■U-22 4カ国トーナメント2007 /中国・瀋陽オリンピックスタジアム
8/1(水) U-22日本 2−1 U-22北朝鮮
得点者:21' 河本 裕之(U-22日本)、28' 梅崎 司(U-22日本)、67' リチョルミョン(U-22北朝鮮)
8/3(金) U-22日本 0−0 U-22中国
8/5(日) U-22日本 0−1 U-22ボツワナ
得点者:46' アモス(U-22ボツワナ)
■最終順位
1位:U-22ボツワナ 勝点6 得失点差±0
2位:U-22中国 勝点4 得失点差+1
3位:U-22日本 勝点4 得失点差±0
4位:U-22北朝鮮 勝点3 得失点差−1
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ボツワナ戦後「生ぬるい試合」と反町康治監督は評したが、ボツワナ戦のみならず神戸合宿から中国での3戦を通して、一連の日程がすべて「生ぬるい日々」だったと言わざるを得ない。効率的とは言いがたいが、得たもの、収穫はないでもない。だが、それを最終予選に生かせるかどうか、指揮官の手腕のみならず、選手や周囲の意識にかかっているような気がする。
帰国後には川淵三郎日本サッカー協会キャプテンが反町監督に直前合宿の前倒しを提案したとの報道もあったが、それくらい事態は深刻で今回の中国遠征は最終予選直前らしからぬものとなってしまった。
最終予選につながる明るい要素としては、少数であるが新しい素材の発掘ができたことだろう。2次予選まででですでに多くの素材を見てきてはいるが、この合宿ではU20世代からの招集ができた。彼らを実戦の中で試すことができたのは大きなプラス要素だ。
彼らはカナダでのU-20ワールドカップ終了から日が浅いこともあり、U20日本代表チームでの戦いに近い雰囲気を持ち込んでくれた。明るく、強い意欲を恥ずかしがらずに表に出す。彼らの存在でチームに明るさが増したことは反町監督も認めるところだ。プレーを見ても、森島康仁(C大阪)、安田理大(G大阪)、梅崎司(大分)らのゴールに向かおうとする姿勢はこれまでには見られなかったもの。確かに荒削りな部分や周囲との連動性の問題点は否めないが、それでも成長の余地があることは感じさせた。
また、指揮官にとって選手選考には一役買った大会のようだ。試合としては中国戦やボツワナ戦のように勝ち切れなかったり、戦い切れない試合もあった。だからこそ「逆にインターナショナルな選手とドメスティックな選手を見極められた」と反町監督は話している。
これは、選手にとって悔しいことこの上ないコメントだろう。いい試合をして、その上で力を見極められるならともかく、戦い切れていなかったこの大会で、指揮官に力を判断されてしまっては…。だが、もう残された時間は少ない。今の彼らにできることは、月並みではあるが所属チームに帰っての奮起。そして、次に招集されたら二度とそんなことは言わせない、という強い気持ちを見せることである。
ただ、ポジティブな要素ばかりでないことは冒頭に述べたとおり。「帰国したら風あたりは強いだろう」と反町監督は中国で予想していたが、その通り最終予選に向けてチームの状態を不安視する声が上がるのも仕方がない。
何よりもこの3戦ではっきりしたことは、攻撃の形について共通の認識を持つことの難しさ。例えば中盤のパスワークで崩して、サイドのオーバーラップから中に入れて、など特定の形が見られなかった。共通認識がないということは、ひとつひとつのパスが通らない、つまりミスになることも多く、3戦目などはその攻撃でのミスが失点につながっている。攻撃の意思疎通のなさは、得点できない=勝てないということだけでなく、ミスにつながり失点=敗戦という結果につながる可能性もあることが証明された形だ。
「即席のチームだから共通イメージの欠如はある」と反町監督は認め、U20日本代表から合流した選手たちも指摘していた。いわく「監督のサッカーが浸透していない」「形を模索している段階に見える」「ゴールに向かう姿勢が足りない」などなど。確かに今回は大会までの準備期間が少ない即席チームだったとはいえ、ここまで常に招集されているメンバーも少なくなかった。最終予選は6試合あるが、新しい選手を招集すれば、そのたびに同様の状況になる。守備に関しては、中国戦のように相手にボールを持たれてもしっかり守り切ることができるようになっているので、攻撃に関してもう少し形を固めていきたいところだ。
最終予選まであと10日。聖地国立競技場でのU22ベトナム戦まで、限られてはいるが時間がないわけではない。その中でどれだけ修正し、いかなる戦いを見せてくれるか。温かくも厳しい目で見守る必要がある。
以上
2007.08.12 Reported by 了戒美子
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