7月25日(水)J2 第30節 愛媛 vs 水戸(19:00KICK OFF/愛媛陸)
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今季はもう一歩、あと一歩が踏み出せないことで、勝ち星から見放されている愛媛。前節の湘南戦では右サイドのMFに大山を、そしてDFには関根を入れて右サイドバックの森脇を左に配し、両サイドからの攻撃にテコ入れを図った。しかし「オーバーラップのタイミングやバランスが悪かった(望月監督)」ことで、充分な成果を得ることはできず、相手が10人になった後も「繋ぐ意識が強すぎた(DF星野)」ことで、ゲームを支配しながらたたみかけられずに勝点2を失ってしまった。
ただ、立ち上がりには前線から連動した守備でFW内村の先制点を生み出した。2人、3人と選手がプレーに関わりながら、内村の突破力や大山の仕掛けといった個の力を交えて自分達の時間帯を作れるようになってきたことも事実。その点では、同じように退場者を出してスコアレスドローに終わった第1クールの湘南戦(3/25@平塚 /jsgoal_archive/result/20070200030520070325_detail.html )と比較しても、内容的には明らかに進歩を見せているといっていいだろう。それだけに「大事にやりすぎて大胆な仕掛けが少なかった(望月監督)」ことが余計にもどかしく感じられた。
内容が良くなってはいるものの結果に結び付けられていない点は、水戸も状況は愛媛と似通っている。結果的には6連敗中ではあるが、どのチームと対戦しても内容的には決して悪くない試合を続けている。前節の京都戦でも単純なミスから先制を許したが、攻撃的な姿勢を貫いて京都と同じ14本のシュートを放ち、最後まで粘り強く戦った。内容と結果が一致しない今季を象徴するかのような展開ではあったが、こちらも悲観するような状態ではない。むしろ愛媛は「2枚のFW(塩沢、岩舘)がよく動くので、負けないように運動量を増やしていく(DF金守)」ことを怠れば、前半だけで3失点してしまった第2クールの対戦(6/17@水戸 /jsgoal_archive/result/20070200030320070617_detail.html )を再現しかねないだろう。
時にミスから、あるいは隙を突かれてはゲームを落とし、ハマれば強さを見せる愛媛と水戸だけに、今節もワンプレーが勝敗を決してしまう可能性は大。となれば今節は両チームに新しく加わった外国籍選手が、これまでの両チームに足りなかった決定的な仕事に関われるかに注目したい。その点でまず水戸はビジュを加えて4試合を戦い、京都戦ではサイドやツートップへボールを配給することで攻撃の起点になってきた。負傷した村松の代わりに小椋がボランチに入れば、まず愛媛はこの中盤の底をケアすることがポイントになりそうだ。
逆に愛媛の注目は、前節の湘南戦で途中出場を果たしたFWのジョジマール。未知数の部分は多いが「懐が深くて取られそうで取られない(MF江後)」、「高い位置でキープができるし決定力もある(MF大山)」とチームメートの評価は上々だ。コンディションも良く、望月監督も紅白戦では積極的にジョジマールを起用していることからも、今節はさらに出場時間も長くなりそうだ。その中で、愛媛に足りなかった攻撃での仕掛けを補う起爆剤としては面白い存在になるだろう。
このようにして新しい戦力を加えながら、その影では着実に自力を蓄えつつある愛媛と水戸。10位・13位と、どちらも今は下位に低迷しているが、内容を結果に表す次のステージへとステップアップする準備は整っている。第2クールで愛媛に勝って以来、長い連敗のトンネルを抜けられない水戸は再び愛媛をステップにして次のステージへ飛び立つか。それとも愛媛が第2クールの雪辱を果たして4試合ぶりのホームゲームでの勝利を手にし、下位グループを飛び越える足掛かりにできるか。今節は「内容よりも結果にこだわりたい(DF金守)」という言葉が、両チームの全選手から伝わってくる好ゲームを期待したい。
以上
2007.07.24 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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