5月20日(日)J2 第16節 東京V vs 湘南(13:00KICK OFF/国立)
-ゲームサマリーはこちら-
----------
現在J2リーグ得点王の東京V・FWフッキ、MFディエゴをここまで14試合14失点でリーグ4番目に少ない失点数を誇る堅い湘南守備陣がどこまで抑えこめるかが、この試合最大のポイントとなるだろう。
第14節で7連敗を止めた東京V(7位)は、前節山形戦で引き分けたとはいえ、確実にチームは快方へ向かっていると言ってもいいだろう。
その要因はやはりフッキ、ディエゴがきちんと得点できていることにあるが、その裏で欠かせないのがFW廣山望の存在だ。コンビを組むフッキも「うまくいっていると思う。『1人がボールを持ったら、もう片方はオプションを作る』という約束が、2人の中にある」と、手応えを口にしている。廣山効果は攻撃面だけではない。例えボールを奪われてカウンターを食らったとしても、相手を1テンポ遅らせることができて守りやすいのだと、DF陣もフィット感を得ているようである。
またここ数試合、中盤の基本ベースをボックスからダイヤモンドへと変更しているため、トップ下でプレーするようになったディエゴが、ゴール前のシーンでフッキ、廣山らの後ろに必ず詰めてシュートのこぼれ球を狙うというように、攻撃に厚みも加わってきたことも非常に大きなプラス要因だろう。
前節・山形戦の途中から、ラモス監督はそれまで貫き通してきた4バックを崩し3-5-2へのシステム変更を試みた。これがある程度機能したため、今後も「オプション」として採用していくことを決めたようだ。対戦相手や試合状況によって変わるメンバー、システムは、この先注目の1つになりそうである。
対する湘南は、現在5位と非常に好調だ。
それを支えるのが、まず守備だろう。何より元日本代表・斉藤俊秀の加入が大きい。その斉藤から「本当にたくさんのことを学んでいる」のがセンターバックでコンビを組む田村雄三で、第10節にジャーンが負傷し戦線離脱すると、巡ってきたチャンスを見事に掴み昨年までの定位置をしっかりと取り戻している。
また左サイドバックも、定着しつつあった鈴木伸貴が負傷離脱。しかし一方でそれにピッタリのタイミングでケガから戻ってきたのが、昨季チーム最多の47試合に出場した尾亦弘友希だ。前節・愛媛戦でも復帰戦とは思えないほどの働きをみせている。
3−0で勝利した前回の対戦(第9節)では出場していない田村、尾亦がどこまで踏ん張り、個ではなく組織でフッキ、ディエゴを抑えられるかが注目だ。「両外国籍選手が相手の長所なら、逆に短所でもあるから」尾亦は急所封じに自信を覗かせた。不安はボランチの北島義生の出場停止だが、中里宏司の起用で大崩れはなさそうだ。
対戦相手が『東京V』で俄然意気込むのはが永里源気で、ヴェルディを「僕のサッカーの原点」と言うのはJr.ユースで育っているから。また、実は妹(永里優季)が日テレ・ベレーザ(Lリーグ)に所属しており、「僕とヴェルディのつながりは特別」。成長した姿をぜひ見せたいところだ。
さらにもう1つ湘南イレブンの士気を高めているのが「国立」での開催であること。『聖地』に立てる機会に全員が「嬉しい」と目を輝かせていた。
東京Vに連敗阻止の重圧があった前対戦とは違った試合内容になるだろうと、互いに読んでいる。『聖地』のピッチに立てる喜びが良い形でパフォーマンスにつながり、両者の持ち味が存分に見られるゲームを期待したい。
以上
2007.05.19 Reported by 上岡真里江
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第16節 東京V vs 湘南 プレビュー】連敗を止め、上り調子の東京V攻撃陣。堅守・湘南の壁を崩し「自信」を回復できるか(07.05.19)













