今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第16節 仙台 vs 徳島 プレビュー】前回対決では徳島に2度のリードをフイにした仙台。復帰したロペスと共に、ホームで改めて勝点3を狙う(07.05.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
5月20日(日)J2 第16節 仙台 vs 徳島(13:00KICK OFF/ユアスタ)
-ゲームサマリーはこちら-

-勝敗を予想して豪華賞品を手に入れろ! J1・J2グランプリ投票締切迫る!-
----------

 今節で3試合目となる第2クールにおいて、仙台のここまでの3カードにはひとつ共通点がある。
 札幌、草津、そして今節の徳島の3チームは、すべて仙台との第1クールにおける対戦が引き分けに終わった相手。第1クールで負け数こそ第13節京都戦の1つに納めたものの、引き分けの多さが勝点積み上げスピードの鈍化につながった仙台にとって、実は第14節からの3試合は大きな意味を持つスケジュールだった。

 札幌戦では敗れたものの、アウェイ連戦となった翌節の草津戦では、相手守備陣に主力選手の欠場が重なった中できっちりと勝利。今節の徳島戦でも勝利をあげられれば、第1クールでは合計して3ポイントに留まった3チーム相手から勝点6を稼ぐことになる。決して悪い数字ではない。
「(第2クールの)札幌戦では、札幌の方が前回(先制するものの、終了間際に萬代のゴールで追いつかれる)の反省を活かして、きっちりと1点を守ってきた。今度の徳島戦では僕らが、前回の反省を活かせるかがカギになる」とはシュナイダーの言葉。仙台にとっては、アウェイで2度先制されながらもその都度追いつかれ、勝点1に留まった第1クールの借りを、ホームで返したいところだ。

 その前回対決を振り返れば、今回仙台が改善すべき「反省点」は限られる。前回喫した2失点は、ゴール至近からの直接FKと、正面ながらも遠い位置で与えたFKで、横にボールを流された後に蹴りこまれた35メートル弾の2つと、共にFKがらみのものであった。さらに羽地、河野など、上背のある相手が徳島には多いことを考えると、仙台が気をつけるべきは、セットプレー全般ということになる。

 おそらく今節、2試合連続となるスタメン出場が濃厚な仙台・渡辺も「向こうはセットプレーを、点を取る手段として考えてくるだろうから、何度もチャンスをあげるとまずい。無駄なファールを避けたり、コーナーじゃなくてなるべくスローインに逃げるとか、しっかり気をつけたい」と話す。前節の草津戦で、CKでマークについていた尾本を離してしまいゴールを許した苦い経験をした渡辺。高さでは前節の草津以上の脅威を持つだろう徳島相手に、彼自身も成長した姿を見せたいに違いない。

 一方で徳島としては、セットプレー以外でどれだけチャンスを作れるかが、仙台とのアウェイマッチで主導権を長い間握るためのポイントになるだろう。その意味で、復帰後ここ3試合全て途中出場となっている片岡がどこまでやれるかというのは重要だ。前節の鳥栖戦では、0−1のビハインドの中で同点のPKをもたらすラストパスを供給するなど、調子は徐々に上向きといったところか。今節彼がどのような起用法となるかは不明だが、4−5−1のシステムで試合を始めるもののなかなかチャンスを生み出すことができないでいる徳島にとって、彼の鋭い突破は、流れの中から仙台を崩す上で欠かせない武器だ。
 ただそれでも、徳島の今節における戦い方は「守り」にシフトしたものとなるだろう。前半は人数をかけて耐え、いくつか得られるであろうセットプレーに賭ける。ここ最近のアウェイゲームにおける、徳島のやり方がこれである。

 となると仙台の選手たちは、思わぬ極端な守備陣形を敷いてきた水戸を攻略した、第12節と同じような展開を覚悟しなくてはいけない。
だがそんな仙台に、心強い存在が帰ってくる。
 第13節の京都戦で左足ハムストリングの肉離れ(本人曰く、キャリアで初めての筋肉系のケガだったことで、初めはどういうケガなのか自分でもわからず、しばらくプレーを続けてしまったのだそう)を負い、ここ2試合での欠場を余儀なくされたロペスが今節戻ってくる予定だ。
 ロペス個人のモチベーションもすごぶる高い。ケガの間「殺されるかと思った」と振り返る厳しいフィジカルトレーニングを経て、ようやくボールに触れられた時には「気持ちの良さすら感じた」という生粋のフットボーラー、ロペスにとって、久しぶりの実戦で気持ちが高ぶるということはもちろん、何より徳島は、ロペスにとって個人的にも「リベンジ」の対象であるのを忘れてはいけない。

 第1クールの対決で、ロペスは丹羽の厳しいマンマークを受けただけでなく、徳島の密集した守備陣形に苦しみ、最後にはラフタックルによって警告2枚での退場処分となってしまった。同じ轍をホームで踏むわけにはいかないのだ。
 この時の徳島についてロペスは「マンマークだけでなく、それをかわしてターンしたら何人にも囲まれていた。あの状況から抜け出せるのは、プリンセス・テンコーだけだよ」と冗談交じりで振り返るが、密集の守備陣を崩すには、仙台が持つダイレクトパスでの連携だけでなく、集団を超越した「個」の力が必要になることも。
 復活した「プリンス・ロペス」が勇躍できるか否か。ゲームはまず、ここから動くはずである。


以上

2007.05.18 Reported by 佐々木聡
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着