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【J1:第15節 川崎F vs 柏 レポート】暑さの中で両者とも決め手を欠いての引き分け。収穫と課題の見えた90分間だった(07.06.16)

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6月16日(土) 2007 J1リーグ戦 第15節
川崎F 0 - 0 柏 (14:05/等々力/15,244人)

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■注目プレイヤー: 中村 憲剛選手(川崎F)
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 前節の名古屋戦後に、自身に向けられたブーイングについて尋ねられた川島永嗣は「覚えてくれていたという事だと思いますが、でも拍手の方が気持ちいいです」と苦笑いしていた。柏をホームに迎えた川崎Fサポーターは、試合前の選手紹介時に山根巌と石崎信弘監督に拍手を送った。
「うれしかったです」と山根は振り返るが、そんなアットホームさは試合開始直後から打ち消された。中盤に降りてボールを引き出すフランサに対して落合正幸が積極的につっかけていく。
「立ち上がりは空回りしていたところもありましたが、気持ちは入っていました」という落合のプレーの影響もあったのか、フランサを起点にできなかった柏はなかなか形を作ることができなかった。

 その一方で、川崎Fも立ち上がりの組み立てに苦しむ。試合後に「立ち上がりにドタバタしていたのでは?」と尋ねられた関塚隆監督は、ジュニーニョの不在とともに、試合前に与えていた柏の情報に誤差があったことを明かし、それが立ち上がりのドタバタ感の原因であると述べていた。
 そういう意味では、川崎Fは前半の中盤過ぎには自分たちのペースをつかんでおり、選手たちの修正能力の高さを示したと言える。ただ、それにしてもゴールが遠かった。我那覇和樹の積極性は素晴らしかった。29分には中村憲剛が難度の高いシュートを放つ場面もあったが、これもわずかにゴール右へ。柏守備陣の守備における集中力の高さを示しているとも言えるが、両者とも決め手を欠き前半は0-0で折り返すこととなった。

 川崎Fは、後半から風邪を引いて体調万全ではなかった森勇介に代えて井川祐輔を投入する。左サイドでの先発が予想されていた菅沼実対策として45分間限定で森を起用したかったという関塚監督だったが、交代出場の井川も与えられた役割をしっかりと全うしており、賞賛に値すると言えるだろう。

 後半開始早々の54分に柏は、オフサイドラインをかいくぐった李忠成がドリブルで持ち込んでフランサ、アルセウとつなぎ強烈なシュートを放ったが、これは川島が気迫のセーブを見せた。ピッチレベルでは30度を超える暑さもあったのか、後半になると局面局面でルーズさが散見されるようになっており、そうした条件がチャンスを生み出す事となる。
 川崎Fにとってのこの試合最大のチャンスは73分に訪れた。56分に、大橋正博に代わり谷口博之がピッチに立っていたが、この交代によって大橋のポジションに入っていた中村が黒津の動きを見極めてラストパス。古賀正紘を後ろに従えて、黒津がGKと1対1になるが、このビッグチャンスも枠に飛ばせなかった。
 一方、柏も81分に途中出場のドゥンビアが1対1のチャンスを迎えたが、これも枠の外。
 試合終盤。ホームの川崎Fが勝点3を目指して怒濤の攻めを仕掛けたが、最後までゴールネットを割ることはできず、スコアレスドローでの決着となった。

「今日のミーティングを自分がやった後、選手同士で結束して戦いに臨んでくれた。選手が一つになった戦い(を見せてくれたこと)はぼく自身は非常にうれしいと思いますし、また選手たちの進歩といいますか、たくましさを感じてます」と会見で前向きな発言をした関塚監督は「リーグ戦というのはこういう時期をどう乗り越えてやっていくのか、というのが最終的に大事になる」と選手たちを鼓舞するかのように述べていた。
 この試合を前向きにとらえていたという点では柏も同様で、特にここ数試合内容の悪さが目立っていただけに「前の試合よりはいい方向に向かっていると思います」と李は自分に言い聞かせるかのように述べていた。
 仲良く勝点を1点ずつ積み重ねた両チームだが、共に収穫と課題の見えた試合だった。


以上

2007.06.16 Reported by 江藤高志
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