●7月12日(木)14:00/小瀬※練習試合
甲府 0-3 千葉
・得点者:29分 米倉 恒貴(千葉)、 熊谷 智哉(千葉)、 小井土翔(千葉U-18所属選手)
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★試合後の大木武監督(甲府)コメント
★試合後の越後和男監督(千葉リザーブズ)コメント
この日のトレーニングマッチ(以下 TM)は、甲府にとっては15日のナビスコカップ(対川崎F)のサブメンバー入りを賭けた試合と言ってもいい。前半のメンバーには林、茂原、山崎、保坂、鈴木、田森、増嶋と今シーズンレギュラーポジションを手にしたことがある選手が揃っており、「川崎F戦の先発?」と勘違いする人がいてもおかしくないメンバー。金曜、土曜とトレーニングがあるが、後半に出場したメンバーを含めて川崎F戦に向けて最大のアピールの場となる試合だ。
一方、ジェフユナイテッド千葉リザーブズ+ユース4名+練習生2名(以下、ジェフR)にとっては、週末のホームでのJFL(対 佐川急便SC)に向けたレベルアップのためのTMとなった。トップチームはオフに入っているので、アマル オシム監督やトップチームの選手はこの場にはいない。ジェフRは火曜日にYKK APのBチームと、水曜日にはFC岐阜(30分×3)と対戦しており、フィジカル的には厳しい条件下での木曜日の甲府戦だった。来週には神戸のU-21、Honda FCとのTMも組まれているので、この2週間で7ゲームをこなすハードスケジュールだ。
前半は立ち上がりから甲府がゲームを支配するが、選手の名前を見れば当たり前の展開。J1の選手がJFL・ユースの選手相手に押し込まれる訳にはいかない。しかし、ゴールを決められないまま、29分にセットプレーの流れから米倉にゴールを許してしまう。そして、前半の終盤はジェフRにペースまで握られて0−1で甲府は前半を終えた。後半は、前半から引き続き出場した御厨に加えて、木村、神崎、國吉、久野という新加入選手が攻撃の軸となったが、「瞬間的には出来るが、いい時と悪い時の差が激しい。後になるほどブツ切れ」と大木監督が話したように、安定して甲府らしさを発揮することは出来なかった。今シーズン、まだ出場機会のないGKの桜井、CBの御厨、FW・木村は少なくとも部分的には良さを発揮したが、大木監督が日曜日にチャンスを与えようと思うまでには到っていなかっただろう。ただ、中断後には高校生以外の新加入選手からもチャンスを手にする選手が出るのではないかという期待は持てた。
一方、ジェフRではトップ下に入った米倉(八千代→ジェフR)に対する印象が良かった。スピード、技術は当然のことだが、安定してそれを発揮できる点がプロに近いレベルにいることを証明していた。霜田コーチは「今日は全員が良かった。米倉は3日間ほぼフル出場だが、相手が甲府だけに3連戦の中で一番いいプレーをした。ただ、これくらい出来て当たり前」という趣旨の話をした。甲府の方が、彼らのモチベーションに見合ったプレーが出来なかった部分もある。ともかく、下部組織とトップの間にJFLのチームを入れる千葉のチャレンジは、「お金をかけないで、自前でいい選手を育てる」という成果を、そう遠くない未来に形にすることになるはずだ。
日曜日にナビスコカップのベスト4を賭けて川崎Fと戦う甲府の(現在の)主力組は、TMの途中に小瀬を後にした。今週は激しいトレーニングを行っており、コンディションを考えてのことであるが、試合後に記者に囲まれた大木監督の表情からは、準備が順調に進んでいることを感じた。
以上
2007.07.12 Reported by 松尾潤
J’s GOALニュース
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