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【AFCアジア/アフリカチャレンジカップ2007 日本 vs エジプト】10/15練習レポート:大久保、播戸、前田…。期待のFW陣はブレイクするのか? それぞれの個性を発揮してゴールを奪いたい攻撃陣(07.10.15)

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10月17日(水)AFCアジア/アフリカチャレンジカップ2007 日本 vs エジプト(19:30KICK OFF/長居
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★TV中継:テレビ朝日系列(地上波)、BS朝日で10月17日(水)19:04〜21:30生中継!、NHK-BS:18日午前0:05〜0:50(録画ダイジェスト)
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 17日のエジプト戦(大阪・長居)に向けて14日に集合した日本代表。初日は普通のトレーニングではなく、いきなり佐川急便との練習試合(結果は0−0)だった。昨年にはサウジアラビア到着直後の深夜0時半からトレーニングを行ったこともあるオシム監督だけに、合宿初日のゲームなど、サプライズに値しないのだろう。 

 2日目の15日は12対6、4対2のパス回しなどからスタート。メンバーやビブスの色を変えながらの9対9も行われた。この練習では3バックがFWをマンマーク気味に守り、攻撃陣はクサビを使いながら2列目に飛び出させる形を確認していた。これがエジプト戦対策かどうかは不明だが、選手たちは2日後のゲームに意欲を高めている様子だった。
 決定力不足解消の切り札として期待される大久保嘉人(神戸)、播戸竜二(G大阪)らも得点を決めるなど、コンディションはよさそうだった。彼ら2人に前田遼一(磐田)、巻誠一郎(千葉)、矢野貴章(新潟)らを含めたFW陣のスタメン争奪戦は今回、熾烈を極めそうだ。

 オシム監督は通常なら、ポストプレーヤータイプとスピードタイプのFWを組み合わせた2トップを採用することが多い。前者の代表が巻と矢野、後者の代表が大久保と播戸。前田は両方OKのオールラウンダーだ。
 現時点で巻と矢野の評価はほぼ同じと見ていいだろう。9月のオーストリア遠征では、オーストリア戦(7日)で矢野が先発し、スイス戦(11日)には巻がスタメンだった。そのスイス戦では巻が相手を追い詰める2点目を挙げ、途中出場の矢野も劇的なロスタイム弾を決めて勝利をもぎとった。その後のJリーグでのプレーを見ても、巻は得点こそないが千葉の6連勝に大きく貢献。矢野は鹿島戦で40mドリブル独走ゴールを決めるなど、ひと際光る動きを見せている。

 加えて今回は前田という選択肢も出てきた。前田は8月のカメルーン戦(大分)で大久保、田中達也(浦和)とともに3トップに挑戦。巧みなボールコントロールで確実にポスト役をこなした。ボールが収まるFWという意味では巻や矢野よりも上。Jリーグ後半戦でも4点を奪うなど、ゴールという結果も残している。それだけにオシム監督が前田を選択することも十分、ありえるのだ。

 一方、スピードタイプの大久保と播戸もそれぞれ好調である。大久保はJリーグ後半戦に入ってから5得点をマーク。貪欲にゴールを狙い続けている。彼のスピードとドリブル突破力は8月のカメルーン戦でも実証されたが、オシム監督は彼の精神的に切れやすい部分を危惧していたとみられる。その不安定さは完全に解消されたわけではないが、それでも今年の大久保にはメンタル的な成長が見て取れる。今回は日本代表ノーゴールの汚名返上を心に期しているに違いない。

 播戸は最近のJで見る者を唸らせるスーパーな活躍をしている。今月6日の柏レイソル戦では負傷交代したバレーに代わって登場し、貴重な同点弾を挙げた。さらに先週のJリーグヤマザキナビスコカップでも勝負を決定付けるアウェーゴールをゲット。そのキレ味鋭い得点能力とスピードで鹿島守備陣を翻弄していた。「チームではマグノ(アウベス)とバレーがいるから、なかなかコンスタントにプレーできないけど、チャンスが来たら得点だけを狙っている」と本人も言う。そんな粘り強さとタフな精神力が代表復帰につながったのだ。アジアカップ直前の負傷でビッグトーナメントを棒に振った悔しさを彼自身、晴らしたいと強く思っているはずだ。

 FW陣の誰が出ても、求められるのは得点に他ならない。9月のオーストリア遠征ではFW陣に得点が生まれたからよかったが、今年の日本代表は高原直泰(フランクフルト)へのゴール依存度が高かった。3月のペルー戦(日産)、6月のモンテネグロ戦(エコパ)、アジアカップでの4得点と2007年通算で6ゴールを挙げた。8月以降は負傷もあって代表招集を見送られているが、短期間でのゴールラッシュは見事だった。が、高原に匹敵するFWが出てこなければ、日本の得点力アップは望めない。巻も「スイス戦では個人的にもしっかり勝負できたし、点が取れたのも収穫。今回もバランスを考えつつ状況に応じてそういうプレーができればいい」と語り、さらなる飛躍を期している。彼らにはエジプト戦で高原に一歩でも近づくような「存在感」を示してほしいものだ。

 FW陣がつぶれ役になりながら、遠藤保仁(G大阪)や中村憲剛(川崎F)ら中盤が点を獲る形も必要だ。エジプト戦に招集された山瀬功治(横浜FM)や藤本淳吾(清水)は前の選手を追い越してシュートを打つプレーも得意。特に山瀬には8月のカメルーン戦で見せた鋭いロングシュートの再現に期待がかかる。遠藤や中村憲もコンスタントにピッチに立っている割には、流れの中からのゴールがない。所属クラブではそれぞれボランチに入っている2人だが、代表に来たら違う役割を求められることは分かっているはず。今年最後の国際Aマッチでは、2007年の総決算に相応しい得点を見せてもらいたい。

 加地亮(G大阪)が「来年からのワールドカップ予選ではまたゴール前を固められる。どうやってフィニッシュを決めるかは大きな課題。ペナルティエリア手前の仕掛けを工夫したりして、中と外の両方から崩していくことが大事」と話すように、的確なチャンスメークも必要だ。点を取るパターンを1つでも2つでも増やし、来年へとつなげること。それもエジプト戦の大きなテーマだ。
 選手たちにはそれぞれの持ち味を存分に発揮し、結果を出してほしい。

以上

2007.10.15 Reported by 元川悦子
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