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【J2:第32節 愛媛 vs 東京V プレビュー】得点力不足に悩む愛媛、FW2枚を欠く東京V。ともに攻撃力に不安を残す中、勇気ある縦への仕掛けで先制点を奪い、勝利に近づくのはどっちだ!?(07.08.05)

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8月5日(日)J2 第32節 愛媛 vs 東京V(18:00KICK OFF/愛媛陸)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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7月の連戦を終えて迎えたこの1週間のインターバル。しかし「試合に出ていなかった選手にとって逆に今週はキツかったですね(苦笑)」とMF赤井がいうように、この1週間で2試合のトレーニングマッチ(7/29vs徳島ヴォルティスアマチュア、8/1vsカマタマーレ讃岐)を精力的にこなした愛媛。課題の得点力不足に対して今週はトレーニングとあわせて、ビルドアップから崩す形を実戦でもトライしてきた。

そのトレーニングマッチでは、今季まだリーグ戦で得点のない藤井や笹垣、ジョジマールらFW陣がゴールを挙げて結果を残したものの、攻撃面はまだアクセルを深く踏み込めないノッキングした状態のまま。「もっとペナルティーエリアに入って仕事ができれば」と語るジョジマールも、もう一歩チームにフィットしていない状態から先へ進めていない。

ただ、そんな状況でも「昨季のように相手のミスじゃなく、今季は自分達で試合の主導権を握れるようになった」と望月監督が評価するように、前半戦を通じて全員がプレーに関わり、ボールを動かすという目指すサッカーができるようになってきたことも事実。トレーニングマッチでも、最終ラインからビルドアップして両サイドに展開し、試合の主導権を握った。その後は公式戦のようになかなか縦にボールが入らない時間も続いたが、「もっと縦へ仕掛けよう!」という望月監督の指示に、背中を押されるようにして勇気を持って勝負を仕掛けたことで攻撃の糸口をつかみ、結果としてそれがゴールにも結びついた。

だからこそ、ホームで4試合ゴールのない愛媛にとって今節は、たとえ東京Vが相手であってもトレーニングマッチのような勇気を持った仕掛けができなければ、勝点3に近づくことは難しい。そしてこの勇気を持った縦への仕掛けという点はFWフッキ、船越を出場停止で欠く東京Vに対しても当てはまること。前節はフッキを欠く攻撃陣が縦へと突破する迫力を欠いてしまったが、福岡に一矢を報いたゴールは永井のドリブル突破から生まれたもの。「ヴェルディに対してはカウンターからいい形を作れているので、嫌なイメージはない」と愛媛のDF金守が語るように、両チームとも先制すればカウンターを武器に8割を越える高い勝率を誇る(前半終了時リードの場合はともに勝率10割)だけに、どちらが先に勇気を持って攻撃的に戦えるかは今節のポイントのひとつになりそうだ。

そしてもうひとつ、両チームの対戦で興味深いのは互いにアウェイでの勝率が高いこと(東京Vは愛媛で2勝1分、愛媛は東京Vのホームゲームで2勝1敗)。今節で勝点3を挙げることができれば、仙台の結果次第では3位に浮上する可能性もある東京Vとしては相性のいい愛媛で確実に勝点を積み重ねておきたいところ。逆に、愛媛としては現在ホームで4試合勝利から遠ざかっているだけに地元愛媛のサポーターの前でおよそ2ヶ月ぶりとなる歓喜の瞬間を迎え、ホームで東京Vから初白星を挙げたいところだ。

そして愛媛は今節の東京V戦の後に、福岡、仙台と上位陣との対戦が続くだけに、チームが次のステップに進めるかどうかが試される正念場を迎える。7月に続いて8月も、愛媛にとっては残りのシーズンの行方を占う、目を離すことができない試合が続くことになりそうだ。

以上

2007.08.04 Reported by 近藤義博
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