●アジア女子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
2007年8月12日(日)19:00キックオフ/国立競技場
日本女子代表 vs タイ女子代代表
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ベトナム戦を完勝し、北京五輪の出場権を手にしたなでしこジャパンが予選の最終戦をホーム国立競技場で迎える。
女子サッカーにとって初めてのホーム&アウェイ方式での戦いとなったこの北京五輪最終予選。第3戦までは順調に白星を重ねていた日本だったが、アウェイ韓国戦でまさかのドロー(2−2)に終わった第4戦。出場権に王手をかけつつも足踏み状態となって一ヶ月以上がたち、五輪出場を決めるベトナム戦に臨んだ。この試合直前に行われたアメリカ遠征を経てなでしこジャパンは崩れかけた調子を立て直すことに成功していた。公式試合としてはアメリカに1−4で負けはしたものの、実はもう1試合アメリカとテストマッチを行っており、ここでは1−1のドローに持ち込んでいた。アメリカ遠征から成田経由でベトナムに入るという強行スケジュールではあったが、アメリカで改めて課題を確認し、自信を得たなでしこジャパンはいよいよ決戦へ。その成果は試合に大きく反映されていた。サイド攻撃から、セットプレーから、そしてパスワークから。日本は8得点を挙げて内容、結果ともに納得のいく形でベトナム戦を勝利。この試合で2大会連続となる五輪出場権を手にした。試合後、選手たちはそれぞれに「ホッとした」と語っていた。勝って当たり前――チャレンジャーであった前回の予選とは全く異なったプレッシャーがのしかかっていたに違いない。ようやくそのプレッシャーから解き放たれた表情は和やかだった。
最終戦の相手はこの予選で韓国を倒すほどの実力を見せたタイ。4月15日にアウェイで行われた試合は厳しい暑さの中での戦いだった。引いて守るタイを向こうに、日本は焦ることなく確実に得点を重ねていく。前半に澤、荒川のゴールで2−0と日本がリードして前半を折り返すと、後半にも大野の2ゴールで4−0で日本が勝利している。
すでに出場権を獲得しているとはいえ、この最終戦は凱旋試合。勝利はもちろんのこと、ここまで応援してきてくれた多くのサポーターのためにも、モチベーションを下げることなく戦わなくてはならない。凱旋記者会見で多くの選手が口にした「感謝」の気持ち。その気持ちを持って、「これぞなでしこのサッカー」だという魂のこもった試合でこの最終予選を締めくくってほしい。
以上
2007.08.11 Reported by 早草紀子
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