10月13日(土)J2 第45節 鳥栖 vs 仙台(16:00KICK OFF/佐賀)
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「鳥栖が今年のサッカーをどのように行なってきたか、これからの戦いで決まる」と岸野監督は自らに言い聞かせているようだ。「相手がどこであれ、まずは鳥栖のサッカーを行い、結果を残す」(同)事が大事だと、選手全員が異口同音に口にする。
あらためて、鳥栖のサッカーを確認しよう。
鳥栖は、松本監督(現サガン鳥栖GM)を迎えてから、「前線からプレスをかけるスタイル」を培ってきた。岸野監督に引き継がれても、そのスタイルは変わらない。いやっ、むしろ「前線から追い回す」(岸野監督/鳥栖)ことが激しくなった感がある。それに「奪ったボールをつないでゴールまで持っていく」(同)ことを徹底して行なってきた。それが昨季の戦績につながった。そのスタイルは、今年も継続している。
しかし、第4クールに入った鳥栖には、そのスタイルの結果が伴っていない。5試合勝利から見放されているうえに、8試合連続して失点中である。クラブ史上、最高位の結果を残した昨季と第4クールを迎えた勝点は今季も同じ54だった。しかし、4試合を消化した時点で、昨季は勝点を7上積みしたのに対して、今季は2しか上積みできていない。失点も昨季は3失点だったのに対して今季は8失点と昨季の面影は全く無い。岸野監督が、冒頭の言葉を語ったことが今のチーム状態を言い表している。
その変貌振りの大きな要因は、「連携ミスによってボールを奪われる」ことに尽きる。
今年の鳥栖も良く走っている。インターセプトも良く狙っている。終了間際まで、ボールを全員が追っている。しかし、失点が多く思うように勝点を上積みできないでいる。昨季と比べても得点数(第44節終了時点で50得点)は変わらない。
しかし、失点が15点も増えている。(第44節終了時点 昨季43失点に対し今季は58失点)「まずは失点しないこと」と岸野監督が何度も繰り返すはずだ。
今節は、昇格争いを演じている仙台を迎える。仙台はロペスを中心に強力な攻撃陣を擁している。今季は、第17節に鳥栖スタジアムで1-0と競り勝ってはいるが、先制点のチャンスはクロスバーにはじかれたロペスのシュートだった。
ロペスだけではない。今季の3試合で鳥栖から奪った8得点のうち、4得点は萬代が挙げている。梁も中島もゴールを奪っている。
両サイドMFが縦横無尽に動き、好機と見るとFWを追い越してでもゴールを狙うことが、鳥栖に対してできていた。その潜在能力は脅威であることには変わりがないが、第34節以降、1得点以上挙げた試合はないことも事実。第34節以降は失点を喫した試合では、引き分けか負け試合となっている。4位に付けているとはいえ、ひと時の好調さの面影は無い。迎え撃つ鳥栖も失点を喫した時の勝率は極端に低くなる。
互いに「失点せずに得点を狙う」ことが、今節に求められる。言い換えると「先取点がどちらに入るか」で、勝負が決すると言っても過言ではない。
鳥栖は、攻撃の中心となるロペスをどのように押さえ込むかに注目したい。対戦相手によってはマンマークを用いて、相手の良さを消した岸野監督。ボランチに入る衛藤がその役目を担うのかもしれない。相手に仕事をさせないことでは、サイドDFの鐡戸も日高も実証済みである。この3人での受け渡しが、ターニングポイントになるに違いない。
前線には、得点ランキング3位につける藤田がいる。奪ったボールをどのような形で預けることができるのか・・・。
ボランチの高橋、サイドMF高地の運動量とセンスに大きくかかわってくる。怪我から戻ってきた尹晶煥の投入時間帯も大きなポイントである。岸野監督の采配で、今節の勝敗の行方が決まるといえる。
「試合は勝つために行い、シュートを打つためにプレーを続ける」ボールを奪った瞬間に攻撃に変わり、選手は常にシュートを狙う。ミスをしたくてプレーをする選手はいない。シュートをはずしたくて打つ選手もいない。
残り試合が少なくなったこの時期、サッカー観戦の醍醐味を少し変えていくほうが良い。
「記録に残るプレー」と「記憶に残るプレー」を見極めよう。
サッカー観戦通になるコツだと思うから。
だからサッカーは面白い。
以上
2007.10.12 Reported by サカクラゲン
J’s GOALニュース
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