1月30日(水)キリンチャレンジカップ2008 日本 vs ボスニア・ヘルツェゴビナ(19:20KICK OFF/国立)
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26日のチリ戦ではゴールに向かう積極性を発揮しきれず、初陣を飾れなかった岡田ジャパン。明日30日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦(国立、19時20分キックオフ)こそは是が非でも点を取って勝利し、1週間後に迫った2010年南アフリカ ワールドカップ・アジア3次予選初戦・タイ戦(2月6日19時20分キックオフ、埼玉)につなげなければならない。
チリ戦から中3日。日本代表は控え組vs筑波大との練習試合やサイド攻撃の精度を高めるトレーニングなどを行って、ボスニア戦への準備を進めてきた。28日の練習では、高原直泰(浦和)と巻誠一郎(千葉)の2トップの背後に中村憲剛(川崎F)、大久保嘉人(神戸)、遠藤保仁(G大阪)を配する新たな構成をテスト。岡田武史監督も「1つのバリエーションとして考えている」と語っており、急きょ非公開にした29日の前日練習でもこの組み合わせに磨きをかけたと見られる。
大久保はチリ戦で4本の決定的場面を外し、チームメートの中澤佑二(横浜FM)に「嘉人が決めていれば…」と苦言を呈されたが、アグレッシブにゴールを狙いに行く姿勢で膠着状態に陥っていたチームを変えたのは間違いない。彼を2列目から飛び出させることによって、新たな得点パターンが構築できる可能性は大いにある。指揮官の大胆なチャレンジは見ものだ。
タイ戦への準備試合として設けられた「キリンチャレンジカップ2008」の2連戦のラストとなるのが、30日のボスニア・ヘルツェゴビナ戦だ。ボスニア・ヘルツェゴビナといえば、イビチャ・オシム前監督の母国。明日のゲームには急性脳梗塞から驚異的な回復を見せた老将が自らスタジアムに訪れる予定。ファンに向けてビデオメッセージも流されることになっている。オシム前監督に育ててもらった岡田ジャパンの大半のメンバーにしてみれば、いい試合内容で恩師を喜ばせたいという思いは強いだろう。
そのボスニア・ヘルツェゴビナとは2006年ドイツ ワールドカップ直前の2月、ドルトムントで対戦しているが、結果は2−2(レポート: /jsgoal_archive/japan/news/a/article/00029982.html )。日本は相当な苦戦を強いられた。高原が先制するなど前半は主導権を握ったが、後半に入ってから前がかりになったボスニア・ヘルツェゴビナの攻めに翻弄され、守備が混乱。両サイドから次々とクロスボールを入れられ2失点を食らった。後半ロスタイムには中田英寿の劇的なゴールで同点に追いついたが、内容的にはかなり厳しかった。
そのゲームで得点したスパヒッチ(ロコモティフ・モスクワ)が今回も参戦している(背番号5、DF)現役時代はスペインリーグで通算100ゴール以上挙げている名FWだったメホ・コドロ監督も「当初考えたメンバーを招集できなかったが質は問題ない。いい結果が出せると思う」と前向きなだけに、決して侮れない。岡田ジャパンとしては2年前のように先々に不安を残すような内容ではなく、確固たる自信と手ごたえを得る試合にする必要があるのだ。
今の日本代表に求められているのは「ゴール」と「勝利」にほかならない。岡田監督も「明日はミスを減らして最後のシュートまでどれだけ持っていけるのか。そこを楽しみにしている」と前日会見で語っていた。
だがチリ戦を振り返ると、選手たちは「接近・展開・連続」の理論に縛られ、中盤でのパス回しを最優先に考えすぎていた。結果としてアタッキングゾーンに侵入する場面がほとんどなく、30分すぎに高原がシュートを放つまで得点機は皆無だった。
それゆえに今回はまず泥臭く点を取ることを最優先に考えるべきだ。時には細かいパス回しにこだわらず、シンプルに前線に蹴り出してもいい。セットプレーからの得点をしつこく狙っても構わない。そのくらいの柔軟性を持たなければゴールは奪えない。
現在の手詰まり感を打破してくれそうのが大久保である。チリ戦で4つのビッグチャンスを外した後、本人は悔しさをむき出しにしていた。「次こそは点を取る」と新たな意気込みも持っているはずだ。今のチームにいちばん必要なのはガムシャラになれる選手。それは岡田監督も分かっているだろう。実際、指揮官が初めて日本代表を率いた97年フランス ワールドカップアジア最終予選の時も、中山雅史(磐田)や北澤豪(解説者)ら闘争心を前面に出せる選手たちを次々と起用。絶体絶命のピンチを乗り切った。大久保には偉大な先人たちのような力強い仕事を期待したい。
大久保ら2列目からの飛び出しを増やすためには、2トップでしっかりとタメを作らなければならないし、チリ戦で何回か見せたような中盤での素早いパス回しも必要になってくる。今回も先発しそうな内田篤人(鹿島)と駒野友一(磐田)の両アウトサイドもよりアグレッシブに攻撃参加し、精度の高いクロスの上げなければいけない。とにかく、思い切った攻撃を仕掛けること。それがゴールをこじあける重要なポイントになるのだ。
もちろん、守備陣にも落ち着いた仕事が要求される。チリ戦では危ない場面がそれほどはなかったが、2年前の試合でも分かる通り、ボスニア・ヘルツェゴビナには一発がある。安易に相手をバイタルエリアに侵入させたら失点に直結する。相手のよさを徹底的に消して、確実に無失点に抑えること。そのくらいの安定感をしっかりと示したい。
明日の国立競技場では15時50分(予定)から当日券が約6000枚販売される。平日夜の寒い中でのゲームになるが、タイ戦前の最後の重要な一戦となるだけに、できる限り多くの人に足を運んでもらいたい。選手たちには気迫溢れるパフォーマンスで人々を感動させる勝利をつかんでほしいものだ。
以上
J’s GOALニュース
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