3月9日(日) 2008 J1リーグ戦 第1節
柏 2 - 0 磐田 (14:04/柏/11,210人)
得点者:10' 太田圭輔(柏)、82' ポポ(柏)
----------
●ポポ選手(柏)
「(ほかの選手とのコンビネーションについて)監督から言われていることをこなしながら、いい連携が取れたと思うし、とにかく勝てたというところでよかった。(得点場面の李選手のスルーは)試合が終わったあとにもチュンソン(李)と話をしたが、本当にチュンソンの頭の切れるプレーだったと思う。あそこでスルーしてくれて、自分が本当に打ちやすい状況を作ってくれたので、30%は彼のゴールだと思う」
Q:ああいうシュートは得意?
「ああいうプレーを石さん(石崎監督)からも求められているし、常に言われている。自分も得意だし、そういうプレーを認められてこのチーム来られたというのもあると思うので、今日1試合目からそういうチャンスがあって本当によかった」
Q:南が『練習であのボールを受けていてヤバイ』と言っていたが?「(笑)。自分も29歳になるので、その長いサッカー経験のなかで、練習もしたし、若いころから強いシュートは得意だった。最初は、強いけどもまっすぐいくだけで、GKに簡単に取られてしまうシュートだったが、練習を積んでいくなかで、ああいうGKの手前でちょっとブレるような蹴り方を覚えていった。本当に自分の理想どおりの蹴り方をすれば、GKにとっては難しいボールになると思う」
Q:Kリーグで得点王を取ったときもああいうゴールが多かった?
「あの年は8点をFKで取れて、他のゴールもエリア外というのが多かった。自分が相手チームにとって脅威だったかは分からないが、ゴールに近くなれば近くなるほどマークが厳しかったので、なかなかゴールに近いところでシュートを打つシーンを作れなくて、エリア外で自分がボールを持ったとき、スペースがちょっと空いたときにそういうシュートを打っていた」
Q:ブラジル代表について
「17歳ぐらいから国外でやっていたので、そのカテゴリーのところで国内で目に付くようなプレーはできていなかった。ただでさえ代表になるというのは相当難しいので、国を出てから今みたいな年齢になると、余計にブラジル代表というのは難しくなる。自分はそういう経緯で、代表に呼ばれるチャンスには恵まれなかった。
(Q:柏のユニフォームはセレソンと同じ黄色だが?)
それがちょっと気休めになります(笑)」
●大谷秀和選手(柏)
Q:キャプテンで開幕を迎えたが?
「まぁでもあまり、みんながキャプテンらしく扱ってくれないので(笑)。そういう意味では楽にやらせてもらっているので、助かっている。アシストの場面は、練習のなかで太田君をねらってというのはずっと言っていた。練習のときは太田君が結構オフサイドのラインを気にして、走らないというのもあったのが、今日は試合前に太田君の方からもねらってと言っていた。上手くいき過ぎたというのはあるが、あれは狙い通りだった」
Q:先制して落ち着いた?
「やっぱりうちはプレスと、先制すると非常に勢いに乗れるので、より前からもいけた。ただ、相手が10人になってから、今まで裏に抜けていたのが、やっぱりスペースがある分、みんな足元にもらいにきてしまった。前半に比べたら足元足元というプレーが多くて、ちょっと嫌な感じがしたけど、鈴木の達ちゃんが入ってからは、本当にシンプルに裏をねらってくれていたので、また裏っていう選択肢も出て、勢いに乗れたと思う」
Q:去年も同じ相手に同じ完封勝利だが、手ごたえは?
