9月1日(土)J1 第24節 F東京 vs 神戸(18:30KICK OFF/国立)
-ゲームサマリーはこちら-
-第4ターン最終節!J1グランプリ投票締切迫る!土曜18時まで!-
----------
真夏の6連戦は、いよいよ最終局面を迎える。F東京はリーグ再開後、なかなか勝点を挙げられず苦しんできたが、前節広島戦で5−0の大勝を収め1勝4敗。チームの勢いは増している。対する神戸も2連勝の後、3連敗はしているものの、試合内容は決して悪くない。次節は9/15、16日開催と日程が空くだけに、この一戦で星勘定を整えたいところだ。
「前節は球際でしっかり競ったり、ボールを奪われても続けて追ったりしていた。それが、得点に繋がっている。結局は、そういうところで頑張れるかどうかが勝敗を分ける」(原監督)
F東京はここ数試合、選手の多くが「戦う姿勢」を口にしてきた。連戦の中でチームに根付いた、そうした姿勢が広島戦の大勝を呼んだ。ベースが出来上がり、センターラインも固まりつつある。
「チームの真ん中にいることで今野の勢いのようなものがチームに伝染する。今の赤嶺は元気。外す理由はどこにも見当たらない」(原監督)
赤嶺は、前線からの守備でチームを助ける。だが、バイプレーヤーに収まらず、FWの軸であることをゴールで証明している。
また本来の居場所に戻った今野は、水を得たように、攻守に走り続ける。「ボランチに入った時は、守備の時も前に出て行く必要がある。前線の2人だけだと、少ないし両サイドが頑張るにも限界がある。僕が前に出て行くことで攻撃も、守備も厚みが生まれる。それが本来の東京のスタイルだと思う」(今野)。
今野が攻守に絡むことで、チームの推進力が増した。その今野の活躍を後押ししたのが、栗澤だった。この170センチの小さな体でチームを支えるキーマンに指揮官やチームメイトも賞賛の言葉を送る。「今野が前に出て行ったとき、栗澤がそれをカバーしてくれた」(原監督)。「クリ(栗澤)には負担が掛かったけど、上手くやってくれた」(金沢)。チームを繋ぎとめるリンクマンが果たす役割は大きい。神戸は、前線が流動的に動くチーム。急所を埋める栗澤の働きは欠かせないはずだ。
神戸は前節、首位浦和に対して1−2で惜敗。ボッティを出場停止で欠いたものの、試合内容では浦和にも引けを取らなかった。神戸にさぼる選手はいない。前線からのハードワークが、厳しいJ1リーグを戦うチームの土台となっている。中盤の底からゲームを組み立てるボッティが今節復帰し、「動くチーム」は更に活性化されるはずだ。リーグ中断期間に浦和から移籍してきた酒井はすでにチームにフィットしている。中盤から攻守に気の利く選手として重宝されている。
注目は、F東京からレンタル移籍期間延長中のFW近藤祐介。前線でムービングを繰り返し、DF陣を広げてスペースを生み出す動きを得意とする。大久保嘉人、レアンドロは、近藤の空けたスペースを上手く突いてゴールを量産している(ともに11ゴール)。「神戸は、勢いに乗せると怖いチーム。チーム全体で戦う。その激しさが特徴だと思う」と、原監督は神戸の前線からのチェイシングと、奪ってからの縦に速い攻撃に警戒を強める。
6連戦の締め括りは、聖地国立決戦。明日午後6時半、キックオフの笛は鳴らされる。
以上
2007.08.31 Reported by 馬場康平
J’s GOALニュース
一覧へ【J1:第24節 F東京 vs 神戸 プレビュー】真夏の6連戦ラストは国立決戦!F東京勝利のキーマンは170cmのリンクマン!(07.08.31)













