今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【AFCチャンピオンズリーグ 浦和vsシドニー:プレビュー】引き分け以上でOKな浦和 ホームアドバンテージに加え、優位な状況を武器にできるか?(07.05.23)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●AFCチャンピオンズリーグ 予選リーグ グループE
5月23日(水)/19:30/埼玉
浦和 vs シドニー
-試合速報はこちら-(TV放送:19:25〜BS朝日にて生中継)
★A3オフィシャル観戦ツアー(¥69,800)詳細はこちら>>
----------------

 ACLは23日、グループリーグ最終節を迎え、グループEで首位に立つ浦和は、ホームでのシドニーFC(オーストラリア)戦に勝つか引き分ければ、決勝トーナメント進出が決まる。
 ただし、首位の浦和(勝点9)と同2位のシドニーFC(同8)との差はわずかに1ポイント。引き分け以上でOK(※)とはいうものの、負ければ一転して敗退となる。アジア制覇を狙う浦和にとっては、大きなヤマ場といえそうだ。

 前節の名古屋戦では公式戦5試合ぶりに勝利したものの、4月21日の川崎F戦(J1第7節)でJリーグ記録の25試合ホーム無敗神話が途絶えて以降、7試合で2勝5分けと勝ち切れない試合が続く浦和。調子が上がらない理由には様々なことが考えられるが、ひとつには得点に関してのワシントンへの過度な依存が挙げられる。
 ここ7試合についていえば、ワシントンが出場したのは5試合。その5試合でチームとして4点を挙げているものの、うち4ゴールはワシントンが挙げたもの。もちろん、この数字はワシントンの得点力の高さの証明ともなるが、裏を返せば、ワシントン以外の得点パターンの少なさともいえる。つまり、ワシントンが抑えられてしまうと、途端にフィニッシュへの形が激減してしまうということだ。
そのワシントンが絶好調ならば、そう問題はないかもしれない。ただ、昨季の好調時ほどはコンディションが挙がっておらず、数多くのチャンスがありながらも1点を奪えれば、という状況が続く。リーグ戦9ゴール(得点ランキング2位)と結果だけは残しているものの、1試合で2得点を挙げたのはわずかに1試合のみ。得点チャンスにワシントンが絡む回数は多いものの、その実りが少ないということだ。
 シドニーFC戦では、勝つしかない相手に受けに回らないためにも、守りながらもいかに攻撃を繰り出すか、ゴールを奪えるかが重要になる。その意味でも、チーム全体としての(ワシントン以外の選手の)、ゴールへの意欲に期待したい。
 当然、浦和についての研究を行なっているシドニーFCとしては、大きくて強い選手をワシントンのマークに当ててくることが予想されるだけに、そこを他の選手が突ければゴールチャンスは広がるはずだ。

 一方で、大型の選手が揃うシドニーFCに対して、守備の要・高さとパワーを持つ闘莉王が間に合わないとなれば、大きな痛手となってしまうのは間違いない。「出たいけど、まずは完全にケガを治したい」(闘莉王)。現時点では出場の可能性は低く、欠場が濃厚だ。

 浦和としては、ホームアドバンテージに加え、引き分け以上でOKという優位な状況をうまく生かせれるかが、ポイントになるだろう。理想は、絶対にゴールが必要な相手の攻撃の意識を逆手に、カウンターから先手を奪うこと。対して、前回アウェイの対戦時のように、パワフルな相手の勢いに押され先に失点してしまうようだと苦戦は免れないだろう。
 
※浦和がシドニーFCと引き分け、3位のペルシク・ケディリ(勝点7)が上海を下せば、勝ち点10で2チームが並ぶことになるが、その場合、当該チーム同士の成績で上回る浦和が勝ち抜けとなる


以上

2007.05.22 Reported by 栗原まさお
----------------
当日券販売のお知らせ
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着