サイドバックは常に高い位置取りをする攻撃的な布陣をテストしている。さらに18日には、3-4-3システムに変えて紅白戦を実施。ディフェンスラインは江添建次郎をリベロに、前田和哉と山下達也をストッパーに配した3バック。ボランチにはアレーと、これまでは右サイドバックを務めていた藤本康太を起用。右アウトサイドには柳沢将之、左アウトサイドにはゼ・カルロス、前線は古橋達弥と柿谷曜一朗の2シャドーに小松塁の1トップという形だった。ひんぱんに選手の動きを止めて細かな指示を出していたのが印象的で、早く約束事を植え付けようとしている様子がうかがえた。
18日の練習後にクルピ監督は、「20日の試合は今日のメンバーで臨むのか?」と問われたのに対し、「当初はそういうプランだったが、最終的には明日(19日)決める」と明言を避けた。が、約90分間にわたってメンバーを代えることなく紅白戦を続けただけに、これがベースになる可能性は高い。1トップに抜擢された小松は、今シーズンはこれまでわずか7分間の出場にとどまる。「(起用は)驚いたが、監督からは『一番前でゴールに近いところでプレーしてくれ』と言われた。1トップの経験はあまりないが、フル(古橋)さん、(柿谷)曜一朗といい関係ができればいい」と話す。
また、20日のゲームに備えて、チームは異例の前々泊を実施している。通常は、試合前日のみのホテル宿泊だが、今回は金曜日からチームは行動を共にすることに。「監督はもっと僕らのことを知りたいと思っているみたい。コミュニケーションを取りたいということでしょう」。副キャプテンの江添は、18日の練習後、ホテルへ向かうバスに乗り込む前にこう話した。ピッチ外でも、「クルピ流」は着々と進行しているようだ。
一方の愛媛は、前節湘南に対して0-4の大敗を喫している。攻撃的な姿勢を打ち出したものの、先行されてゲームプランが崩れ、前がかりになったところを突かれて失点を重ねた形だ。今季2度目の4連敗、しかも4試合連続無得点という非常に厳しい状態で大阪にやってくる。相手のC大阪もここ3試合勝利から遠ざかっているが、新監督を迎えてモチベーションが上がっているだけに、難しい試合になりそうだ。
「この試合を見たサポーターの皆さんが、セレッソのサポーターであることに誇りを持ってくれるようになるはず」。クルピ監督は自信たっぷりに話す。ブラジルでもチーム再建に腕をふるった名将が、C大阪ではどんな采配を見せるのか。その第1章を見逃す手はないだろう。
以上
2007.05.19 Reported by 横井素子
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