10月10日(水) 2007 ヤマザキナビスコカップ
G大阪 1 - 0 鹿島 (19:00/万博/8,157人)
得点者:57' 遠藤保仁(G大阪)
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先発が予定されていたMF寺田が試合当日朝の練習中に足首をねん挫するアクシデント。急遽、MF安田がスタメンに起用される。今季、先発出場を果たした全ての試合で左SBを預かってきたMF安田だが、「あまり形を変えたくなかった」という西野監督の考えにより、6日の柏戦同様、左SBにはMF橋本を据え安田はいつもより高い位置、左の攻撃的MFのポジションに。FW播戸をはじめ、MF二川、MF家長と、高さこそないが、個で打開できるテクニシャンとともに、前線を預かる。
試合前「ホームでは失点しないこと。その上で先に点を獲って相手にプレッシャーをかけたい」と橋本が話していたように、『アウェイゴール』を意識してのことだろう。序盤から前線を含めた全員の守備意識の高さが感じられる、攻守にバランスのとれた展開。もちろん、点を穫らなければ勝てないことも承知の上。ボールを奪ってからは、前線に高さのあるターゲットがいないこともあるが、ボールと人を細かく動かしながら『らしく』繋いで攻め上がり、鹿島ゴール前までボールを運ぶ。27分、37分と右サイドのDF加地から二度にわたって低めのクロスがドンピシャのタイミング、速さで放り込まれるが、つめた安田がダイレクトで狙ったシュートは「力みすぎた」ため大きく枠をそれる。以後も、中盤を支配したG大阪は『無失点』への意識もあってのことだろう。セーフティにミスなくボールを動かしながら、ここぞというタイミングで一気に攻め立てる、といったゲーム運びを見せるが、前半はゴールを奪えず、スコアレスで折り返す。
後半も「取り急ぐな!」という西野監督の指示通り、攻め急ぐ感じは見受けられない。相手の攻撃をうまく封じながらボールを奪い、攻撃に入っても、相手のプレスが強ければ、一旦、ボールを最終ラインまで戻して攻撃を組み立て直すといった緩急のある攻撃を続け、好機を伺う。
そんな中、PKのチャンスを得たのは57分のこと。二川からのパスを受けた安田が放り込んだクロスから相手DFにハンドの判定。キッカーは、もちろんMF遠藤。判定に対してのイザコザで蹴るまでにやや時間があったが、早々に小脇にボールを抱えてゴール前で待機していた遠藤は、落ち着いてボールをセットする。57分。ホイッスルの瞬間、相手GKの動きをぎりぎりまで見極めた中で放たれたボールは、GKが飛んだ方向とは真逆の方向へ。G大阪が待望の先制点をものにする。
その後も危なげなく試合を進めたG大阪は、最後まで攻守のバランスを崩すことはなく。82分に疲れの見えた安田にかえてDF中澤を投入。3バックにシステムを変えてからは、より『無失点』を意識した戦いを徹底する中で、手堅く試合を進めていく。結果、1−0。巧くチャンスを作り出しながらも、流れの中で奪ったゴールがなかったという点については、ややもったいなかった気もするが、それでも、攻守にバランスよく戦い、全員の意思統一が感じられるサッカーで手堅く『前半』の戦いをものに。ある意味『大人びた』印象さえ感じられる落ち着いたサッカーで、アウェイでの『後半』の戦いに繋げた。
以上
2007.10.11 Reported by 高村美砂
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