7月18日(水)J2 第28節 愛媛 vs C大阪(19:00KICK OFF/愛媛陸)
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後半戦の初戦となった前節を、ともに白星で飾った愛媛とC大阪。愛媛は12位から10位へ、そしてC大阪は9位から8位へと順位を上げ、幸先のよい第3クールのスタートとなった。ただ、前節の勝利は両チームともに苦しい前半戦の戦いを思い返すような展開だった。
まず、愛媛は終盤に鳥栖の猛攻にさらされたものの、望月監督が「ああいう入り方をすれば悪いゲームにはならない」と評価したように、前半はFWの内村や藤井ら、前線からの献身的な守備で試合の主導権を握った。そして後半24分にPKで先制すると、未だ勝率10割という先行逃げ切り必勝パターンで勝点3をつかんだ。金守というDFリーダーを欠いて臨んだ一戦にも、「金守がいないことで1人1人のやることがはっきりした」と望月監督が振り返ったように、結果的にはチーム全体の守備の意識が高まったことが功を奏した。この点を踏まえれば、愛媛としては今節もまずはしっかりとした守備からゲームを作り、これまでの勝ちパターンに持ち込むことが勝利への近道となるだろう。
そして対するC大阪も、なかなか前線でボールが収まらず、攻めあぐねる苦しい展開にもセットプレーを絡めた3得点で徳島から勝点3をもぎとった。「しっかりとボールを持って淡々と攻めてくる」とは、愛媛のボランチ・宮原の以前所属していたC大阪に対する印象だが、愛媛としてはポゼッションされたとしても、不用意なファールでセットプレーを与えて先に失点することは避けたところ。この点に関してC大阪は、出場停止で今季初めて欠場するMF古橋の穴を埋められるかが課題。徳島戦では縦への仕掛けの部分でも迫力を欠いていただけに、苔口ら控えに回っていた攻撃陣の奮起が今節の勝敗の行方を握る鍵になりそうだ。
そして攻撃陣で言えば、FW田中を怪我で欠く愛媛も今後はその代役を誰が担うことになるのかは興味深いところ。前節は内村、藤井のツートップとなったが結果的にはノーゴール。交代でJ初出場を果たした笹垣を含め、大木や三木らのコンディションが戻りつつあるだけに、今後は激しいポジション争いが繰り広げられることは必至。中盤では宮原が加わったことで、一足先にポジション争いが激化しているだけに、若いチームの勢いに激しさが加わることで愛媛が力強さ、勝負強さを増していくことができれば、この7月に入って見えてきた中位陣の背中を捕まえる可能性も高まってくる。
こうしたチーム内の競争という点に関しては、C大阪にも同じことが当てはまる。台風で試合が延期になったことでU20ワールドカップに参加していたFW森島、MF香川がチームに合流したが、替わりにU17日本代表候補のトレーニングキャンプに柿谷が招集された。このように今後、選手が入れ替わる中でチーム全員が常に戦える状態で試合に臨むことができるかは、両チームにとってシーズン後半戦を戦い抜く上で一層重要なポイントになってくる。主力選手を欠いた両チームにとって総力戦となる今節は、両チームの底力が試される一戦となりそうだ。
台風4号が通り過ぎた後、降り続いた恵みの雨は四国地方から渇水の不安を取り除いた。そしてどんよりと曇っていた愛媛の空には、再び青空が戻ってきた。試合が延期となったこの3日間の天候を味方につけたのは愛媛か、それともC大阪か。水曜のナイトゲームは梅雨空をも吹き飛ばす、熱い一戦になりそうだ。
以上
2007.07.17 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第28節 愛媛 vs C大阪 プレビュー】ともに主力を欠いて臨む愛媛とC大阪との一戦は、両チームの底力が試される総力戦に。(07.07.18)















