●キリンチャレンジカップ2007 -FIFA女子ワールドカップ中国2007に向けての壮行試合-
8月30日(木)19:03〜/国立/1,952人
なでしこジャパン 0-0 カナダ女子代表
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9月になでしこジャパンが出場する「FIFAワールドカップ中国2007」に向けた壮行試合が8月30日、国立競技場で開催された。(壮行試合は9月2日に、ブラジル戦がフクダ電子アリーナでも開催される)。
ワールドカップにむけたテストマッチとなるこの試合の対戦相手の初戦は、対格差があり、同じくワールドカップ出場を目前にするカナダ。スタメンの平均身長を比べると5cm以上の差、(日本は161.9cm、カナダは167.5cm)。体重差も11.2kg(日本54.5kg、カナダ65.7kg)。体格差のある相手に、「ボールを失わず、相手とのコンタクトをできるだけ避けながら、ボールを動かしてシュートまで持っていくこと」「コンタクトした場合に、そこをいかにいいシュートを打たせないようにするか」ということをポイントに挙げた大橋監督。そのために「主導権を握ったサッカー(大橋監督)」をすることも重要になってくると語った。
結果は、0−0のスコアレスドロー。
なでしこジャパンは10本、カナダは14本のシュートを放ちながらも、そのチャンスを決めることができなかった両チーム。
試合後、「カナダは高さを武器に一試合を戦った。日本はパスワークをしながら90分間戦った。そのなかで、自分たちのボールを失うことで、相手の高さを充分に消しきれなかった部分があった。その一番の原因はコーナーキックの数が多かったこと。それによって非常に苦戦した」と振り返った大橋監督。
選手たちからも多くの課題が挙げられた。
まず得点が挙げられなかったことについて。「最終ラインとボランチでボールを持ちすぎた」「もっと早く展開してもよかったのではないか」などといった点があがった。
「思ったほど前からプレスにこなかった(岩清水)」相手に対して、最終ラインでボールを持つことが出来るがために、前へのアクションが遅くなってしまったと振り返る。
守備の面で言えば、失点はしなかったものの、相手に決定的なシーンをつくらせなかったわけではない。加えて、多くのCK、FKのチャンスを与えてしまったことも、DFの反省点としてあがった。体格差のある相手を止めるとき、いかにファウルをせずに止めることが出来るかも課題となってくるだろう。
一方で、収穫もあった。「サイドからの崩しが出来たところが収穫(大野)」というように、右サイドバック近賀からのクロスでゴール前を脅かしたことは、自信につながった。
そして、多くの課題が具体的になったことこそが、何よりの収穫といって良いだろう。
さて、試合終了後の国立競技場では、両チームの選手一人ひとりにブーケが手渡され、選手たちは笑顔を見せた。同時にスタンドに集まった観客からは「いってらっしゃい」というメッセージを込めた拍手がおくられた。
次は9月2日、フクダ電子アリーナでブラジルとのテストマッチが行われる。残された時間はあとわずか、ワールドカップまで、あと2週間を切った。万全な準備で臨みたい。
以上
2007.08.31 Reported by 日々野真理
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●キリンチャレンジカップ2007 -FIFA女子ワールドカップ中国2007に向けての壮行試合-
9月2日(日)16:00〜/フクアリ
なでしこジャパン vs ブラジル女子代表
-スコアボード速報はこちら-
TV放送予定:日本テレビ(地上波)26:50〜28:00 関東ローカル/(CS)G+ <9月3日>18:00〜20:00
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