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【AFCU-19選手権予選 前半戦レポート】順当に2連勝したU-18日本代表。しかし、引いた相手を崩すための課題は横たわる(07.11.11)

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11月6日から始まったAFCU-19選手権予選。グループEの試合はタイのバンコク(スパチャラサイ・スタジアム、他)で集中開催されている。日本はチャイニーズ・タイペイ(6日)、モルジブ(8日)、ミャンマー(12日)、ラオス(14日)、タイ(18日)と対戦。グループ2位以上(3位となった7チーム中で最も成績が良い1チームも)が、来年サウジアラビアで行われるAFCU-19選手権への出場権を手にすることが出来る。そして、その大会が2009年のFIFAU-20ワールドカップ(エジプト)に繋がる。

ここまで2戦を終えて2勝の日本。結果は順当だが、内容はこれまで日本がアジアで直面するものと同様。格上の日本に勝つために、引いて守ってカウンターで勝機を狙うという対戦相手。ゴールをこじ開けるのに日本が手を焼けば焼くほど、相手は少ないチャンスを信じてモチベーションを高めてくるから余計にやりにくくなる。中途半端な戦いをしてしまえば、どの相手とも0−0で引き分けてしまう可能性はある。もちろん、身体能力の高い選手も少なくないので、日本が絶対に失点しない保証はない。ココまでの2戦を振り返ってみよう。

●11月6日(火)/タイ・スパチャラサイスタジアム
 U18日本代表 3−1 U18チャイニーズ・タイペイ代表
 得点者:33分 チャイニーズ・タイペイ、53分 水沼宏太(横浜FMユース)、75分 白谷建人(国見高)、83分 山崎亮平(磐田)

6日のチャイニーズ・タイペイ戦は、前半33分にセットプレーの流れから先制点を許すが、後半に3ゴールを挙げて勝利した。前半の内容は自陣に引きまくるチャイニーズ・タイペイに、ペナルティエリア付近まで当たり前のように攻め込む日本という予想通りの展開。しかし、確実にシュートを打とうという意識だけではゴール前に密集する相手を崩しきれない。ペナルティエリア付近で繋いでからシュートを狙うが、2タッチでプレーしていては最後の場面で相手にクリアするチャンスを与えてしまうだけだった。そして、カウンターを防いだときに与えたFKから失点した。ゴールを決めた後、チャイニーズ・タイペイのMFチャンが逆エリアのベンチに喜んで駈け戻るスピードと姿に、彼らにとっての日本の存在の大きさを感じた。

前半の失点がいい教訓になった日本は、ポゼッションの質に縦の意識とダイレクトプレーの意識が加わって、53分に水沼(横浜FMユース)が同点ゴールを決める。U-17日本代表でもアジア1次予選で最初にゴールを決めたのは水沼だった。そして、75分には後半から出場した白谷(国見高)、83分に山崎(磐田)が決めてチャイニーズ・タイペイの金星の夢を砕いた。大事な初戦でキャプテンマークをつけた金崎(大分)は、「代表チームでキャプテンマークをつけるのは初めて。チームをしっかりと引っ張って行こうという気持ちが芽生えたし、責任を感じた。前半の失点はチームにとっていい教訓になると思う。先制されてある程度焦りは感じたけど、逆転する力が自分たちにあることは信じていた。後半はボランチの位置でボールを繋ぐだけでなく、縦にボールを入れたり、前に飛び出したりする動きを増やしたことで、攻撃がシュートまで繋がったと思う」と話した。


●11月8日(木)/タイ・スパチャラサイスタジアム
 U18日本代表 1−0 U18モルジブ代表
 得点者:44分 比嘉厚平(柏U18)=PK

「チャイニーズ・タイペイ戦から中1日なので、コンディションも考慮したし、選手をテストする必要もあった」(牧内監督)という日本は、先発を5人を入れ替えてモルジブ戦に臨んだ。第1戦の教訓を活かした日本は、決定機の数を増やし守備の水漏れもなくす内容で試合を進めたが、ガッチリ引いて守るモルジブゴールをこじ開けるのには手を焼く。グループEの最大のライバルであるタイがモルジブから3点挙げており、日本としてはそれ以上の得点でタイにプレッシャーをかけたいのだが、ネットは揺れない。そして、ようやく掴んだチャンスはPK。前半終了間際に比嘉(柏U18 )のドリブル突破がPKに繋がった。昨年、AFC U-17選手権の大一番(イラン戦)でPKを外した比嘉が、今度は左に決めてようやく先制。FIFA U-17ワールドカップではメンバーから外れた比嘉。身体は大きくないが、魅力はアグレッシブなドリブル突破。この武器を活かしてU-18日本代表への定着を目指しており、その意思がゴールに繋がった。

後半もアグレッシブにモルジブゴールを狙う日本だが、確実に不足しているのは1タッチプレーとその精度。そして、3人目の動きだった。宮澤(室蘭大谷高)、金崎、水沼と投入していくのだが、結局、後半はノーゴール。比嘉のPKによるゴールが虎の子の1点となった。攻撃面の課題に関しては、意識を高めながら精度を上げていくしかないのだが、残り3試合で1回でも多く、そのプレーを発揮してくれることを求めたい。試合翌日の練習は、無意識に足元でボールを止めることをなくして、パスコースを向く、広いエリアを意識するなど、意図を持ったボールの受け方、止め方を徹底する内容で行われた。技術の精度で足りない部分は、所属チームに戻ってから高い意識を持って磨くことになるが、日本選手は一定以上の技術を持っているので、意識を徹底することでプレーをある程度変えることはできるはず。まずは、12日のミャンマー戦で進化を見せてほしい。

以上

2007.11.10 Reported by 松尾潤

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★【AFC U-19選手権大会 予選】U-18日本代表チームメンバー
/jsgoal_archive/japan/youth/

★AFCU-19選手権予選 グループE 今後の試合予定(現地時間)
・11月12日(月)18:30/タイ・スパチャラサイスタジアム
 U18日本代表 vs U18ミャンマー代表
・11月14日(水)18:30/タイ・スパチャラサイスタジアム
 U18日本代表 vs U18ラオス代表
・11月18日(日)16:00/タイ・ジャパニーズスタジアム
 U18日本代表 vs U18タイ代表
※各グループの上位2チームおよび3位となった7チーム中で最も成績が良い1チームが、2008年にサウジアラビアで開催予定の決勝大会に進出。

★AFCU-19選手権予選の試合記録・ニュースは日本サッカー協会公式サイトでご覧ください。
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