■アジア男子サッカー2008最終予選(北京オリンピック2008最終予選)
8月22日(水)20:30/国立
U-22日本代表 vs U-22ベトナム代表
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・テレビ中継:テレビ朝日系列にて生中継18:19〜22:30(キリンチャレンジカップ vsカメルーンと2試合連続中継) ・NHK-BSにて生中継20:10〜22:30
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ついに北京五輪最終予選が始まる。28年ぶりに五輪出場を果たしたアトランタ五輪以来、3大会連続で出場を果たしている男子サッカー。何があろうとも、その流れを途切れさせるわけにはいかない。試合前日の記者会見で反町康治監督は「キレのある、ピチピチしたサッカーを見せることをお約束します」と言い、席を立った。U-22という若者らしくイキのいいサッカーもぜひ見たいところだが、何よりもまず勝利でスタートしたい。
対戦相手のレベルも2次予選からは格段に上がる。しかも予選方式がUAEと日本での集中開催だった前回大会とは異なり、ホーム&アウェイでベトナム、サウジアラビア、カタールと11月までかけて全6試合を戦う厳しい長丁場が待ち受ける。
そのスタート、U22日本代表はこの上ない逆境に見舞われた。直前合宿の前に正GKだった西川周作(大分)が、合宿中にはキャプテンを務めてきた伊野波雅彦(F東京)が負傷で離脱。ともに守備の要で、五輪アジア2次予選を通じて連携を熟成してきた選手たちだっただけに大きな痛手だ。だが、それでも時間は進むし、試合はやってくる。とにかく戦わねばならない時が来た。
試合前日練習は、慣例どおり冒頭15分のみの公開となった。そのため伊野波の離脱が明日のフォーメーションにどう影響するかは不明。選手たちにも、おそらく先発メンバーは告げられていない。今日の段階ではセットプレーの練習などで各自が先発かどうかを感じる程度だ。「3バックだと思う」と言った選手もいれば「4バックだと思う」と言う選手もいる。相手が1トップ気味にくれば4バックに、2トップであれば3バックにすることになるだろう。
対するU22ベトナム代表には、アジアカップでベスト8に進出したメンバーが11人(うち日本戦の先発は3人)も含まれている。フル代表と同じアルフレッド・リードル監督が指揮を執り、チームの方向性もフル代表とほぼ同じ。「アジアカップメンバーが11人いるとはいえ、先発メンバーは3〜4人。あとは交代要員に過ぎなかった」と全員のレベルが高いわけではないと強調するが、それだけの人数がアジアカップを経験してきていることはチームとして大きいはずだ。
五輪アジア2次予選では、レバノン、オマーン、インドネシアとともにC組を戦った。結果は4勝2敗。その2敗が共にアウェイ戦だったことは、明日の試合、日本にとっては好材料だ。
注目は先のアジアカップ、日本のオウンゴールを誘う左サイドからの鋭いクロスを放り込んだFW レ・コン・ビン(背番号9)。水本裕貴(千葉)と青山直晃(清水)は、どちらかが必ず彼に付くことを確認し合ったという。また、アジアカップのベトナム戦を経験した水野晃樹(千葉)が警戒するのは、マッチアップすることになるだろうMFグエン・ブ・フォン(背番号17)。中に入ってのシュートを警戒しており、「出来るだけ外に行かせるような守備をする」と対策を話した。ベトナムの基本システムは4−4−2。水野が警戒するサイドと前線を使った運動量豊富なカウンターが持ち味のチーム。「少しでも対応が遅れると危ない」と青山直は警戒を寄せている。
一方、日本のシステム、メンバーの詳細は現時点ではわからない。だが、出場が濃厚なGK林彰洋(流通経済大)はこう話す。「相手がどうくるかじゃない。自分たちのサッカーをすること。自分たちから崩れないことが大前提」。
水野は「アジアカップで戦って、実力的には100%日本が勝つと思った。自分たちのボール回しで相手を疲れさせたい」と言う。選手たちは、相手云々ではなく、自分たちの戦いをすることが勝利につながると信じている。
残念ながら今回は離脱してしまった伊野波も「組織力は、どの世代でも日本の持ち味。それを活かすためにもコミュニケーションをもっと取っていきたい」と言い、選手間でのミーティングをしたいとも話していた。その選手間でのミーティングは、試合前日もしくは当日に行われるという。2次予選5試合でキャプテンを務めた男の離脱は正直なところ痛いが、逆境こそチャンスと捉え先に進むしかない。
「内容よりも結果。その結果のためには、いいサッカーをしなくてはいけないし、いいサッカーの中でもこだわったサッカーをしていきたい」と合宿直前に伊野波が話していた。この初戦で何よりも欲しいのは結果。勝利を手に入れ、残る5試合への弾みとしたい。
以上
2007.08.21 Reported by 了戒美子
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★試合前日のU22日本代表選手コメント
★試合前日の反町康治監督(U22日本代表)コメント
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