●予選リーグ グループF
5月23日(水)/20:00(日本時間)/バンコク
バンコク vs 川崎F
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TV放送:23:30〜BS朝日(録)
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前節すでにグループリーグ突破を決めた川崎Fは、大きくメンバーを入れ替え、バンコクへと遠征した。総勢16人のこのメンバー選考について公式会見で質問された関塚隆監督は「ACLのレギュレーションの下ではイエローカードが累積すると次のステージで出場停止になる。まずそのリスクは取りたくなかった」と回答。苦笑しながら「7名がイエローカードをもらっていたので」述べていた。
また、ゴールデンウィークの期間を含めた7連戦の過密日程と、ケガ人の発生にも言及し、今回の遠征メンバーについて説明を補足。ただし「消化試合ではなく、しっかりとアウェイの戦いも勝ち点3を取るための戦いをしたいと思っています」と勝利に向けた意気込みを口にしていた。
この試合が消化試合ではない、という認識は遠征してきた選手たちにも浸透している。例えば佐原秀樹は「消化試合になりましたが、どういった試合にしたいですか?」との記者の質問に対して「消化試合のつもりではやらないです。グループリーグではまだ負けてないですし、いい結果を残したい。負け無しで終わりたいです」と口にしていた。チームメイトが残した5戦4勝1分けというグループリーグのここまでの成績を、いい形で締めたいという思いがあるのは間違いなかった。
主力メンバーを総入れ替えし、23人までのエントリーが可能な状況での16人での遠征に対し、懐疑的な見方をされる方もいるかもしれないが、実際に試合を戦う選手にとっては大きなアピールの場になるのは間違いない。特にルーキーの薗田淳や養父雄仁を筆頭に2年目3年目の選手にとっては、代表クラスのレギュラーメンバーを差し置いて実戦経験、それも国際大会でプレーできる願ってもないチャンスである。また今後決勝トーナメントやJリーグでの戦いの中で、出場をアピールするという絶好の機会でもある。そういう意味で、選手個々の士気は高い。
ただ、だからといって全てがうまく行くかという訳ではないだろう。特にコンビネーションの問題が出てくるのではないかと勝手に予想している。前回の等々力で引き分けに持ち込まれた試合を見ていると、バンコク大学の組織力、特に守備力は高いものがあり、苦労させられるはず。また熱帯系の蒸し暑さという環境面での難しさもあるが、そうした状況も含めて、若手選手にとっては大きな経験の場、そしてアピールの場になる事だろう。
ちなみにバンコク大学は公式会見にソムチャイ・サプーン監督が欠席。大学でどうしても席を外せない会議が入ったとのことで、代理で出席したソンマイ・ドクマイ:チームマネージャーに質問したが「我々はホームで試合をしますし勝ちに行きたい。勝ち点3を取りに行くのが重要で、そうすることで来年のモチベーションにつなげたいと思います。ハッピーな形でグループリーグを終わりたいとみんなが思っています」と発言していた。ただ、監督自身が監督会見を欠席した点や、チームの敗退がすでに決まっている事もあって、実際にどのような戦いをしてくるのかは未知数だと言える。
今後のJでの戦いやACLノックアウトラウンドでの戦いを踏まえると、チームとしては選手層を分厚くしていきたい。だからこそ、戦いに臨む選手たちには100%の戦いを期待したいところである。
以上
2007.05.22 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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