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【J1・J2入れ替え戦 広島 vs 京都】広島プレビュー:非公開練習にして集中を高めた広島。心をひとつにして、逆転J1残留へ。(07.12.08)

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12月8日(土)J1・J2入れ替え戦 広島 vs 京都(16:00KICK OFF/広島ビ
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試合前日練習後のペトロヴィッチ監督(広島)コメント
試合前日練習後の柏木陽介選手・平繁龍一選手(広島)コメント
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 ペトロヴィッチ監督は、就任して初めて非公開練習を決断した。ヨーロッパでの監督キャリアを含めても、初めてのことらしい。
 「特別な練習は何もやっていない。ただ、この状況では何かを変えたかった」と指揮官は言う。実際、練習終了後の指揮官の表情は、どこか晴れやかだった。自分は「やるべきことをやる。迷わない」という表情だった。記者団の「スタメンは決めたのか」という質問に対し「まだ、2つのポジションは決めていない。明日、決めて選手には伝える」と語ったが、彼の表情からは「決断した」男だけが見せるスッキリとした雰囲気が見てとれた。また、決断したからこその非公開練習だったのだろう。

 何をどう決断したのか。メンバーを変えるのか変えないのか、戦術を変えるのか変えないのか。それは、ペトロヴィッチ監督にしかわからない。ただ、彼はその過程で、何度も第1戦のビデオを見返し、考えに考え、さらに昨日は1時間にもわたって選手たちと議論を行った。その過程の中で、ペトロヴィッチ監督は自分の考えを固めたのである。

 16時から約90分の練習を終えた頃、報道陣が練習場である広島ビッグアーチに招き入れられた。明々と輝く照明塔のもとで、選手たちはクールダウンを行い、そして次々と引き上げてくる。その表情は、一様にすっきりとした表情だった。いつもは快活に話す森崎浩司は「今日は話したくない。ノーコメントです」といいながら、そこには深刻なものはなく、肝を据えた男だけが見せる表情になっていた。ペトロヴィッチ監督に抜擢され、彼の薫陶(くんとう)を得て育てられた槙野智章は「監督の笑顔をずっと見ていないし、監督にバースディプレゼントを渡してもいない。明日は、監督に笑ってもらいたいし、サポーターとともに笑いあいたい」と力強く語った。いつも冷静な下田崇も「明日はペース配分など、考えなくていい。ガムシャラに戦い、倒されてもまた起き上がって、立ち向かっていけばいい」とまなじりを決した。最後の一戦に賭ける男たちは、今、ひとつの目標に向けて熱くなっている。

 勝つ、という意気込みが焦りに変わり、逆に京都の術中にはまる恐れも、もちろんあるだろう。有利なのは初戦に勝利した京都であることは、疑いない。引き分けでも十分、相手の意気込みを逆手にとって1点とれば、昇格を手元にぐいっと引き寄せる、という想いもあるだろう。ヨーロッパ・チャンピオンズリーグでのホーム&アウェイでの戦いを見ても、初戦に勝利した方が二戦目も有利なことは、間違いない。まして、初戦の試合内容から考えれば、広島の逆襲は難しいと考える方が自然だろう。

 しかし、これはサッカーの戦いである。足でボールを扱うことによるプレーの不安定さ故に、スポーツの中でもっとも不確実性が大きくなるのが、サッカーだ。この2日間、1時間にも及ぶ議論と非公開練習というカンフル剤を、指揮官は打った。そのことによってチームがひとつにまとまれば、もともとは力のある選手たちである。広島のサポーターの力を借りながら、大きな仕事をやってのけてくれるかもしれない。

 クラブ初の非公開練習は、2003年9月22日。翌日に、J1昇格戦線への生き残りをかけた新潟戦を控えた時だった。そして翌日、広島はチームとサポーターが一体となり、退場者を出したにもかかわらず、1−0で勝利した。同じ歓喜を、明日、迎えるためには、あの時のようにサポーター力が必要となる。クラブは明日の試合、入場料を大人1000円、小中高生100円に設定し、さらに関係各所に協力を依頼して、JR横川駅と広島市西区のショッピングセンター・アルパークから運行されているシャトルバスを無料化した。ぜひ、明日は広島ビッグアーチに来場し、選手に熱い力を与えてほしい。決戦は、16時キックオフである。

以上

2007.12.07 Reported by 中野和也
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