「去年に比べたら、やっぱり今年はキャンプからケガ人が多くて、あまり(人数が)揃わなくて。調整が遅れているというのも言われたりはしたが、今週に入ってから、石さん(石崎監督)はずっと『やっぱりやってても、見てても楽しいようなサッカーで、まず自分たちが楽しくやろう』というのを言っていた。先週の(練習試合の)山形戦なんかはあまりよくないゲームだったが、今週ずっとそれを言われていたことで、気持ち的にも楽だった。まず本当に原点に返って、やられてもいいから前からいこうというのを徹底できていたので、逆に開き直った部分もあった。今日はみんな本当に楽しくやろうというのを言っていたし、開幕で、キャンプで遅れているからという気負いもなく、普段どおりできたと思う」
●李忠成選手(柏)
「シゲさん(茂原)とももっと改善できると思うし、太田さんとか(菅沼)実とかも使ってナンボの選手だと思うので、自分もそうだし。もっとコンビネーションを高めていければ。今より悪くなることはシーズン中ないと思う。今がゼロだとしたら、5、10、20とか、絶対によくなっていく。毎試合毎試合、みんなでコミュニケーションを取りながら試合をしていけば、もっと強くなると思う。
(自身の動きについて)ポポが、つなぐよりもゴールゴールという感じで、ゴールの方ばかり向いていたので、自分がトップ下のところでボールをもらって展開してから、中に入るという感じだった。そういうわけで、少し中に入るのが遅くなってしまった。ポポが中に入ったりとかもしていたし。ポポもたぶん分かってくると思うので、自分も次からはもっともっと中に入れることが多くなるんじゃないかと思う」
Q:後半下がることが多かったが?
「ポポのプレーを、今日はこんな感じかなと思って、自分が下がった方がいいなということで、下がってから展開して中に入った。FWの位置で、前で張っていただけじゃボールは来ないし、中盤で特にパサーがいなければ。シゲさんとかは中盤でも、やっぱりボランチの位置なんで、ちょっと距離が遠いし、間のトップ下のところでパスが欲しかった。自分がトップ下役をやって、FWをやってという感じだった」
Q:ポポの得点場面のスルーは?
「相手も10人ということもあったので、余裕を持ってできた。あのスルーも、普通にできたけど、ポポのシュートがよかったから入ったと思う」
●茂原岳人選手(柏)
「(真ん中でのプレーについて)プレッシャーが、ライン際より360度来るので。(これまで)やってなかったので、難しかった」
Q:最後の方は思いのままに出来た?
「そうですね。(相手が)10人になったから。(真ん中と言われたのは)いつですかね。分からないけど、1週間前ぐらいですかね。まぁあんまりよくなかったですね。課題としては、求められているのはやっぱり攻撃のところだと思う。ちょっと今日は押し込まれる時間帯があって、ディフェンスに回る時間が長かったので、前に行った方がよさを出せるかなと。もっと前にガンガン出て行ったらいいと思う」
●田中誠選手(磐田)
「終始相手のプレッシャーに圧倒されてしまった。向こうはこちらの両サイドにボールを出させないようにして、僕らが縦にボールを入れてきたところを狙ってボールを奪いにきた。失点シーンについてもそうだが、全体的にマークの甘さがあったと思う」
●ジウシーニョ選手(磐田)
「退場になりゲームを壊してしまい、ファンの皆さんそしてチームメイトに大きな迷惑をかけてしまった。本当に申し訳なく思っている。このことを、メディアの皆さんを通じて伝えたい」
●川口能活選手(磐田)
「立ち上がりからチーム全体の出足が遅かったし、ボールに対する反応も弱かったと思う。集中しきれていない場面も多く、そこでミスが続発してしまった。次の試合までにしっかりと修正しなければいけないと思う」
●駒野友一選手(磐田)
「もっとコンビネーションを高めていかなければならないということがハッキリした。次の試合までの1週間でしっかりと準備をし、同時に相手チームについての研究も行い、結果を出すことでチームに勢いをつけていきたいと思う」
●萬代宏樹選手(磐田)
「敗戦については、相手がどうこうというよりもこちら側の問題の方が大きかった。もう少し自分達から積極的に動き出したり、ボール保持者へのサポートを厚くするなどする必要があった。今日は個人としてもチームとしてもバタバタしてしまっていたと思う。J1初出場だからといって特に気負いはなかったが、もっと周りを見る余裕を持たなければいけないとは感じた」
以上













