6月27日(水)J2 第24節 鳥栖 vs 山形(19:00KICK OFF/鳥栖)
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2日(土)アウェイ、10日(日)ホーム、13日(水)ホーム、17日(日)アウェイ、27日(水)ホーム。
鳥栖の6月の試合日程である。分かっているとはいえ、あらためて見ると過酷な日程である。
2日(土)ホーム、9日(土)アウェイ、13日(水)ホーム、17日(日)アウェイ、23日(土)ホーム、27日(水)アウェイ。
今節対戦する山形の日程は、さらに過密である。
試合がある分だけ、ファンやサポーターは嬉しいのだが、選手の疲労は計り知れない。それでも、贔屓チームには勝利を願い、エキサイティングな得点を望み、身体を投げ出してシュートを防ぐことを期待する。申し訳ないとも思いつつ、今節の対戦に想いをはせめぐらせる。
鳥栖は、前節には試合が無く、万全な体調で今節を迎える。前々節には、先制しながらも後半立ち上がりに連続失点を喫し、不甲斐ない敗戦で勝ち点を失った。
「あの時間帯さえ頑張れば、結果は違っていた」とMF村主は振り返ったが、「修正できる範囲」とも語ってくれた。確かに第2クールに入ってからの鳥栖は、全体の守備が連動し高い位置からボールを奪うことが出来ている。この10日ほどの間に心身ともにリフレッシュし、再度選手同士で意思統一を図り、今節に備えることができている。練習場でも大きな声で励ましあい、意見を出し合う姿は敗戦前とはなんら変わることは無い。
並外れたパワーを持つ外国籍選手や上位チームのFW選手に混ざって、得点順上位につける藤田がいる。PKによる得点を除くと、藤田は京都のアンドレらと並び得点順トップとなる。少ないチャンスの中で、確実に得点を増やしているだけにフィニッシャーとしての期待がかかる。出来る限りゴールに向いてボールを渡したい。両サイドのMFとDFがより深く相手陣内に入ることで、可能になるだろう。
また、今節のゲームメイクはベテランの山口が負うことになりそうだ。尹 晶煥の欠場が確実なだけに、90分間を通して彼がボールをコントロールし続けることになれば、鳥栖が優位に立つことになる。ボランチを組む高橋が前線に飛び出す機会も増えることだろう。MF高地、山城、廣瀬らが走り回ることで、山形の守備を混乱させたいところだ。
対する山形は、6月に入り勝利が無い。勝利を挙げることが出来ない試合が8試合続いている。(15節対東京V戦以降3分5敗)
とはいえ、前線からのプレッシングとスペースを使うサッカーが、第22節C大阪戦以降、徐々に復活しつつあるように見える。FWとボランチの連動したプレッシングさえ機能すれば、財前を中心とした攻撃が生きてくる。また、サイドからの攻撃が機能すれば、豊田の高さも大きな武器になる。前節の試合で見せたFW北村のミドルシュートも要注意だ。高さと上手さの武器があるだけに、そこまでに持っていく精度と回数が求められる。
鳥栖と山形は、前節共に敗れている。鳥栖は、後半の立ち上がりに隙を突かれ失点。立て直す間もなく、連続3失点と手玉に取られてしまった。山形も、ポゼッションされた中でプレスをかけるタイミングを計っている間に2失点喫してしまった。
しかし、鳥栖は前半に山口、レオナルド、藤田と流れるようなワンタッチプレーで先制点をあげることが出来た。山形も後半に財前をからのクロスにMF宮沢のロングランシュートを見ることが出来た。どちらもペースを握られての失点だったが、中盤が起点となった得意の形で得点をあげることも出来ていた。当たり前のことだが、自分たちのペースを掴んだ方が優位に試合を進めることが出来る。鳥栖も山形も高い位置からの連動したプレッシャーをかけてくる。そこで、奪ったボールをどのようにしてポゼッションできるのか・・・。ここに勝ち点の差がある。
過酷な日程だが、気力と意地でペースを掴んで欲しい。
「自分たちだけが苦しいわけではない。相手も同じこと。ピッチに立ったら、ひたすらゴールを目指すだけ」
ファンのため、サポーターのため、そして自分たちのために選手は異口同音にコメントしてくれる。
このひたむきなコメントの中にアスリートとしての使命とスポーツの素晴らしさを感じることが出来る。
選手に感謝しつつ、試合を楽しみたい。
以上
2007.06.26 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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