3月26日(水)2010 FIFAワールドカップ南アフリカ アジア3次予選 日本代表 vs バーレーン代表(23:20KICK OFF/バーレーン)
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過去のバーレーン戦を振り返ってみると、常に日本が苦戦していた印象が強い。
例えば、2004年アジアカップ準決勝(済南)の死闘などはその象徴だ。敗色濃厚だった後半終了間際、中澤佑二(横浜FM)の劇的な同点弾で3-3になり、延長戦で玉田圭司(名古屋)が決勝ゴールをゲット。日本が4-3で勝利し、これがアジアカップ2連覇の原動力となったのだ。
2005年3月のドイツワールドカップ最終予選・ホームゲーム(埼玉)も厳しい試合だった。イランに苦杯を喫した直後の大一番は、相手に徹底的に引かれて得点が取れずに苦しんだ。MFサルミーンのオウンゴールがなければ、日本は引き分けが精一杯だっただろう。サルミーンの名前は多くのサッカーファンの記憶に残っているに違いない。
続く2005年6月のアウェイゲーム(マナマ)は、立ち上がりから主導権を握り、小笠原満男(鹿島)の決勝点を奪ったが、それでも1-0が精一杯だった。中東の新興国・バーレーンの台頭はそれほど目覚しいものがあったのだ。
ドイツワールドカップ出場をほぼ確実にしたマナマでの決戦から3年。今月26日の2010年南アフリカワールドカップアジア3次予選第2戦で、日本はその宿敵と再び敵地で顔を合わせる。
バーレーンは目下、FIFAランク82位。3次予選同組のオマーン、タイより上に位置している。その数字はフロックではない。2月6日の3次予選初戦・オマーン戦(マスカット)でも、エースストライカーのA・フバイルの1点で確実に勝点3を確保しているのだ。2004年アジアカップ得点王のA・フバイルは大きく成長を遂げ、日本にオウンゴールをプレゼントしてくれたMFサルミーンも攻撃的MFとしてスケール感を増している。彼らの存在は岡田武史監督にとっても脅威となるだろう。
今回のバーレーンはA・フバイルら国際経験豊かな選手に加え、複数の帰化選手が入っている。それがナイジェリア出身のFWオクゥワンヌとMFファタディ、チャド出身のDFオマル、モロッコ出身のDFアイシュだ。彼らは瞬く間にチームの中核選手となっている。抜群の身体能力を誇るアフリカ系選手の存在は無視できない。彼らをいかに止めるか。それは岡田ジャパンにとって大きなテーマになるだろう。
そんな個性あふれる選手たちを率いるのが、「中東の魔術師」の異名を取るチェコ人指揮官、ミラン・マチャラだ。今から12年前、96年アジアカップ(UAE)でクウェートを率い、準々決勝で日本を撃破したのが、サプライズの始まりだった。その後、弱小だったオマーン代表を大躍進させ、2004年には日本と3度対戦。いずれも0-1で敗れているが、どの試合も日本を大いに苦しめた。特に最初の顔合わせとなったドイツワールドカップアジア1次予選初戦(2004年2月18日)は、久保竜彦(広島)のロスタイムの決勝弾がなければ、日本はまさかのドローを余儀なくされていたところだった。
2007年4月から指揮しているバーレーンでも、その老獪さと戦術眼、策士ぶりは健在だ。昨夏のアジアカップ(東南アジア4カ国開催)でも韓国を下すというサプライズを起こしている。今回も何をやってくるか全く分からないだけに、細心の注意が必要だ。
3次予選の大一番といえるバーレーン戦に向け、岡田ジャパンは隣国UAEに先乗りして、18日からトレーニングを行っている。20日に地元クラブ・アルナスルと練習試合を行った際には、1月の指宿合宿から積み上げてきた4バックの他に、中澤、阿部勇樹(浦和)、今野泰幸(F東京)を並べた3バックもテストしたという。
相手の2トップ(A・フバイルとオクゥワンヌ)とトップ下(サルミーン)が非常に強烈であるため、岡田監督は彼らを完璧に封じることを最優先に考えて、3バックの準備をしているようだ。が、バーレーンの布陣が3-6-1という情報もある。日本のシステムもまだ流動的といえる。
いずれにしても、相手のサッカースタイルは以前と同じように徹底した堅守から鋭いカウンターを繰り出してくる形だ。日本はボールを持たせてもらえるだろうが、ペナルティエリアに侵入するのは容易ではない。そこで簡単にボールを失ったら相手の戦術にはまってしまう。まずはミスのないパス回しをすることが肝要だ。サイドを広く使ったワイドな展開、相手の背後を狙う神出鬼没な攻めなど多彩なパターンを繰り出せれば、いつか相手の堅守にもほころびが生じる。忍耐強い試合運びが求められてくるだろう。
加えて、セットプレーもポイントになる。2005年3月の一戦で、サルミーンがプレゼントしてくれた1点は中村俊輔(セルティック)のFKから生まれている。ペナルティエリア付近からFKを数多く取れれば、それだけ得点確率は上がる。こういう試合では効率よくゴールを奪えるセットプレーを大事にしたい。
両者の実力差がどうなっているのか。3年ぶりの対戦はそれを図る絶好の機会となる。日本としては中東の新興国に強国の誇りを示さなければならない。
以上
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