●アジアカップ2007 決勝トーナメント準々決勝
7/21(土)19:20キックオフ/ハノイ
日本 vs オーストラリア
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★7/17練習後の日本代表各選手コメント
グループB1位通過の決まったベトナム戦から一夜明けた17日。日本代表は夕方17時半から試合会場のミーディンスタジアムのサブグランドで練習試合を行った。出場したのはベトナム戦の先発メンバー以外の12人。対戦相手はベトナムの地元クラブだった。
試合が始まる前、中村俊輔(セルティック)や高原直泰(フランクフルト)らレギュラー組は、軽いランニングとPK練習を実施していた。21日の準々決勝・オーストラリア戦からは、延長戦でも決着がつかない場合はPK戦が行われる。3年前のアジアカップ(中国)でも、準々決勝・ヨルダン戦でPK戦にもつれ込んでいる。あの時は日本が中村俊、三都主アレサンドロ(ザルツブルク)が立て続けに失敗した直後、キャプテンだった宮本恒靖(ザルツブルク)がレフリーにピッチ状態の悪さを直訴。それで流れが一気に変わり、川口能活(磐田)のミラクルセーブにつながったというドラマがあった。今回もPKは非常に重要な要素になるかもしれない。
そんなレギュラー組とは別にサブ組は45分ハーフの練習試合にのぞんだ。スタメンはGK楢崎正剛(名古屋)、DF(右から)水野晃樹(千葉)、坪井慶介(浦和)、伊野波雅彦、今野泰幸(ともにF東京)、ボランチ・橋本英郎(G大阪)、羽生直剛(千葉)、右MF太田吉彰(磐田)、左MF山岸智(千葉)、FW矢野貴章(新潟)、佐藤寿人(広島)の4−4−2。対するベトナムの地元クラブも4−4−2の布陣だった。
サブ組の選手たちは6月30日のJリーグ第18節から90分の真剣勝負から離れている。山岸や佐藤、水野らはグループリーグに途中出場しているものの、フルゲームは久しぶり。そんな気負いもあったのか、自陣に引いて守る相手を思うように崩せなかった。オシム監督が求める素早いボール回しは見せるのだが、フィニッシュの一歩手前がやや雑になってしまう。
前半22分には水野→羽生とつながった瞬間、佐藤がゴール前走りこんでラストパスを受けたが、残念ながらシュートは枠の上に跳んでしまう。29分にも太田からのパスを受けた佐藤がペナルティエリア内で左足シュートを放つが、得点には至らない。極めつけは38分。水野の右サイドからのFKに頭ひとつ抜け出した矢野がフリーでヘッド。これは入ったと思われたが、信じられないことにクロスバーを叩いてしまう。やはり試合勘の鈍りがあったのか、前半の日本は無得点で終わってしまった。
後半は楢崎と川島永嗣(川崎F)が交代。前半を通じて右サイドの水野と太田の動きがかぶっていた印象が強かったため、オシム監督は太田をトップ下の位置に動かし、水野のために右サイドの広いスペースを空ける配慮をした。
しかし水野はなぜか元気がなかった。すでに13日のUAE戦、16日のベトナム戦と2試合に途中出場しており、各ゲームで持ち味の鋭いドリブル突破を何度か見せていた彼だが、この日はミスが目立った。太田→矢野とタイミングよくボールがつながり、右サイドが空いていた時も、水野は動き出しが遅れ、GK川島に「晃樹〜」とハッパをかけられていたほどだ。やはりチーム最年少の気負いがあるのだろうか・・・。彼の復調に期待したい。
後半も思うように得点できなかった日本だが、後半27分に待望の1点が生まれる。中央を動いていた羽生から右サイドの太田へとパスが渡り、逆サイドに走りこんだ佐藤に絶妙のクロスが入った。佐藤はタイミングよくヘッドし、ゴールネットを突き刺した。「いくら練習試合とはいっても、0−0というのは良くない。練習試合というのは必ず勝たなければいけないもの」と話す本人も安堵の様子を見せていた。
このゴールが決勝点となり、日本は1−0で勝利。サブ組の面目躍如となった。今回の相手の地元クラブは日本代表が普段練習試合をしている流通経済大や明治大学よりも実力的に上だった。得点差があまりつかなかったのも仕方ない面はあるだろう。
久しぶりの90分ゲームを消化し、サブ組の選手たちのコンディションは多少なりとも上がったはずだ。「ここから先はレギュラー組の選手が出場停止になったり、ケガをすることもありえる。サブ組が先発する可能性もゼロじゃない。僕らもいい準備をすることが必要」と佐藤は改めて気持ちを引き締めた。
次のオーストラリア戦にはオシムジャパンの選手それぞれが強い思いを抱いている。中村俊や高原、中澤佑二(横浜FM)、坪井慶介(浦和)らドイツワールドカップ初戦のピッチに立った者たちは、今も屈辱的な逆転負けを忘れていない。佐藤や中村憲らドイツへ行っていない選手たちも「みんな勝ちたい気持ちが強い」(中村憲)と意欲を燃やしている。レギュラー組にはリフレッシュ、サブ組にとってはコンディション向上の17日のトレーニングだったが、明日からは再びチーム一丸となり、因縁の相手へと向かっていくことになる。
以上
2007.07.17 Reported by 元川悦子
J’s GOALニュース
一覧へ【アジアカップ2007】7/17練習レポート:サブ組がベトナム地元クラブと練習試合。佐藤寿人のゴールで1−0で辛勝。(07.07.17)















