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・日本代表メンバー / 岡田武史監督コメント / 日本代表各選手コメント
「大きなケガ人も出ず、全員が試合に出られる状態で終わってよかった。31人がいい雰囲気で合宿できて満足している。目指すべきサッカーについても、選手たちは同じ絵が描けているようだ。今はまだ頭でやっている感じがあるが、こなれてくると思う」
岡田武史監督は15日から9日間にわたって鹿児島県指宿市で行ってきた日本代表候補合宿をこう総括した。確かに「接近・展開・連続」のキーワードの意味を選手たちはよく理解した。ジーコ・オシム監督時代からの主力である加地亮(G大阪)も「岡田さんのやりたいことは十分認識できた」と断言していた。練習を通じてボール回しのスピードがアップし、選手同士の距離感が良くなるなど、短期間ながら確かな前進が見て取れた。
その反面、指揮官の言うように「まだ頭でやっている」という印象も根強く残った。選手たちは19日の鹿屋体育大との練習試合でテストした4−3−3、22日の九州学生選抜戦でテストした4−1−3−2の両システムに対する戸惑いを感じさせし、ボランチ1枚を置いた中盤のバランスに苦慮していた。九州学生選抜戦の1本目のように、細かいパス回しで相手を食いつかせる「接近」にばかり頭が行き、肝心の「展開」からゴールに持っていく形もうまく作れないこともあった。まだまだ修正すべき部分は数多くあるのだ。
9日間で出た収穫と収穫を26日のチリ戦、30日のボスニア戦(ともに東京・国立)、そして南アワールドカップへの第一歩となる2月6日のタイ戦(埼玉)にどう結びつけていくのか。岡田監督に選ばれた25人の選手たちにはさらなる前進が求められる。
指宿合宿もいよいよ最終日の23日を迎えた。「休みからは何も生まれない」というポリシーを持つオシム前監督であれば、おそらく前日出た課題を徹底的に復習する内容になっただろうが、岡田武史監督は疲労困憊の選手たちのコンディションを重視。ランニングやフットバレーなどの軽いメニューにとどめ、負荷をかなり軽くした。
最初の走りでは川口能活(磐田)や中澤佑二(横浜FM)らベテラン勢が矢野由治フィジカルコーチとともに先頭を走り、チームを引っ張った。九州学生選抜戦で足を削られた青山直晃(清水)だけは全体練習に参加せず、ジムで調整したが、30人の選手たちは最後まで集中してトレーニングにのぞんでいだ。
フットバレーでは5人1組の6チームで優勝を争った。最終的には坪井慶介(浦和)、駒野友一(磐田)、山岸智(川崎F)、羽生直剛、今野泰幸(ともにF東京)からなるグループが勝利。昼食時に表彰を受けたという。この後、彼らは入念にストレッチを消化。指宿合宿の全メニューが終了した。
そして注目のキリンチャレンジカップ2戦に挑むメンバー発表は昼食時に行われた。岡田監督によれば「食事の後、今後のスケジュールを確認し、それから残るメンバーを1人1人発表していった」という。結果的に生き残ったのは、当初予定より若干多い25人。オシムジャパン時代からの主力である川口、中澤、鈴木啓太(浦和)、遠藤保仁(G大阪)らは順当に選ばれた。大激戦といわれたFW陣も、高原直泰(浦和)を筆頭に6人が残された。彼らには今後も「ゴール」という明確な仕事が求められる。
逆に落選したのは、西川周作(大分)、青山、安田理大(G大阪)、水野晃樹(千葉)のU−23世代4人と、徳永悠平(FC東京)、田代有三(鹿島)の新顔2人だった。2月6日のタイ戦までの準備時間が少ないことを勘案した指揮官が「既存のコンビネーション」を重視したものと見られる。安田や田代は合宿を通じて将来性の高さとスケール感の大きさを示したが、今回は「経験値」という壁に阻まれる格好となった。それでも岡田監督は「落とした選手のレベルが低いとかではないし、1つのチームだと思っている。残念だが、モチベーションを落とさずにやってほしい」と今後の奮起に期待を示した。
選手たちは23日午後に解散。24日からは東京で再びトレーニングをスタートさせる。岡田ジャパンの南アワールドカップへの道のりはここからが本番。明日以降はセットプレーの確認など、実戦に必要なより細かい部分が突き詰められていくようだ。
いずれにしても、サッカーは点が入らなければ勝てない。いかにゴールに至る形を作るか。その命題はオシムジャパン時代から全く変わっていないのだ。「接近・展開・連続」もあくまでゴールを目指すための手段。次の東京合宿では指宿合宿で学んだこの理論を今一度整理して、実戦の場で確実に表現していく必要がある。「やっぱりゴールへ至る最後のところが一番の問題だと思う。まだフィニッシュのパスとか突破とか工夫が足りない。単にボールを回しているだけじゃなくて、相手に威圧感を与えるような攻めを増やさないといけない」と加地も話していた。
岡田ジャパンに与えられた時間はそれほど多くないが、できる限りのレベルアップを目指すしかない。まずは26日のチリ戦が1つの正念場となる。彼らの挑戦はこの先もまだまだ続いていく。
以上
2008.01.23 Reported by 元川悦子
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