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【J1:第23節 横浜FM vs 磐田 プレビュー】高速プレッシングサッカーが激突。横浜FMは河合、磐田はエンリケ。組織サッカーの鍵を握るボランチ対決に注目!(07.08.29)

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8月29日(水)J1 第23節 横浜FM vs 磐田(19:00KICK OFF/三ツ沢)
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※オートプレーの為、実際のメンバーと異なる場合があります。また一部選手はエディットして作成・追加しています。ご了承ください。
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 前節、広島と引き分けて連勝こそ4でストップしたものの、リーグでの連続無敗記録を10としてチーム歴代4位タイまで伸ばしている横浜FM。実際に得点を挙げている選手や代表組など露出の多い選手が注目を浴びがちだが、この好調の影には一人の「いぶし銀」の存在がある。

 その名は河合竜二。今季はここまで全試合に先発し、183cmの長身で中盤の壁として敵のハイボールを跳ね返したと思えば、衰えない運動量で攻撃陣のフォローに顔を出し、的確なさばきで攻撃に新たな角度をもたらす。そして河合が存在が効果的なのは、ボールサイドのプレーばかりではない。広島戦で象徴的だったのが、右サイドバックの田中隼磨に「上がっていいぞ」と合図を送り、何度も前に送り出していた場面。しっかりとスペースの空き具合を判断し、周りを動かして自らがカバーする。ときには最終ラインに入ってプレーする時間帯もあるが、中澤佑二、松田直樹とのトリオといえば、2004年のチャンピオンシップで国内の頂点に立ったときのバックラインの組み合わせ。ひとつひとつのプレーでもコンビネーションの面でも経験豊富な安定感が光る。

 現在、横浜FMの目指すサッカーでは、ハイプレスからタイミングよくスピードアップし、少ないタッチでサイドを衝いていくプレーが生命線。どこに人数をかけるかという判断を誤ると、逆にできたスペースから相手に一気のカウンターをくらうことになる。次の磐田戦ではお互いのプレースタイルがぶつかり合い、ショートカウンターの応酬となる可能性も高い。広島戦の後、「今日と同じことを繰り返してはいけない。もっと自分たちからアクションを起こして、自分たちの流れに持っていきたい」と語っていた河合。磐田戦では、スペースのコーディネーターともいえるボランチの役割に注目したい。

 横浜FMはここまで3試合連続して同じ先発メンバー。広島戦では後半途中に山瀬幸宏に代えてマルケスを投入したことで攻撃が活性化されて同点ゴールにつながっただけに、中2日で臨む磐田戦で変更があるとすればサイドのMFになる可能性は高い。そして実は磐田はリーグ戦5連敗中と相性の良くない相手。かつての同僚、川口能活がゴールを守った試合でもまだ勝利を挙げていないということになる。今回は実りつつあるプレッシングサッカーでなんとかジンクス破り、上位戦線に食らいつきたいところだ。

 一方、磐田でも注目の存在はボランチにいる。第21節から加入したブラジル人のエンリケだ。彼の加入ととともに磐田は中盤に3枚のブラジル人ボランチを並べる布陣にシステム変更。スピードに任せて相手ゴールへと押し寄せるような破天荒な迫力を少し抑える代わりに、きちんとしたポゼッションから相手の嫌なところを見抜く大人のサッカーを織り交ぜようとしている。3人のボランチの中でも、中央に位置するエンリケがチームの舵取り役として、どうやって横浜FMを止めてくるのか。そこから、横浜FMと相性の良い前田遼一へのラインが磐田の突破口となるに違いない。

以上
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