3月1日(土)ゼロックススーパーカップ 鹿島 vs 広島(13:35KICK OFF/国立)
-ゲームサマリーはこちら-
-国立へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
-
★当日券あります!詳細は>>【こちら】
----------
★広島プレビュー
2008年元日の天皇杯決勝。鹿島アントラーズは東京・国立競技場でサンフレッチェ広島に2−0で完勝し、新たな年の幕開けを飾っている。そして明日3月1日、彼らは同じ国立競技場で、同じ広島と新シーズン最初のタイトル「ゼロックススーパーカップ」を戦う。
オズワルド オリヴェイラ監督が送り出すスタメンも2ヶ月前と全く同じ。GK曽ヶ端準、DF内田篤人、岩政大樹、大岩剛、新井場徹、MF小笠原満男、青木剛、野沢拓也、本山雅志、FWマルキーニョス、田代有三という昨季終盤で公式戦12連勝(天皇杯決勝を含む)を達成した面々だ。
この2ヶ月の間に内田と田代は日本代表デビューを飾り、精神的にも大きく成長した。小笠原、本山らベテランもギリギリまで自分自身を追い込み、1年間走れる体を作ってきた。気がかりなのは、2月の日本代表中国遠征中に左ひ骨筋健炎に見舞われた岩政の状態だけ。だが、昨季、あれだけの闘志あふれるパフォーマンスを見せた男が多少のケガや試合勘の欠如でへこたれるわけがない。明日の一戦では元日の再現を期待していいだろう。
2007年は2冠を獲った鹿島だが、2008年シーズンはさらなる飛躍を期している。J1・天皇杯連覇はもちろん、Jリーグヤマザキナビスコカップにアジアチャンピオンズリーグ(ACL)と次なるタイトル獲得を目論んでいるのだ。今回のゼロックススーパーカップはその登竜門。ここでいい内容の勝利を挙げ、3月から始まるJリーグとACLの連戦に勢いをつけたいところだ。
就任2年目となるオズワルドオリヴェイラ監督は1月末から新シーズンに向けたチーム作りをスタートさせたが、宮崎キャンプでもその後の鹿嶋でのトレーニングでもやっていたのはフィジカル強化。「ホントに走りばっかりでした」と小笠原も苦笑したほどだ。テストマッチも2月15日の宮崎キャンプ最終日のホンダロック戦(8−1で勝利)と24日の水戸ホーリーホック戦(3−0で勝利)の2試合だけ。それだけ負担の大きなトレーニングを消化したのに、現在の離脱者は右足関節捻挫の興梠慎三と右太もも肉離れの金古聖司の2人だけ。開幕前から選手が揃わなかった昨季のことを考えれば、今年はかなり順調な仕上がりだといえる。
とはいえ、選手たちの疲労は今、ピークに達している。27日の紅白戦を見ても全体に体が重かった。主力組の連携も今ひとつで、マルキーニョスと田代のFW陣にはゴールがなかった。「今日は横パスが多かったかな。代表組が戻ってきて間もなくて、前と後ろの連携も少なかった。ロングボールで田代に合わせる形も増やしていかないといけない」と本山も攻撃のバリエーション不足を感じたようだ。それでも彼らには昨季を戦った確固たるベースがある。わずか2ヶ月でその基盤が揺らぐことはないはずだ。ゼロックススーパーカップという実戦を通して、鹿島らしい多彩な攻撃パターンを取り戻したい。
中でも注目は、東アジア選手権3試合にフル出場した田代。「代表に残りたいという気持ちが前にも増して強くなった。そのためにも鹿島でしっかりやることが大事。韓国戦では何もできなかった。クサビに入れても前を向けない。韓国の選手は体の使い方がうまかった。この経験を生かさないと意味がない」と新たな闘志が沸いてきたようだ。クラブ11冠を全て知る柳沢敦がチームを離れた今、彼はFWの大黒柱としての重責を担わなければならない。その第一歩を踏み出す得点を広島から奪いたいものだ。
内田も攻撃の起点として大きな期待がかかる。思い起こせば、元日の広島戦で先制点を挙げたのは彼だった。あのゴールが岡田武史監督にインパクトを与え、日本代表レギュラー定着のきっかけになったといえる。まだ19歳だが、今までのように「単なる若手」とは周囲も見てくれない。日本を背負って立つ選手としてチームをリードするようなパフォーマンスを見せてほしい。
彼らフレッシュな人材たちが活躍すれば、小笠原や本山、新井場、マルキーニョスらベテランも刺激を受けないはずがない。「目の前にある試合は全て勝つ。それは当たり前のこと。この試合でチームの和を高めていければいい」と新井場も強調していた。選手個々のコンディションにばらつきがある中でも内容ある勝利にこだわる…。それこそが常勝軍団のあるべき姿だ。今回もまた彼らは意地とプライドを示してくれるだろう。
燃えているのは主力選手だけではない。水戸戦で1.5列目に入り大ブレイクしたダニーロ、人生初のセンターバックに入った中後雅喜、新戦力の伊野波雅彦、笠井健太らも虎視眈々とチャンスをうかがっている。「今はダニーロが絶好調だから自分もいつどうなるか分からない」と田代は危機感いっぱいだ。本山も「(誓志)増田もゲームをコントロールできるようになってきたし、フナ(船山祐二)も練習から気合が入っている。ポジション争いは厳しい。自分は今年で11年目だけどアドバンテージはないし、1年1年が勝負。しっかりやらないといけない」と本山も初心に帰っていた。その競争の厳しさを糧にできれば、自ずから広島戦勝利は見えてくるだろう。
「オズの魔法使い」の異名を取る オズワルドオリヴェイラ監督が昨季2冠を獲ったチームをどう進化させられるのか。指揮官の手腕も興味深い。ゼロックススーパーカップは今季の鹿島を左右する一戦になるだけに、より多くの人々に国立競技場へ足を運んでもらいたいものだ。
以上
2008.02.29 Reported by 元川悦子
----------
★my clubのみどころは?新戦力は?「開幕直前!33クラブ別戦力分析レポート」
J’s GOALニュース
一覧へ【ゼロックススーパーカップ 鹿島 vs 広島】鹿島プレビュー:天皇杯決勝と全く同じイレブンで2008年初タイトルを獲りに行く鹿島。新シーズンのスタートを白星で飾れるか?(08.03.01)













