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【J2:第33節 東京V vs 水戸 レポート】昇格への危機感募る東京Vが3試合ぶりの白星をゲット。水戸は相性の良い相手にも自分たちのサッカーが全くできず自滅(07.08.13)

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8月12日(日) 2007 J2リーグ戦 第33節
東京V 2 - 0 水戸 (19:03/西が丘/4,382人)
得点者:'22 ディエゴ(東京V)、'32 船越優蔵(東京V)

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全員が「J1への危機感」をもって戦った東京Vが、対水戸戦ホーム初勝利を飾った。
「ウチにはもう余裕がない。これからはトーナメントのように1つずつ1つずつ勝っていかなければならない」。ラモス監督の言葉はチーム全員の思いだ。ここ2試合勝ち星のなかった東京Vにとって、ここでの勝点「3」はどうしても必要だった。
4バックで挑んだ前節・愛媛戦とは一変し、3バックに戻した理由はいくつかあった。愛媛のサイドを上手く崩せなかった反省、「3バックでより生きる」(ラモス監督)DF萩村滋則の6試合ぶりの復帰、ゼ ルイスとディエゴが本調子ではなく運動量の負担を軽減するためなどが挙げられたが、役割が明確になったことで思い通りの戦い方をすることができた。

2試合の出場停止が明けたエース・フッキを中心に立ち上がりから押し気味に進め迎えた前半22分、そのフッキの左からのクロスがディエゴの頭にピタリと合い、強烈に突き刺して東京Vが先制。
 そして、水戸にとってこの試合を最も象徴していたとも言える痛恨の追加点が入ったのが前半32分だった。水戸のセンターFWが引いてボールをもらいに来たところへ出たパスをディエゴが上手くカットすると、素早く左へ展開。服部年宏がドリブルからライナー性のクロスを入れたところへ船越優蔵が滑り込んで押し込んだ。「象徴」というのは、水戸がプランとは真逆のサッカーをしたがために招いた、自分たちのミスによる失点だったこと。前回、前々回と東京Vは水戸の裏を狙ってよりゴール近くで勝負してくるシンプルな攻撃に苦戦を強いられてきた。水戸・前田秀樹監督はこの試合も同じゲームプランを頭に描いていたが、実際はFWがボールをもらいに下がり、ゴールから遠のいたところから仕掛けなければいけないという展開へと持ち込んでしまったため、構想は完全に崩れたのだった。2点目が入ると間もなく、水戸は早くも前半のうちから裏を突けるFW岩舘侑哉を投入し、プラン通りのサッカーへと修正を図った。

「2点リードで後半は無理もせず戦いきることができた」。服部の言葉に集約される通り、主導権を握りながらも決してリスクを冒さない展開が続いていたが、後半15分過ぎから水戸の修正が効果を発揮し始めた。塩沢勝吾、ビジュ、岩舘に次々と決定的なシュートを打たれる。しかし、「以前からの課題」と水戸の選手自ら認める決定力不足に助けられた部分もあり、失点には至らなかった。その後も水戸は決して諦めることなく積極的に攻めてきたが、逆に東京Vも今季初出場となるFW齋藤将基を投入し決定的な場面を迎えるなど最後まで攻撃の姿勢は崩さず、圧倒して水戸を退けた。「2−0の戦い方がきちんとできた」。経験豊富な服部も合格点をつけた。

試合前、GK高木義成が「『フッキ頼み』ではなく『フッキを使った』攻撃が理想」と話していたが、まさにその通りの内容となった。だが、得点を決めた船越も「満足してはいけない。今は1試合ごとに一喜一憂している状況ではない。どんな試合でもしっかりと勝点3を積み重ねていくだけです」と、すでに気持ちは次節(8/16vs鳥栖@鳥栖)へと向いている。
この先は総力戦となる。昇格への危機感をもった勝利への強い意欲で気持ちを1つにすることが、好結果をもたらすことは間違いない。


以上

2007.08.13 Reported by 上岡真里江
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