6月24日(日) 2007 J1リーグ戦 第17節
大宮 0 - 0 横浜FM (15:00/駒場/10,051人)
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■注目プレイヤー: 江角 浩司選手(大宮)
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負けなかったのか、勝てなかったのか。もはや判断が難しくなってくる大宮の8戦連続の負けなし。なにしろこの8戦中勝利を収めたのはわずかに2戦のみなのだ。だが、この8戦で失点が3と類をみない安定ぶりで、上昇へのきっかけになりそうなのも確か。それだけにシーズン開幕当初の不振を脱し引き分けが続くと今度は勝利を、願わくば連勝を、と見ているものの欲は膨らむ。だが「けが人がいるなどのチーム状況を考えれば今日の引き分けをよしとしたい」とロバート監督はポジティブに捉える。「僕らだって引き分けでよくてやっているわけじゃない。でも下位チームとしては色気を出すリスクを負うことより、今の状態で我慢を続けることが大事」と小林慶行。チーム全体が、地に足をつけているように感じた。
ともあれ、23日のJリーグで甲府が勝利し、千葉、大分が負けたこともあり大宮は15位(17位まで同勝点ではあるが)まで浮上、J1残留圏内まで浮上した。
「開幕した頃は試合が始まるとすぐ点をとられちゃうけど、今はそんなことがなくなった。やっていて楽しいし自分たちのやっていることが正しいって言うのは結果で証明していかないといけないと思う」と片岡洋介。彼はこのところ安定してきた4−1−4−1システムの中でかなり攻撃的に役割を変えており、自由も与えられているだけに結果で応えたいという。この話に代表されるように、J1全17チームとの対戦が終了した今、大宮は大きくはないものの確かな手応えを得ているようだ。
だが、この一試合を見てみると大宮にとって勝てない試合だったわけではないだけに歯がゆさも残る一戦だったことも事実。ビッグチャンスに決められない。シュート数は6で横浜FMの8とそう変わらないが決定機ということで言えば物足りなかった。
立ち上がりから、アグレッシブに取りに行くことができた大宮。前半8分にはこの日の大宮にとって最大のチャンスが訪れた。左サイド藤本主税のクロスに中央でエニウトンがヘディングで合わせる。GKが弾いたボールに反応した小林大悟のシュートはディフェンダーに防がれる。だが、指揮官だけでなく選手たちも「あれを決めていれば」もしくは「ああいうビッグチャンスに決められないと厳しくなる」と悔やんだワンシーンだった。
その後も大宮は試合を支配。今季初先発のハーフナー マイクと坂田大輔という横浜FMの2トップに全く仕事をさせず、ハーフナーを前半終了時にはベンチへ下げることになる。
だが、そのハーフナーと山瀬幸宏を下げ、流れを変えようと図った横浜FMが一気に勢いを取り戻す。そんな中、後半開始直後の3分には負傷によりGKが交代、荒谷弘樹が下がり江角浩司が入る。これにより交代カードの枚数が一枚減り、これまでのように試合中にフォワードを2枚にし4−4−2にシステム変更することが難しくなったと指揮官は話した。
逆に交代が効果的だった横浜FM。田中隼磨は一枚ポジションを上げ、2トップは大島と坂田に。この大島に前線でボールが収まることからロングボールが増え、逆に大宮は守備でのセカンドボール争いに人数をかけざるをえず、前線が手薄になった。16分には右サイド田中隼からのクロスに坂田の強烈な右足シュートを浴びたが江角がきっちり弾き事なきを得た。22分にはカウンターから坂田が持ち込みシュート、35分には大島のヘディングと畳み掛けられた。が、ことごとくわずかな差で大宮ゴールを割ることはなし。横浜FMにしても勝てた一戦だった。「スピリットのない腹立たしい試合」と早野監督は表現したが、後半の猛攻を見る限り大宮に脅威を与えたのは間違いない。
大宮はこれで勝点16の15位。わずかにではあるが着実に上昇を見せる大宮の視界に勝点23で9位につける横浜FMの背中が見えてきているかもしれない。
以上
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