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【ヤマザキナビスコカップ:決勝 川崎F vs G大阪】G大阪優勝報告会レポート:優勝を手土産に地元に帰った選手たち。ヤマザキナビスコカップ初戴冠の喜びをサポーターと分かちあう。(07.11.03)

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11月3日(土) 2007 ヤマザキナビスコカップ 決勝
川崎F 0 - 1 G大阪 (13:39/国立/41,569人)
得点者:55' 安田理大(G大阪)

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寒風が漂う、阪急北千里駅前広場 ディオス北千里「出会いの広場」。今か今かと主役たちの登場を待ちわびる人、人、人…。その数1,000人。青と黒の縦縞のユニホームを着たサポーターたちだ。

午後8時47分。国立での激闘を終え、ヤマザキナビスコカップで初の栄冠に輝いたG大阪の一団が姿を現すと、一斉に歓声が沸き起こった。そして、選手同様、国立から戻ってきたばかりのスタジアムDJ千石氏が「優勝報告会」の開催を告げた。

さっそくチームカラーの青い法被を着た西野監督、佐野社長、實好主将らが、鏡開きを行う。その横では、マグノアウベスが工事用のコーンと見間違えるほどの大きなクラッカーを鳴らす。飛び出す紙ふぶき。歓声がさらに大きくなった。

最前列のサポーターからもらった花束を片手に西野監督が、ベンチ前で見せる険しい表情とはうって変わって、にこやかに優勝報告を行った。

「今まで関西に、この(ヤマザキナビスコ)カップを持って帰って来られなかったが、ガンバが大阪に初めて持って帰って来ました。この喜びをみなさんと分かち合いながら、休むことなく、リーグ戦、天皇杯も一丸となって頑張っていきたい」

この日ゲームキャプテンを務めた山口が「これまで、ここで(パブリックビューイングで)試合を見た皆さんには、何度も残念な思いをさせたことが僕らの中で気になっていました。やっといい報告ができます。これからまた天皇杯と、リーグ戦も可能性がありますので、また応援よろしくお願いします」と、試合中相手選手とぶつかって腫らした顔を手で押さえながら挨拶した。

バレーが優勝カップを掲げる。その横でスキンヘッドのシジクレイの顔がほころぶ。播戸がカメラを手にサポーターを撮影する。どの選手も笑顔、笑顔だ。

 「ニューヒーロー賞とMVPの安田です(笑)」
 
プロ初ゴールが貴重な決勝点となり、MVPを受賞した安田がマイクを握った途端、これまでのまじめなムードが一転した。「今日は北千里からの応援、届いていました。これからももっといい成績が出せるよう頑張ります」。特設ステージの上には「YUSUDA」の横断幕も。「安田最高」と書いたプラカードを手にするサポーターもいる。

最後の締めは、やはりこの男だった。ムードメーカーの播戸が開口一番、「元気ですかぁ〜」と、アントニオ猪木ばりに大声を張る。「今から僕がゴールを決めたときにする、パフォーマンスを一緒にやりましょう。ただし、今日は『バーン』に変えて、『ガンバ』バージョンでやります」とサポーターに呼び掛ける。

「1、2、3、ガンバぁ〜」

その瞬間、会場のボルテージは最高潮となった。

「バンザイ!バンザイ! ウィ〜ン、ガンバ」

午後9時10分。最後は万博で勝利の後に行う、万歳三唱と「WINガンバ」で締めくくり。2年前の屈辱を晴らしたG大阪が、サポーターと喜びを熱く分かち合った。

以上
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