8月25日（土）J1 第22節 名古屋 vs 大宮（19:00KICK OFF/瑞穂陸）
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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前節、横浜FM戦で０−３の２試合連続大量失点完封負けを喫した名古屋。今回は、ヨンセン、金正友に加えて、さらにCBの増川隆洋もケガ、MF中村直志は警告累積で出場停止と中心選手を４人も欠く厳しい状況での戦いを余儀なくされた。それでも前節、足を痛めていた杉本が惜しい場面を作り完全復活をアピール、またルーキーの巻佑樹がヨンセンの代役を務め、前線のターゲット役となる仕事を見せたほか、途中出場で長期離脱から復活ののろしをあげた玉田など、２試合無得点の攻撃陣にとって心強い材料はある。

GK楢崎正剛、DF大森征之、米山篤志、MF藤田俊哉のような「ベテラン」と言える選手が攻撃陣にはいない状況だが、だからこそ、若手攻撃陣の積極性が求められる。そこで重要になってくるのは守備。DFはCBに米山とルーキーの吉田、右SBに大森、左に阿部という、前節の増川退場後と同様のメンバーと予想される。そして攻守の舵取りをするボランチには、藤田。ここのメンバーを同じにすることで守備の安定感を高めれば、前節の前半のように攻撃にもスパイスが投じられるはず。

SBの大森や阿部、そしてワイドに展開する２列目左の本田圭佑と、右はおそらく片山奨典あたりが来るだろうか。これらの選手からのサイド攻撃が展開されれば、トップ下の山口の飛び出しや杉本のスピードも活きてくるはず。現に前節、本田らサイドの選手が攻撃参加している前半は、ゴールまであと一歩のチャンスとなる場面が多かった。今回も、若手の中でも試合経験豊富な本田が積極的に攻撃参加し、他の若手を奮起する役どころとなるプレーに期待したい。そしてチャンスを決める仕事を若手がこなせれば、この状況を打開できるはずだ。そしてそれは今後のチームの財産にもなる。

対する大宮も状況は深刻だ。今シーズンは第15節（6/16）新潟戦で３勝目を挙げてから勝ち星なしで崖っぷちの17位。中断期には監督の交代劇もあり、立て直しを図った。佐久間新体制の元、外国籍のFW選手を一気に２人獲得する補強を行い、新たなスタートを切る。しかし、１分のあと２連敗と結果を残せず、降格圏内脱出の１歩を踏み出せない状況だ。

しかし、この結果の中にも光明を見いだす材料はある。勝星がないものの、この３試合は毎試合得点している。佐久間監督が求めるサッカー「攻めるための守備」を考えた4-4-2での展開と、補強、選手起用、そして勝ちたいという強い気持ちが、少しずつチームを変えつつあるようだ。あとは新加入FWデニス マルケスと、U-20ブラジル代表の招集経験もある20才のFWペドロ ジュニオールをどう起用し、活かしていけるかというところになりそうだ。手探り状態ではあるが、強力な助っ人を得て、大宮の攻撃力がいつ爆発するのかが恐ろしくもある。

名古屋も大宮も連敗を止めるための「負けられない１戦」。どんな形でも１点取った方が勝つ。そんな試合になりそうだ。

以上