●アジア女子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
2007年8月12日(日)19:01キックオフ/国立競技場/4,119人
日本女子代表 5-0 タイ女子代代表
得点者:1'大野忍(なでしこジャパン)、30'永里優季(なでしこジャパン)、45'柳田美幸(なでしこジャパン)、47+分'澤穂希(なでしこジャパン)、89'阪口夢穂(なでしこジャパン)
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前試合のベトナム戦(6/4@ベトナム)で北京オリンピック出場権を獲得したなでしこジャパンが、ホーム国立競技場でタイを5−0で下し、予選最終戦を勝利で締めくくった。
この日のスターティングイレブンにはGK山郷、右サイドバックに安藤、中盤に原、FWに永里を起用し、大橋監督は先発メンバーの機会が少なかったメンバーでの組み立てを試みた。
先制点は、開始22秒。大野がドリブルで相手DFを振り切り、その右足を振り抜いた。このゴールで火がついた日本は一気に波状攻撃に打って出る。4分には安藤、柳田とつなぎ、クロスに澤が合わせる。この流れのうちに追加点を望む日本だったが、タイも失点のショックを払拭し、しっかりとプレスをかけてボールを止める。ゲームを完全に支配する日本は10分、酒井が左サイドから強烈なシュートを放つ。13分にはCKのチャンス。キッカーの柳田はファーサイドの澤の頭に合わせるがゴールはならなかった。19分にも澤のシュートのこぼれ球を酒井が拾ってゴールを狙うなど、日本の攻撃の勢いはどんどん増していく。
しかし、素早いパス回しを展開する日本に対して「ディフェンスラインを色々と試してみたい」とするチャナ・ヨットプラン監督の考え通り、タイも遅れることなく日本のスピードに対応していく。そしてもう一つ、日本を幾度となく苦しめたのはその巧みなラインコントロール。オフサイドの数は実に18回にも及んだ。
日本としても、もちろんこのまま封じ込められる訳にはいかない。30分、酒井からのパスを受けた永里がGKをドリブルでかわしてゴールを決めると、45分には安藤からのファーサイドへのクロスに柳田が頭でねじ込んだ。前半終了間際には大野のシュートをGKがこぼしたところを柳田が奪い、再び前線へ通すと、そこではフリーとなった澤が。そのクロスを落ち着いて頭で沈め、前半を4−0とした。
後半に入ると豊田に変えて宮間をサイドバックで起用。「昨年のアジア大会で15分程度やっただけ」という慣れないポジションに戸惑いながらも、柳田とスイッチしながら前線へボールを運ぶ。しかし攻めあぐねる時間が続き、全体的に間延びしきっていた57分、大橋監督は永里に代えて本来はMFである阪口をFWとしてピッチに送り出す。ヘディングの強さを期待されての投入だった。
66分、大野からパスを受けた阪口はドリブルからフィニッシュ、しかしGKに阻まれる。71分には原がGKを交わしてフリーに。決定的な場面であったが、放ったシュートはわずかボール1個分右へと逸れていった。攻めはするものの一向にボールが落ちつかない状況に、今度は宮本を投入。これにより、澤がようやく前線へ上がり始める。
日本が終始、圧倒的に攻め込むも、この時点になってもタイの足は止まることなく、必至に食らいついてくる。さらなる追加点が生まれたのは終了間近の89分、原のCKにDFを2枚引き連れながらも期待通りのヘディングで阪口が決めたものだった。23本ものシュートを放ちながらも5得点という決定力不足という問題は残ったが、時折訪れるカウンターにも磯崎を始めとした守備陣がそつなく対応し完封勝利。ホームで有終の美を飾った。
この予選を通して「気持ちがひとつに固まってきた」(磯崎)なでしこジャパンは、息つく暇なく、来月には中国で行われるワールドカップへ出場する。単なる五輪のアジア予選ではなく、常に世界を見据えて戦ってきたこの4ヶ月。これまでの成果を、世界の舞台で発揮してくれるに違いない。なでしこジャパンの戦いはまだまだ続く。
以上
2007.08.13 Reported by 早草紀子
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